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INTRO

手数料には、払う価値のある分とない分があります

グルメサイト、美容の予約サイト、宿泊予約サイト。業種は違っても、費用の構造はよく似ています。 月々の掲載費(固定)+ 予約や送客に応じた手数料(変動)という二階建てです。

そして、この費用の是非を判断するには、まず「その支出で、何を買っているのか」を分けて考える必要があります。 買っているのは大きく2つ。まだ店を知らない人との出会いと、予約を受ける仕組みです。 前者は自分で作るのが難しく、支払う価値があります。後者は、自分で持てます。

削るべきは、後者だけです

すでに店を知っている人、一度来たことがある人が、予約する手段が媒体しかないために媒体を通る。 このとき発生している費用が、本来は払わなくてよかった分です。 掲載をやめるかどうかの前に、ここがいくらあるのかを計算するのが先です。

なお、各媒体には掲載時の規約があります。媒体経由のお客様への案内方法や掲載内容の表記については、必ずご自身で最新の規約を確認したうえで進めてください。

CALCULATE

4つの数字を、今月分だけ出してみる

30分あれば出ます。この30分が、その後の判断を全部変えます。

① 媒体に払っている総額

掲載プランの月額に、当月に発生した送客・予約に応じた費用、オプション費用、キャンペーン参加費などをすべて足します。請求書の合計額をそのまま使ってください。「掲載費だけ」で見ていると、実態の半分しか見ていないことになります。複数の媒体に出しているなら、媒体ごとに分けて出します。

出るもの

請求書の総額(媒体ごと)

② 媒体経由の予約件数と売上

当月、その媒体を経由して入った予約の件数と、それによって生まれた売上。管理画面で確認できます。売上は、来店ベース(実際に来た分)で見るのが正確です。予約したが来なかった分を含めると、実態より良く見えます。

出るもの

件数と、来店ベースの売上

③ 1件あたりの獲得単価と、負担率

①÷②の件数で「1件あたりいくら払ったか」、①÷②の売上で「売上の何%を払ったか」が出ます。この2つが、判断の基準値になります。1件あたりの単価は、他の集客手段(広告、チラシ、紹介)と比較するときの共通の物差しになります。

出るもの

1件あたり◯円/売上の◯%

④ 媒体経由のうち、リピートの割合

媒体の管理画面では、初回利用と再利用がおおむね区別できます。再利用の件数 × 1件あたりの単価が、削れる可能性のある金額です。ここが月の総額の半分を占めているなら、掲載を続けたままでも費用を大きく圧縮できます。

出るもの

削れる金額の見込み

数字が出たら、こう読みます

見えた状態やるべきこと
リピート比率が高い自社の予約導線を作る(効果が最も大きい)
新規が大半・再来率が低いまず再来の設計。移行は後回しでよい
1件あたりの単価が他手段より安い新規獲得としては優秀。掲載は維持
負担率が売上の2割を超える利益構造が媒体依存。至急、並走を始める
複数媒体に出している単価の悪いほうから縮小を検討

ORDER

削る順番を、間違えないこと

この順番を守れば、売上を落とさずに費用だけを下げられます。

01

自社の予約の受け皿を、先に作る

受け皿がないまま掲載を縮小すると、行き場を失った予約が電話に殺到するか、そのまま失注します。まず、空き枠がその場で見えて、その場で確定する予約ページを用意する。ここが「フォームで送信、後日返信」だと、媒体の使いやすさに負けて誰も使いません。

02

掲載はそのままで、数か月並走する

この期間に、自社経由の予約がどれくらい入るかを観察します。数字が出る前に掲載を細らせると、比較する材料がなくなります。並走中も費用は発生しますが、判断の精度を買っていると考えてください。

03

リピーターを、自社側に寄せる

会計時の声かけ、QRカード、LINE公式アカウント、次回予約の案内。ここが移行の本体です。1回の案内では習慣は変わらないため、全スタッフが毎回同じように伝える運用にします。この徹底度が、削減額をそのまま決めます。

04

単価の悪い媒体から、一段ずつ下げる

複数の媒体に出しているなら、③で出した1件あたりの単価が悪いほうから縮小します。いきなり最下位プランや掲載停止にせず、一段だけ下げて翌月の新規件数を見る。記録しておけば、次の判断が数字でできます。

05

浮いた分を、自社の入口づくりに回す

削って終わりにすると、新規の入口が細くなっていきます。Googleビジネスプロフィールの整備、自店サイトの記事、SNS。どれも効き始めるまでに時間がかかるため、掲載を続けている今のうちから育てておくのが正解です。

06

繁忙期には、動かさない

年末年始、歓送迎会シーズン、行楽期。売上の山が来る時期にプランを変えるのは、賭けです。閑散期に一段下げて反応を見て、山の前には安定した状態にしておくのが安全です。

BY INDUSTRY

業種ごとに、削りやすさが違います

リピートの頻度と、来店周期の読みやすさで決まります。

💇

美容室・サロン

最も削りやすい業種です。来店周期が1〜3か月で読め、担当者との関係もできている。にもかかわらず、予約手段が媒体しかないためにリピートも媒体を通っているケースが多い。会計時の声かけと次回予約の運用を入れるだけで、比率が動きます。

🍽

飲食店

宴会・コースは移しやすく、一見客は媒体に頼る、という分け方が現実的です。常連の予約、法人の宴会、記念日の予約は自社で受けられます。一方、新規の発見は媒体と地図が強いため、そこは残す判断が合理的です。

🏨

宿泊

手数料の絶対額が大きい分、削減インパクトも大きい業種です。ただし媒体の集客力への依存度も高く、慎重な移行が必要。公式サイト経由の予約に特典を付ける形で、少しずつ比率を動かすのが定石です。

💆

整体・リラクゼーション

回数券や定期通院の性格が強いほど、自社化しやすい。通う前提のお客様が毎回媒体を経由しているなら、そこは真っ先に移せます。次回予約をその場で取る運用が最も効きます。

🐾

ペット・トリミング

来店周期が明確で、指名も発生しやすい。前回の記録をもとに「そろそろですね」と案内できる関係ができれば、媒体を通る理由がなくなります。

🏋️

ジム・スクール

そもそも会員制なら、媒体は新規獲得のみに使うのが自然です。継続利用の予約まで媒体経由になっているなら、それは設計の問題。会員向けの予約導線を用意すれば解決します。

PITFALLS

やってはいけない削り方

結果として売上を落とすパターンです。

01

受け皿がないまま、いきなり掲載を切る

決めてから探し始めると、準備が間に合いません。予約システムの設定にも、お客様への周知にも時間がかかります。切った翌月の予約が読めない状態を、自分で作ることになります。

02

規約を確認せずに、案内を出す

媒体には掲載時のルールがあり、媒体経由のお客様への案内方法についても定めがあります。不明な点は担当者に直接確認するのが確実です。知らずに触れると、掲載自体に影響が出る可能性があります。

03

自社の予約が、媒体より使いにくい

媒体の予約画面は、膨大な改善の積み重ねの上にあります。空き枠がその場で見えて、数タップで確定する。この水準に届いていない自社予約に、お客様は移ってくれません。

04

新規の入口を、同時に細らせる

掲載を下げた分の穴を埋める手を打たないまま数か月経つと、新規が目に見えて減ります。削減と並行して、地図・サイト・SNSの整備を進める。片方だけやると、費用は減っても売上も減ります。

05

全店・全媒体を、同時に動かす

複数店舗を運営している場合、全店で同時に変えると何が原因で数字が動いたか分からなくなります。1店舗で試し、結果を見てから広げる。これは移行に限らず、あらゆる施策の鉄則です。

自社の受け皿として当社が提供しているのが、予約・顧客管理システム「リピタス(RepiTas)」です。 Web予約とLINE予約に標準対応し、空き枠を見せてその場で確定できます。予約1件ごとの手数料はかからず、月額の定額制です。 来店履歴が自店に残るため、次回の案内を自分で出せるようになります。料金は月額11,000円〜、初期費用0円〜。

掲載を続けたまま並走で始められるので、「まず数字を取ってから判断したい」という段階でも導入できます。

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SERIES

シリーズ記事|媒体別・手数料の見直し

お使いの媒体に近いものから読んでください。

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FAQ

よくある質問

Q. 掲載をやめたら、新規のお客様は減りますか?
減ります。媒体は新規獲得の場として実際に優秀です。だからこそ、このページでは「やめる」ことを目的にしていません。すでに店を知っている人が媒体を経由している分——つまり、本来払う必要がなかった費用——を削るのが目的です。掲載を維持したまま利益率が改善するなら、それで十分に成功だと考えてください。
Q. 自社予約に移ってもらうのに、どれくらいかかりますか?
来店周期によります。1か月周期の業種なら数か月、半年周期なら1年以上かかることもあります。共通しているのは、一度の案内では移らないということ。会計時の声かけ、QRカード、LINEでの案内を重ねて、3〜4回の来店をかけて習慣が入れ替わっていきます。スタッフによって案内の有無が分かれると、その分だけ移行率が落ちます。
Q. 複数の媒体に出していますが、どれから減らすべきですか?
1件あたりの獲得単価が悪いものからです。本文の計算で媒体ごとに単価を出せば、順位がつきます。感覚では「有名だから」「昔から出しているから」という理由で残しがちですが、数字で並べると意外な順序になることがあります。
Q. 媒体の担当者に、値下げ交渉はできますか?
交渉の余地があるかは媒体と契約内容によります。ただし、自社予約という代替手段を持っている状態と、持っていない状態では、話の進め方が変わります。選択肢がある側のほうが落ち着いて相談できる、というのは一般的な話です。
Q. 自社の予約システムには、手数料はかかりませんか?
製品によります。予約1件ごとに手数料が発生するタイプもあれば、月額の定額制のものもあります。リピートの予約を移すことが目的なら、件数が増えても費用が変わらない定額制のほうが目的に合います。当社のリピタスは月額定額制で、予約1件ごとの手数料はかかりません。
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