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📖 このページは『電話が鳴り止まない店がやること|用件を6つに分けて、種類ごとに潰していく』の深掘り記事です。

INTRO

「通話時間」だけを見ていると、削る場所を間違えます

電話対応の負担を減らそうとするとき、多くの人は「早く話を切り上げる」ことを考えます。 しかし、実際に時間を食っているのは通話そのものではなく、その前後にくっついている作業です。 そして厄介なことに、この部分は記録に残らないため、負担として認識されにくい。

台帳を取りに行く数十秒、保留にして空きを探す1分、切ったあとにメモを台帳へ写す1分、聞き漏らして折り返す3分。 これらは全部、電話1本のコストです。 通話を1分短くするより、この前後をなくすほうが、はるかに大きく効きます。

このページの立場

電話の本数を減らす話は親ページで、 出られない時間の取りこぼし別ページで扱っています。 ここでは「出ている電話1本あたりの時間」だけに絞ります。本数が減らせない業態でも、こちらは今日から効きます。

BREAKDOWN

電話1本を、8つの工程に分ける

自店で何秒かかっているか、当てはめながら読んでください。

手を止めて、電話に向かう

施術・調理・接客を中断し、道具を置き、手を拭き、受話器のある場所へ移動する。店舗の作りによっては、これだけで30秒近くかかります。子機やスマホを持ち歩いていれば短縮できますが、それでも中断のコストは残ります。

対策 → 移動をなくす(子機・スマホ)

名乗り、用件を聞く

ここは短縮の余地がほとんどありません。急ぐと印象が悪くなり、かえって話が長引きます。削るべきはここではない、と最初に決めてしまってください。

対策 → 削らない

空き状況を確認する

奥の台帳を取りに行く、パソコンを立ち上げる、他のスタッフに聞く。ここが最大の削りどころです。手元の端末で今の空きが見えれば、この工程は数秒で終わります。保留のまま数分待たせている店は、ここだけで1本1〜2分を失っています。

対策 → 手元で即座に見られる状態にする

日時・人数・メニューを聞き取る

聞く順番が決まっていないと、行ったり来たりします。順番を固定するだけで、体感で3割ほど短くなります。加えて、聞き漏らしによる後の確認電話も防げます。

対策 → 聞く順番を紙に書いて貼る

復唱して確認する

ここも削らないでください。復唱を省くと、間違いが増え、当日のトラブル対応に何倍もの時間がかかります。短縮の対象外です。

対策 → 削らない

メモに書く

紙に書いて、あとで台帳に写す。この「あとで」が曲者で、忙しい日には溜まり、写し忘れると事故になります。通話しながら直接台帳に入力できれば、この工程は消えます。

対策 → 通話中に直接登録する

台帳へ転記する

⑥で書いたものを、正式な台帳に写す作業。1件1分としても、1日20件なら20分です。加えて、転記ミスによるダブルブッキングのリスクもここで生まれます。

対策 → ⑥と同時に済ませて、工程ごとなくす

聞き漏らして、確認の電話をかける

連絡先を聞き忘れた、メニューが曖昧だった、人数が不明。1件発生すると、通話・発信・不在・再発信で5分以上かかります。④の順番固定と⑤の復唱で、ここはほぼゼロにできます。

対策 → ④⑤を徹底して、発生自体をなくす

削るべきは、③⑥⑦⑧の4つ

②と⑤は削ってはいけません。①は環境で決まります。④は運用で改善します。 そして③⑥⑦⑧の4工程は、「予約情報がどこに、どう記録されているか」という一点で決まっています。 手元で空きが見えて、その場で登録できる状態になれば、この4つはまとめて消えます。

TODAY

道具を変えなくても、できること

紙の台帳のままでも、ここまでは短縮できます。

📋

聞く順番を、紙に書いて貼る

日時 → 人数 → メニュー → 名前 → 連絡先。この順番を固定すると、行ったり来たりがなくなります。スタッフによって順番が違うと、聞き漏らしの発生率も人によって変わります。電話のそばに1枚貼るだけで、全員が同じ流れになります。

📍

台帳を、電話のすぐ横に置く

当たり前のようですが、取りに行っている店は実際にあります。移動が発生するなら、置き場所を変えるだけで毎回数十秒が浮きます。複数人が同時に見る必要があるなら、そもそも紙が限界に来ています。

🗣

よくある質問の答えを、一覧にする

駐車場、所要時間、支払方法、子ども連れ、キャンセル規定。スタッフによって答えが違うと、確認のための保留が入ります。一覧があれば、誰が出ても即答できます。

保留は、30秒を上限にする

30秒を超えるなら「折り返します」に切り替えると決めておく。待たせ続けるのは、相手にとっても店にとっても損です。ただし、折り返しには不通のリスクがあるため、根本的には保留自体をなくすほうが良い。

✍️

メモの様式を、統一する

決まった欄のあるメモ用紙を用意すると、書き漏らしが減り、転記も速くなります。白紙にその都度書いていると、人によって書く内容がばらつきます。

🔁

最後に、次回の案内を一言

「次回からはこちらからも24時間お取りいただけます」。この一言は10秒ですが、来月の電話を1本減らします。今日の時間は短くなりませんが、続ければ本数が減っていきます。

SYSTEM

工程ごと消すなら、記録の場所を変える

③⑥⑦⑧が消えると、1本あたりの時間は半分以下になります。

工程紙の台帳手元で見られる予約システム
③ 空き確認取りに行く/保留その場で表示(数秒)
⑥ メモ紙に書く通話しながら直接入力
⑦ 転記あとで写す(1分)発生しない
⑧ 確認の折り返し聞き漏らしで発生必須項目で防げる
二重予約のリスク転記漏れで発生埋まった枠は選べない
01

スマホから開けることが、条件

パソコンでしか見られないシステムだと、③の「取りに行く」が残ります。電話を受けたその場で、手元の端末から空きが見えることが必須です。選ぶときは、管理画面をスマートフォンで実際に開いて確かめてください。

02

電話で受けた予約も、同じ台帳に入れる

Web予約とは別の場所に記録すると、二重管理になって事故が起きます。電話で受けた分を管理画面に入力すれば、Web・LINE経由の予約と同じ場所で管理されます。これで転記の工程が構造的に消えます。

03

入力項目が決まっていると、聞き漏らしが減る

必須項目が設定されていれば、埋めないと登録できません。これは制約ではなく、⑧を防ぐ仕組みです。人の注意力に頼らずに、確認の折り返しをなくせます。

当社の予約・顧客管理システム「リピタス(RepiTas)」の管理画面は、スマートフォンからも開けます。 電話を受けながら手元で空きを確認し、そのまま登録するところまでが1画面で完結します。 Web・LINE・電話のどこから入った予約も同じ台帳に集まるため、転記も突き合わせも発生しません。

料金は月額11,000円〜、初期費用0円〜。 操作の速さは説明を読むより触るほうが早く分かるので、まず管理画面のデモを開いてみてください。

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電話を用件別に分類して減らしていく考え方の全体像は、シリーズのTOPページでまとめて確認できます。

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FAQ

よくある質問

Q. 通話を短くしようとすると、印象が悪くなりませんか?
なります。だからこそ、削るべきなのは名乗りや復唱ではなく、その前後の作業です。台帳を取りに行く時間、保留にして待たせる時間、切ったあとの転記。ここを削っても、お客様の体験は一切損なわれません。むしろ保留が減る分、印象は良くなります。
Q. 紙の台帳のままでも、時間は減らせますか?
減らせます。聞く順番を固定する、台帳を電話のそばに置く、よくある質問の答えを一覧にする、メモの様式を統一する。これらは道具を変えずにできて、それなりに効きます。ただし、転記の工程と二重予約のリスクは紙のままでは消えません。
Q. 保留は、どれくらいまでなら許容範囲ですか?
明確な基準はありませんが、30秒を超えると相手は長く感じます。目安として30秒を上限にし、それを超えるなら折り返しに切り替えると決めておくとよいでしょう。ただし折り返しには不通のリスクがあるため、根本的には保留せずに済む状態を作るほうが確実です。
Q. スタッフによって、対応時間に差があります。
聞く順番と、よくある質問の答えが共有されていないことが原因であることが多いです。慣れているスタッフは頭の中に順番と答えを持っていますが、新しいスタッフにはありません。それを紙に書き出して全員が使える状態にすれば、差はかなり縮まります。
Q. 電話の本数が多い業態なので、1本の短縮では追いつきません。
その場合は、本数側の対策と両輪で進める必要があります。空き枠を公開して「空いていますか」の電話を消す、予約完了メールに情報を詰めて確認の電話を消す。本数の削減については、シリーズのTOPページで用件別に整理しています。
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