リピタス LINEで相談

📖 このページは『電話が鳴り止まない店がやること|用件を6つに分けて、種類ごとに潰していく』の深掘り記事です。

INTRO

「用意した」と「使われている」の間には、距離があります

Web予約の導入で最も多い誤算が、これです。システムは動いている。サイトにボタンもある。なのに、予約の8割は相変わらず電話。 店側からすると「なぜ使ってくれないのか」ですが、お客様からすると「そもそも意識していない」だけです。

人が行動を変えるには、①その手段の存在を知り、②一度試して、③問題なかったと感じる——という3段階が要ります。 告知は①しかカバーしていません。②と③をどう起こすかが、移行の本体です。

このページで扱わないこと

予約業務そのものの棚卸しや、90日の移行計画は別ページで扱っています。 ここでは「お客様の予約手段を、電話からWebへ移してもらう」という一点に絞ります。 システム側の準備が済んでいる前提で読んでください。

WHY NOT

移らない理由は、6つに分かれます

どれが多いかによって、打つ手が変わります。

🙈

存在を知らない

いちばん多い理由です。サイトの下部に小さくボタンがあっても、見ていません。お客様は店の情報を隅々まで読んだりしません。知らせる作業を、店側が想像している10倍やる必要があります。

😰

うまくできるか不安

特に初めての人は、途中で分からなくなったらどうしようと考えます。「1分で終わります」「入力は3項目だけです」といった具体的な情報が、この不安を下げます。抽象的に「簡単です」と言っても効きません。

本当に取れたのか不安

送信して終わり、何も返ってこない——これでは電話のほうが安心です。予約直後に確認が届くこと、そしてそれが「確定」であることが明示されていることが必須です。「追ってご連絡します」と書いてあると、確定ではないと受け取られます。

🗣

相談したいことがある

メニュー選びに迷っている、事情を説明したい。この人たちは電話でいいのです。無理にWebへ誘導せず、相談の電話として受けるほうが健全です。移行の目標に含めないでください。

📵

スマホを使い慣れていない

高齢の方に多い理由です。全員を移すことは目標にしないでください。ただし、家族が代わりに予約する、来店時に次回分を店で押さえる、といった形で電話の本数は減らせます。

🔁

単純に、いつもそうしているから

悪意も不満もなく、ただの惰性です。この層がいちばん大きく、そしていちばん動かしやすい。きっかけを1回作れば、次からは自分でWebを開きます。狙うべきはここです。

3 STAGES

知る → 試す → 定着

段階を飛ばすと、そこで止まります。

① 知る

置き場所を増やす、繰り返す

サイトのヘッダー、各ページの下部、スマホの画面下に固定、Googleビジネスプロフィールの予約リンク、レシート、ショップカード、店内の掲示、SNSのプロフィール、LINEのあいさつメッセージ。「1か所に置いた」で満足しないでください。お客様が店に触れるすべての接点に、予約の入口を置きます。

この段階の要点

接点の数を数える。5か所以下なら、まだ足りません。

② 試す

1回だけ、目の前で使ってもらう

ここが最大の関門です。効果があるのは「会計時に、その場でQRを読んでもらう」という一手。財布を出している数十秒は、1日でもっとも確実に話を聞いてもらえる時間です。その場で次回予約まで取ってしまえば、体験が完了します。帰宅後にメッセージだけ送っても、この段階は突破できません。

この段階の要点

会計時の声かけを、全スタッフの標準動作にする。

③ 定着

良い体験で終わらせる

1回試して不便だったら、次からは電話に戻ります。空き枠がすぐ見える、入力が少ない、確認がすぐ届く、変更もできる。この4つが揃っていれば、2回目からは何もしなくてもWebから入ります。逆に、ここが弱いと、どれだけ告知しても定着しません。

この段階の要点

自分のスマホで最初から最後まで通し、引っかかる箇所を潰す。

SCRIPT

案内する言葉を、決めておく

スタッフによって言い方が違うと、移行率はそのまま落ちます。

電話を受けたとき

「ありがとうございます。次回からは、こちらのサイトからも24時間ご予約いただけます。夜でも空き状況がその場で見られますので、よろしければ次はお試しください」
※ 電話を断るのではなく、次の選択肢を渡すだけ。今回はそのまま電話で受けます。

会計のとき

次回のご予約、こちらのQRからも取れるようになりました。空いている時間が見えますので、その場で選べます。よろしければ、いま読み込んでおかれますか?」
※ その場で読み込んでもらうところまでが1セット。渡して終わりにしない。

予約が取りにくかった方に

お電話が混み合ってご迷惑をおかけしました。サイトからでしたら、混んでいる時間でもそのままお取りいただけます」
※ 不便を感じた直後は、代替手段が最も受け入れられるタイミング。

営業時間外に着信があった方に

「先ほどはお電話をいただきありがとうございました。営業時間外でも、こちらからでしたらご予約いただけますので、次回よろしければ」
※ 折り返しの際に一言添える。実利がはっきりしているので通りやすい。

言ってはいけないこと

  • ×「電話での予約は受け付けておりません」——移行が終わる前に言うと、客が減ります
  • ×「ネットのほうが簡単ですよ」——抽象的で、不安のある人には響きません
  • ×「システムを導入しました」——店の都合であり、お客様の利益になっていません
  • 「24時間」「空きがその場で見える」「1分で終わる」——お客様側の利益を、具体的に

MEASURE

移行率を、毎月見る

数字がないと、案内を続ける動機が保ちません。

見る数字分かること
Web経由の予約件数/総件数移行率そのもの。毎月上がっているかを見る
電話の本数実際に負担が減っているか
営業時間外に入った予約数これまで取りこぼしていた分
予約画面を開いた数/完了した数途中離脱の多さ。画面に問題があるか
2回目もWebを使った人の割合定着しているか(体験が良かったか)
01

伸びが止まったら、原因は3つのどれか

告知が足りない(知られていない)、体験が悪い(試して戻った)、残っているのが移らない層(相談・高齢)。途中離脱の数を見れば、体験が悪いのかどうかは判別できます。離脱が少ないのに移行率が上がらないなら、告知の問題です。

02

スタッフに、数字を共有する

「先月より電話が20本減った」が見えると、案内を続ける意味が実感できます。案内の徹底は、根性ではなく手応えで続きます。朝礼で1分共有するだけで、続き方が変わります。

03

100%を目指さない

相談したい人、電話しか使えない人は必ず残ります。目標は全件の移行ではなく、単純な予約と空き確認が消えることです。7割前後で頭打ちになるのは、失敗ではなく正常な着地です。

当社の予約・顧客管理システム「リピタス(RepiTas)」は、空き枠を見せてその場で確定でき、 予約直後に確認が自動で届きます。電話で受けた分も管理画面に入力すれば同じ台帳に集まるため、移行の途中でも二重管理になりません。 Web経由と電話経由の内訳も残るので、移行率をそのまま確認できます。料金は月額11,000円〜、初期費用0円〜。

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電話が鳴り止まない店がやること|用件を6つに分けて、種類ごとに潰していく

電話を用件別に分類して減らしていく考え方の全体像は、シリーズのTOPページでまとめて確認できます。

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その場で、LINE予約を体験できます

下のスマホ画面は、お客様が実際にLINEから予約する画面のデモです。 メニュー・日時を選んで、予約完了まで実際にお試しいただけます。

※ ネイルサロン向けの画面例です。「LINE デモ花子」さんとして、予約完了まで実際に操作できます。
入力した予約はネイルサロンのデモサイトに実際の予約として登録され、管理画面から確認できます。
項目名・メニュー・配色は、お店に合わせてお作りします。

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FAQ

よくある質問

Q. 電話予約を、思い切って廃止してもいいですか?
移行が十分に進む前に廃止すると、お客様を失います。特に相談を伴う予約や、高齢のお客様の予約は電話でしか成立しないことがあります。おすすめは、電話を残したまま「Webなら即時確定、電話は混み合う時間はつながりにくい」と正直に案内する形です。速い手段があると分かれば、多くの人は自分でそちらを選びます。
Q. どれくらいの期間で移行しますか?
来店周期に比例します。1か月周期の業種なら数か月、半年周期なら1年以上かかります。1人のお客様が習慣を変えるまでに3〜4回の来店が必要だと考えると、周期×3〜4が目安です。焦って告知を強めるより、毎回同じ案内を続けるほうが確実です。
Q. 告知しても反応がありません。
告知の「量」ではなく「場所」を疑ってください。サイトに載せただけなら、それは店に来る前の人にしか届いていません。移行させたいのは既存のお客様なので、会計時・店頭・予約完了メール・LINEといった、すでにつながっている経路に置く必要があります。
Q. Web予約を試したお客様から、使いにくいと言われました。
最も重要な情報です。具体的にどこで止まったかを聞いて、そこを直してください。よくあるのは、入力項目が多い、日時の選択が分かりにくい、スマホで文字が小さい、確認が届かない、の4つです。一度使いにくいと感じた人は電話に戻るため、体験の質は告知量より優先します。
Q. 高齢のお客様が多く、移行は難しそうです。
全員を移す必要はありません。実際には、ご家族が代わりに予約する、来店時にその場で次回を押さえる、といった形でも電話の本数は減ります。また、年齢層が高い店ほど「営業時間外の着信」が少ない傾向があるため、そもそも削減余地が電話の本数側に集中しています。まず記録を取って、どこに余地があるかを確かめるのが先です。
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