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📖 このページは『電話が鳴り止まない店がやること|用件を6つに分けて、種類ごとに潰していく』の深掘り記事です。

INTRO

同じ本数でも、集中すればパンクします

1日20本の電話を、営業10時間に均等に受けるなら、30分に1本です。それなら誰も困りません。 実際に起きているのは、その20本のうち10本が、同じ1時間に来ることです。 そしてその1時間は、ランチのピークだったり、夕方の来客が重なる時間だったりする。

つまり、問題は総本数ではなく、分布の偏りにあります。 総本数を減らす取り組み(親ページで扱っている用件別の対策)と並行して、 この山をどうするかを考えるほうが、体感の負担は早く軽くなります。

打てる手は、3方向しかありません

  • 山を下げる——その時間に電話をかける理由を、そもそも消す
  • 山をずらす——かける時間を、こちらから動かす
  • 山の中を速める——1本あたりの拘束時間を短くする

MEASURE

まず、時間帯の分布を取る

1週間、着信のたびに時間帯の欄へ線を1本足すだけです。

時間帯よくある山の理由店の状態
開店直後「開いたはず」と思って一斉にかかる準備と接客が重なる
昼休みの時間会社員が休憩中にかける飲食はピーク、他業種は来客中
夕方(17〜19時)仕事が終わって思い出す来客も最多になりやすい
閉店間際「今日中に」と駆け込む締め作業と重なる
営業時間外つながらず、諦めている不在(=取りこぼし)
01

曜日でも分けて記録する

月曜の午前、金曜の夕方、土曜の朝。曜日と時間帯の組み合わせで見ると、山はさらにはっきりします。週に1つか2つ、突出した枠が見つかるはずです。そこだけを狙って手を打てば、労力は最小で済みます。

02

不在着信も、必ず数に入れる

出られなかった着信は、記録に残りにくいのに、いちばん損失が大きい。着信履歴をその日のうちに数えて、時間帯の欄に足してください。出られていない山があるなら、それは「鳴っていない」のではなく「取りこぼしている」だけです。

03

営業時間外の着信を、見る

閉店後や定休日の着信履歴は、そのまま失った機会の記録です。ここに一定数あるなら、24時間受け付けられる入口を作るだけで、その分が予約に変わります。電話を減らす話が、売上を増やす話に変わる場面です。

① LOWER

山を下げる:かける理由を消す

効果がいちばん大きい方向です。

🗓

空き枠を、外から見えるようにする

ピーク時の着信で最も多いのは「空いていますか」です。これは、外から見えないという一点だけで発生しています。予約画面で枠を公開すれば、この山はごっそり消えます。しかも、見て埋まっていれば電話すら来ません。

その場で確定できるようにする

空きが見えても、確定するのに電話が要るなら意味がありません。選んで、入力して、確定するまでがWeb上で完結すること。「フォームで送信、追って返信」だと、待てない人が結局かけてきます。

🗺

店の基本情報を、探さずに済む場所に置く

営業時間、住所、駐車場、定休日。Googleビジネスプロフィールと自店サイトの両方に、正確に。ここが欠けていると、確認のためだけの電話が発生します。地図から来た人は、まずここを見ます。

📧

予約後の疑問を、先回りして潰す

予約完了の通知に、日時・場所・地図・持ち物・所要時間・変更方法を全部入れる。予約後にかかってくる電話は、ほぼすべて「書いていなかったこと」が原因です。一度作れば、あとは自動で送られます。

② SHIFT

山をずらす:かける時間を動かす

お客様の都合は変えられませんが、店側の案内で誘導はできます。

01

電話がつながりやすい時間を、明記する

「◯時〜◯時は混み合うため、つながりにくくなります」と正直に書く。店側の事情を隠すより、伝えたほうが分散します。合わせて「Web予約なら24時間いつでも」と添えれば、そもそも電話を選ばない人も出てきます。

02

折り返しの運用を、型にする

ピーク中にかかってきたら、用件と番号だけ聞いて折り返す。これを「申し訳ないこと」ではなく、決まった運用として扱ってください。「ただいま立て込んでおりまして、◯時頃にこちらからお電話します」と伝えるほうが、待たせて雑に対応するより印象が良い。

03

留守番電話を、案内として使う

ピーク時と営業時間外に、内容のあるメッセージを流す。「Web予約は24時間受け付けています」「営業時間は◯時までです」と入れておけば、留守電が案内係になります。単なる「ただいま出られません」では、何の解決にもなりません。

04

ピーク時間に、人を1人置けないか考える

電話専任を置くのが難しくても、その1時間だけシフトを厚くする、という手はあります。山が2時間に集中しているなら、対処すべきはその2時間だけです。1日中の体制を変える必要はありません。

05

予約枠の設計で、来店の山も分散させる

電話の山は、来店の山と連動していることが多い。予約枠を細かく刻む、ピーク時間の枠を早めに埋める、平日昼に誘導する。来店が分散すれば、その前後の電話も分散します。

③ SPEED UP

山の中を速める:1本を短くする

どうしても残る電話を、いかに早く終わらせるか。

📱

空き状況を、スマホでその場で見る

奥の台帳まで取りに行っている時間が、通話を長くしています。手元の端末で今の空きが見られれば、保留の時間がゼロになります。これは電話の本数を減らす話ではなく、1本あたりの時間を半分にする話です。

⌨️

聞きながら、その場で登録する

メモに書いて、あとで台帳に写す——この二度手間が、忙しい時間帯にたまっていきます。通話しながら直接登録できれば、電話を切った時点で作業が終わります。転記漏れによる事故もなくなります。

📋

聞く順番を、決めておく

日時、人数、メニュー、名前、連絡先。順番が決まっていないと、聞き漏らして確認の往復が発生します。レジ横に順番を書いた紙を1枚貼るだけで、通話時間は目に見えて短くなります。

🗣

よくある質問の答えを、共有しておく

駐車場、所要時間、支払方法、子ども連れの可否。スタッフによって答えが違うと、確認のために保留が入ります。一覧を作って全員が同じように答えられる状態にしてください。

🔁

次回の案内を、必ず一言添える

「次回からはこちらからも24時間お取りいただけます」。この一言だけは、忙しくても省かないでください。今日の1本は短くなりませんが、来月の山が低くなります。

当社の予約・顧客管理システム「リピタス(RepiTas)」は、空き枠をその場で公開して即時確定でき、 管理画面はスマートフォンからも開けます。電話を受けながら手元で空きを確認し、そのまま登録するところまでが1画面で完結します。 Web・LINE・電話のどこから入った予約も同じ台帳に集まるため、ピーク時に台帳を探す時間がなくなります。 料金は月額11,000円〜、初期費用0円〜。

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FAQ

よくある質問

Q. ピーク時に出られなかった電話は、折り返すべきですか?
番号が残っていて、営業時間内であれば折り返す価値があります。出られなかった着信の多くは予約の意思があった人で、そのまま他店に流れている可能性があるためです。ただし、折り返し自体にも時間がかかるため、根本的にはその時間帯に電話をかけなくて済む状態を作るほうが効率的です。
Q. 留守番電話とWeb予約、どちらを先に用意すべきですか?
Web予約です。留守電はメッセージを聞いて折り返す作業が残りますが、Web予約は受けた時点で完結します。留守電は、Web予約を用意したうえで「それでもかけてくる人」への案内係として使うのが本来の役割です。
Q. ピークの時間帯だけ、電話を取らないのは失礼でしょうか?
取らないのではなく、取れないことを事前に伝えるのであれば問題は起きにくいと思います。「◯時〜◯時は混み合います」と明記し、代わりの手段(Web予約・LINE)を示す。何も告知せずに鳴らしっぱなしにするほうが、印象は悪くなります。
Q. 記録を取る余裕がありません。
完璧に取る必要はありません。レジ横に紙を1枚置き、時間帯の欄に線を1本足すだけです。1本につき2秒で、これを1週間続ければ判断材料になります。それも難しければ、スマートフォンの着信履歴を1日の終わりに数えるだけでも、おおよその分布は見えます。
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