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🦴 このページは『カイロプラクティックの予約システム活用』の関連記事です。

FIRST

最初に押さえておくべき、法令上の前提

ここを曖昧にしたまま進めると、開業後にやり直しになります。

国家資格が必要な行為との境界を理解する

あん摩マッサージ指圧・はり・きゅう・柔道整復は、それぞれ国家資格が必要です。カイロプラクティック自体を規定する国家資格は日本にありませんが、これらに該当する行為を無資格で行うことはできません。境界の判断は慎重に行ってください。

医療的な効果を断定する表現は避ける

「治る」「治療」「〇〇が改善します」といった表現は、法令上の問題になり得ます。ホームページ・チラシ・院内の掲示すべてが対象です。広告表現は、開業前に必ず確認しておくべき領域です。

届出の要否を、所轄に確認する

施術内容や施設の形態によって、保健所への届出が必要かどうかが変わります。地域による運用の違いもあるため、開業前に所轄へ相談してください。

この記事は一般的な整理です

法令の解釈や運用は変わることがあります。実際の手続きは、所轄の保健所および専門家にご確認ください。

STEP1

手順①〜④:方向を決める

ここが決まらないと、物件も料金も決められません。

01

誰を対象にするかを決める

デスクワークの腰痛か、スポーツ障害か、産後のケアか、高齢者の可動域か。対象を絞るほど、立地も料金も発信内容も決まります。「全部対応します」は、誰にも選ばれません。

02

自分の技術で提供できる範囲を確定する

できることと、できないこと。医療機関へつなぐべき症状の線引き。これを最初に決めておくと、施術中の判断がぶれず、トラブルも避けられます。

03

1日に施術できる人数の上限を計算する

1回の施術時間 × 稼働時間 = 物理的な上限です。この上限が、売上の天井を決めます。単価をいくらにすべきかは、ここから逆算します。

04

損益分岐となる人数を出す

家賃・光熱費・生活費・返済を合計し、単価で割ります。「月に何人来れば成立するか」が数字で分かると、以降の判断がすべて速くなります。

STEP2

手順⑤〜⑧:場所と体制を整える

一人で始めるなら、固定費を抑えることが最優先です。

01

開業の形態を選ぶ

自宅の一室、マンションの一室、テナント、レンタルサロン、出張のみ。固定費の重さが、そのまま続けられる期間を決めます。患者が集まる前に資金が尽きるのが、最も多い失敗です。

02

物件の条件を確認する

ベッドを置ける広さ、着替えのスペース、トイレ、防音(施術中の会話が漏れないか)、住居用物件で開業できるか。賃貸の場合は用途の可否を書面で確認してください。

03

賠償責任保険に加入する

施術は身体への負担を伴います。万一の際の備えとして、施術内容が補償の対象になるかを確認したうえで加入を検討してください。

04

届出・開業手続きを済ませる

税務署への開業届、必要に応じた保健所への届出。届出の要否は施術内容によって変わるため、必ず所轄へ確認してください。

STEP3

手順⑨〜⑫:集客と、続く仕組みをつくる

開けてから考えるのでは遅すぎる部分です。

01

料金と回数券の設計を決める

1回あたりの単価だけでなく、継続を前提とした回数券や定期のプランをどうするか。回数券は前払いなので資金繰りが楽になる一方、消化されないと信頼を損ないます。設計は慎重に。

02

ホームページを用意する

施術内容、料金、場所、施術者が誰か。個人で始めるからこそ、誰がやっているかが分かることが信用になります。表現には法令上の注意が必要な点を忘れずに。

03

地図上の情報を登録する

「〇〇市 整体」で探されたときに見つかる状態にします。開業前から登録し、写真と営業予定を載せておきます。

04

予約と記録の仕組みを、開業初日から入れる

一人で施術しながら電話を取るのは不可能です。そして開業直後の患者データこそ、あとから最も価値を持ちます。後から整えようとすると、最初の数か月分が失われます。

MONEY

一人開業でつまずく、資金の落とし穴

技術ではなく、ここで止まる方が多くいます。

患者が集まるまでの期間を短く見積もる

開業初月から予定が埋まることは稀です。売上がほぼゼロの数か月を生活費込みで乗り切れるか、先に計算してください。

自分の生活費を計画に入れていない

事業の経費だけを積み上げ、生活費を忘れるケースが目立ちます。開業後しばらくは、そこから給与を取れません。

回数券の前受金を、売上と混同する

前払いで受け取ったお金は、施術を提供する義務を伴います。使い切ってしまうと、消化時期に資金が回らなくなります。

設備に最初からかけすぎる

ベッドも内装も、後から良くできます。最初にかけるべきは、患者に見つけてもらうための費用です。

📐 見るべきは「あと何人で成立するか」

手順④で出した損益分岐の人数を、開業後は毎月確認してください。「今月は分岐まであと8人」という形で見えていると、打つべき手が具体的になります。感覚で不安になる時間が減ります。

NEXT STEP

開業初日から、記録が残る状態にしておく

一人で始めると、施術に集中している間は電話に出られません。そして開業直後の患者データこそ、半年後に最も価値を持ちます。誰がいつ来て、何回で来なくなったのか。この記録がないまま数か月が過ぎると、改善の材料が丸ごと失われます。

私たちは、開業に合わせたホームページの制作と、予約・顧客管理システム(リピタス/RepiTas)を一体でご提供しています。施術中でも予約は自動で受け付けられ、来院履歴と施術記録がそのまま残ります。開業準備の段階からご相談いただけます。

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FAQ

カイロプラクティック開業でよくある質問

Q. 開業に資格や免許は必要ですか?
カイロプラクティックの施術自体を規定する国家資格は日本にはありません。ただし、あん摩マッサージ指圧・はり・きゅう・柔道整復は国家資格が必要な医業類似行為であり、これらに該当する行為は無資格では行えません。境界の判断は慎重に行い、必要に応じて所轄の保健所や専門家にご確認ください。
Q. 保健所への届出は必要ですか?
施術内容や施設の形態によって扱いが変わります。国家資格に基づく施術所であれば届出が必要です。判断に迷う場合は、開業前に所轄の保健所へ相談してください。
Q. 広告に書いてはいけないことはありますか?
あります。「治る」「治療」「〇〇が治った」といった医療的な効果を断定する表現は、法令上の問題になり得ます。国家資格に基づく施術所には広告可能な事項の制限もあります。表現は慎重に検討してください。
Q. 開業資金はどれくらい必要ですか?
自宅の一室から始めるのか、テナントを借りるのかで大きく変わります。物件取得費・内装・ベッドなどの設備・当面の運転資金を積み上げて計算してください。運転資金は、患者が集まるまでの数か月分を見込む必要があります。
Q. 損害賠償保険には入るべきですか?
施術には身体への負担を伴うため、賠償責任保険への加入を検討することを強くおすすめします。補償の範囲は保険会社によって異なるため、施術内容が対象になるかを確認してください。
Q. 一人で始めて、どれくらいの患者数が必要ですか?
客単価と施術時間から逆算します。1日に何人まで施術できるか(物理的な上限)と、損益分岐に必要な人数を先に出しておくと、開業後の判断がぶれません。

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