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🩹 このページは外科クリニックシリーズ『外科クリニックの予約システム』の関連記事です。

SCOPE

まず、「どこまで自院でやるか」を決める

この一点で、必要な床面積も設備投資も一桁変わります。

パターン A

外来と処置に絞る

創傷処置、皮下腫瘤、巻き爪、外傷の初期対応、術後の経過観察。手術室を持たないため初期投資が最も軽く、テナントの選択肢も広がります。ただし外科としての専門性を診療内容で示しにくいため、地域のかかりつけ機能をどう作るかが課題になります。

パターン B

日帰り手術まで行う

鼠径ヘルニア、下肢静脈瘤、粉瘤・脂肪腫の摘出など、扱う術式を絞って日帰りで完結させる形です。手術室・滅菌設備・術後の回復スペースが必須になり、給排水と空調の工事が絡むため、物件契約前に設計士の確認が要ります。麻酔の体制と、急変時の後方支援も先に固めます。

パターン C

特定領域に特化する

乳腺、下肢静脈瘤、ヘルニアなど、領域を絞って専門クリニックとして立ち上げる形です。検索で見つけてもらいやすく、遠方からの来院も見込める反面、その領域の需要が地域にどれだけあるかを読み違えると立ち行きません。診療圏を広めに設定した調査が要ります。

物件情報を見ながらこれを決めようとすると、判断が物件に引きずられます。先に診療範囲を決め、それに合う物件を探す——この順番だけは崩さないでください。

FIRST 90 DAYS

動き出しの90日で、着手する5つ

どれも時間がかかるため、後回しにすると全体が遅れます。

1

診療範囲と、扱う術式を確定する

前章のとおりです。日帰り手術を行うなら、扱う術式を具体的に列挙してください。術式が決まらないと、必要な器材も滅菌の回転数も算出できません。

2

後方支援の医療機関に、話を通す

急変時、入院が必要になったとき、想定外の所見が出たとき。受け入れ先が決まっていない状態で日帰り手術を始めることはできません。紹介する側から挨拶に行く必要があり、これは時間を要します。90日以内に動き始めてください。

3

資金計画を、二段構えで作る

手術室を持つ場合と持たない場合で、初期投資も月々の固定費も変わります。両方の計画を作って比較すると、判断の根拠が数字で見えます。金融機関との交渉にもそのまま使えます。

4

診療圏を、術式単位で読む

「外科の患者が何人いるか」では粗すぎます。ヘルニアなら手術が必要な年齢層の分布、下肢静脈瘤なら受診しそうな層の規模。扱う術式ごとに、地域でどれだけ発生しうるかを見積もってください。

5

Webの立ち上げ計画を立てる

外科は、症状の名前で検索されて見つかる診療科です。「粉瘤 手術」「巻き爪 治療」のような具体的な言葉で探されます。症状ごとの説明ページを作るには時間がかかるため、開業の半年前には制作を始めておきたいところです。

IF YOU OPERATE

日帰り手術を行うなら、追加で決めること

部屋を作れば済む話ではありません。

論点決めておくこと
滅菌院内で回すか外部委託か。器材の本数は1日の件数と回転から逆算する
麻酔局所麻酔の範囲で収めるか。鎮静を使うなら監視体制と帰宅手段の案内
回復スペース術後に横になれる場所。待合と分けられるか
術後フォロー抜糸・創部確認の来院を、どう確実に守ってもらうか
緊急時後方支援病院との連絡経路と、搬送の手順
予約枠外来と手術で所要時間がまったく違う。枠を分けて持つ必要がある

この中で、開院後に効いてくるのが術後フォローの確実性です。抜糸や創部の確認は、患者が来なければ完結しません。忙しさで来院を先延ばしにされると、経過に影響が出ます。「次はいつ来てください」を口頭で伝えるだけの運用は、思っているより取りこぼします。

AFTER

開院してから、外科でよく起きること

準備段階で手を打てるものが含まれています。

外来の時間が読めない

処置が入ると診察が止まります。予約時に処置の有無が分かっていれば、枠の長さを変えられます。

🩹

抜糸に来ない患者がいる

「治ったと思った」で来院が途切れます。前日の声かけがあるかないかで、来院率は変わります。

📋

受傷状況の聞き取りに時間がかかる

いつ、どこで、何で、どう傷ついたか。来院前に書いてもらえていれば、診察が短くなります。

🚑

急な外傷が飛び込む

予定を埋めきると受けられません。時間帯ごとに余白を設計しておく必要があります。

🔁

手術予約が先詰まりする

人気が出ると数か月先まで埋まり、症状のある新患を入れられなくなります。

📞

術後の不安で電話が来る

痛み、腫れ、出血。想定される経過を事前に文書で渡しておくと、問い合わせが減ります。

NEXT STEP

外来と手術は、同じ予約表に載りません

5分の再診と、1時間の日帰り手術を同じ枠で管理しようとすると、どちらかに合わせるしかなくなります。枠の長さも、必要なスタッフも、使う部屋も違うためです。一般的な予約ツールは1種類の枠しか持てないので、結局は紙の予約表が残ります。

私たちが提供している予約・顧客管理システム(リピタス/RepiTas)は、性質の違う枠を分けて持てます。来院前のWeb問診で受傷状況を把握し、抜糸や経過観察の来院をLINEでリマインドするところまで、同じ仕組みで扱えます。

まずは想定している診療範囲と、1日の外来数・手術件数をお聞かせください。枠の設計から一緒に考えます。

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その場で、LINE予約を体験できます

下のスマホ画面は、お客様が実際にLINEから予約する画面のデモです。 メニュー・日時を選んで、予約完了まで実際にお試しいただけます。

※ 外科向けの画面例です。「LINE デモ花子」さんとして、予約完了まで実際に操作できます。
項目名・メニュー・配色は、お店に合わせてお作りします。

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FAQ

外科の開業についてよくある質問

Q. 準備期間はどれくらい必要ですか?
手術室を持たない形なら1年前後、日帰り手術を行うなら1年半以上を見ておくと現実的です。手術室は給排水・空調の工事が絡むため、物件探しから内装完了までに時間がかかります。
Q. 手術室は後から作れますか?
テナントの条件次第ですが、多くの場合は難しいと考えてください。将来行う可能性があるなら、物件を選ぶ段階で設備の余地を確認しておく必要があります。
Q. 滅菌は院内と外部委託、どちらがよいですか?
件数によります。少数なら委託のほうが設備投資を抑えられますが、回転が上がると院内で回すほうが機動的です。開院当初は委託で始め、件数を見て切り替える判断もありえます。
Q. 後方支援の連携は、いつ動くべきですか?
準備の初期です。紹介先が決まっていない状態では日帰り手術を始められません。挨拶と調整に時間がかかるため、他の準備と並行して進めてください。
Q. ホームページはどれくらい重要ですか?
外科は症状名で検索される診療科なので、影響は大きいほうです。「粉瘤」「巻き爪」「ヘルニア」といった具体的な言葉で探す人に届くページを作れるかどうかが、初期の集患を左右します。
Q. 予約システムは最初から必要ですか?
外来だけなら後からでも構いませんが、手術枠を持つなら早いほうが楽です。枠の長さが違うものを混在させると、紙の予約表に戻ってしまいます。

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