リピタスRepiTas|心療内科・精神科の予約システム
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🌿 心療内科の開業を考えている先生へ
心療内科の開業計画は、他科の枠組みをそのまま当てはめると必ずずれます。1人あたりの診察に時間がかかり、初診の枠は限られ、そして通院は年単位で続く。この構造を先に数字にしないと、必要な広さも、人員も、収支も見えてきません。
長め
初診の所要時間
年単位
通院の期間
静けさ
空間に求められる質
🌿 このページは心療内科・精神科シリーズ『心療内科・精神科クリニックの予約システム』の関連記事です。
THE STRUCTURE
この4点を前提に置いてから、計画を立ててください。
初診に時間をかける診療である以上、1日の枠数は物理的に決まります。他科のように「混んだら回転を上げる」ことができません。したがって、診療時間・診察室の数・医師の人数を決めた時点で、収入の上限もほぼ決まります。ここを先に計算してください。
初診に長い時間を要する一方、再診は比較的短く済みます。同じ長さの枠で並べると、初診が入った日だけ全体が押します。初診枠を1日何件までにするか、どの時間帯に置くかは、開業前に決めておく設計事項です。
通院が長期に渡るため、開業から1年、2年と経つほど再診が枠を埋めていきます。これは経営の安定を意味する一方、初診枠が取れなくなる原因にもなります。新しい患者さんを受け入れ続けるなら、枠の配分を定期的に見直す必要があります。
心療内科は「すぐ行こう」と決められる診療科ではありません。知ってから受診を決意するまでに時間がかかります。開院初月から埋まる前提の計画は現実的ではなく、数か月分の運転資金を確保しておく必要があります。
ROADMAP
期間は物件次第で前後します。順番のほうを守ってください。
15〜12か月前
初診にどれだけ時間をかけるか。この1点が、1日の枠数、必要な診察室の数、収入の上限をすべて決めます。あわせて、カウンセリングや心理検査を扱うか、児童・思春期を診るか、産業医活動を行うかといった方針も。医師1人で始めるなら、無理のない枠数から設計してください。
13〜10か月前
駅からの距離は大事ですが、それ以上に「入りやすさ」が効きます。ビルの1階で通りから丸見えの物件は、心療内科では敬遠されることがあります。逆に、雑居ビルの奥すぎても不安を与えます。複数の科が入るビル、あるいはエレベーターで直接上がれる階など、人目に触れずに入れる導線を持つ物件が向いています。
12〜9か月前
1日の枠数 × 診療日数 で上限が決まる構造を、そのまま計画書にします。枠が埋まるまでの期間を保守的に見積もり、その間の固定費を賄える運転資金を確保する。設備投資は他科より抑えられることが多いため、その分を運転資金に回す判断が取りやすい診療科でもあります。
10〜7か月前
診察室の防音は最優先事項です。隣室に話し声が漏れる構造では、患者さんが安心して話せません。待合の設計、受付との距離、他の患者さんと目が合わない座席配置。これらは着工前にしか作り込めません。
7〜4か月前
受付スタッフの採用は、この診療科では特に慎重に。受付での一言が、患者さんの受診の継続を左右します。症状を大声で確認しない、待合で名前を呼ばない、といった運用も含めて、採用時に説明しておいてください。
5〜3か月前
ホームページを公開します。心療内科は受診を決めるまでに何度もサイトを見返される診療科です。診療時間、初診の流れ、どんな相談ができるか、予約の方法。これらが分かりやすく書かれていることが、受診への後押しになります。
3〜1か月前
保健所への診療所開設届、地方厚生局への保険医療機関の指定申請(月ごとの締切あり)。あわせて、初診の予約をどう受けるか、1日何件までにするかを最終決定します。開院と同時に予約が入り始めるため、ここを曖昧にしたまま開けると混乱します。
開院
開院後にまず見るべきは、初診の予約がどのくらい先まで埋まっているかです。先まで埋まりすぎると、いま困っている人が受診できません。枠の配分を月次で調整してください。
PRIVACY
技術的な話ではなく、患者さんが通い続けられるかの話です。
心療内科への通院は、多くの患者さんが周囲に知られたくないと考えています。職場、家族、知人。通院していること自体が、伝わってほしくない情報です。
これは配慮の問題であると同時に、経営に直結します。受付で症状を口頭で確認された、待合でフルネームを呼ばれた、電話をかけたら職場の同僚に聞かれた——こうした経験があると、患者さんは通院そのものをやめてしまいます。
開業時に決めておきたいのは、次のような運用です。番号での呼び出し、受付での会話の音量、電話をかけ直すときの名乗り方、予約の連絡手段。どれも費用のかからない判断ですが、開院後に変えるのは難しいものです。
受付番号や整理番号で呼ぶ運用にする。開院時から徹底しておけば、患者さんも自然に受け入れます。
症状を口頭で確認しない。必要な情報は事前に、あるいは紙や画面で受け取る形にする。
医院名を名乗るかどうか。名乗ってほしくない患者さんもいます。初診時に確認する運用にしておく。
電話が苦手な患者さんは少なくありません。予約も変更も、声を出さずに済む手段があると通院が続きます。
NEXT STEP
開院直後の心療内科でよく起きるのが、初診の電話が集中し、受付が対応しきれなくなるという状況です。1件の予約に時間がかかり、その間ほかの電話は繋がらない。かけ直す気力のない患者さんは、そこで諦めます。
私たちが提供している予約・顧客管理システム(リピタス/RepiTas)では、初診と再診で枠の長さを分けて設定でき、初診は1日◯件まで、といった上限も置けます。予約はLINEから24時間受け付けられるため、電話を一度もかけずに受診にたどり着ける状態を作れます。
なお、症状や病歴の入力を必須にしない形での運用も可能です。開業予定の診療時間と枠の考え方をお聞かせいただければ、具体的にご提案します。
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FAQ
※ 本記事は開業実務の一般的な整理であり、診断・治療方針を示すものではありません。手続きの詳細は所轄の窓口にご確認ください。