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👂 このページは耳鼻咽喉科シリーズ『耳鼻咽喉科クリニックの予約システム』の関連記事です。

SEASONALITY

季節変動を、計画に織り込む

年間を平均した数字で計画を作ると、必ず狂います。

時期主な受診理由運営上の課題
2〜4月花粉症待合があふれる。人手が足りない
5〜7月中耳炎・副鼻腔炎・めまい落ち着くが、通院中断が起きやすい
8〜9月最も静かな時期固定費が重く感じる時期
10〜1月かぜ・扁桃炎・中耳炎小児の受診が増える

この波を前提にすると、いくつかの判断が変わります。人員を繁忙期に合わせて雇うと、閑散期の人件費が重くのしかかります。逆に閑散期に合わせると、春に破綻します。多くの医院が、非常勤やパートで山を吸収する形を取るのはこのためです。

開業時期の選び方も、ここに関わります。春の直前に開院すれば、いきなり患者が来ますが、体制が固まる前に繁忙期を迎えるリスクがあります。逆に閑散期に開けると、運用を固める余裕はある一方、初期の資金繰りは厳しくなります。どちらを取るかは、運転資金の厚みとスタッフの経験値で判断してください。

ROADMAP

開業し、軌道に乗せるまでの6段階

開院がゴールではなく、最初の1年を回しきるまでが射程です。

1

構想

診療の重心を決める

耳鼻咽喉科は守備範囲が広い診療科です。小児の中耳炎を厚く診るのか、めまい・難聴を深掘りするのか、睡眠時無呼吸まで扱うのか。重心によって必要な設備も、立地の条件も変わります。

2

診療圏

小児人口と、通勤動線を見る

小児の受診が多い診療科なので、子育て世帯の分布は重要な指標です。同時に、花粉症の時期は働く世代が仕事の前後に来るため、駅からの導線も効いてきます。

3

資金と物件

季節変動を前提に組む

年間の平均ではなく、閑散期の月商で固定費が賄えるかを確認します。物件は、防音室が設置できるか(床の耐荷重・搬入経路)を契約前に確認してください。

4

設備

検査機器を、診療の重心に合わせる

聴力検査の防音室、電子スコープ、ネブライザー、平衡機能検査。すべてを開院時にそろえる必要はありません。重心に合うものから入れ、実績を見て足します。

5

人員とWeb

繁忙期の体制を、先に設計する

常勤で何人、繁忙期に何人追加するか。求人は季節を先読みして出します。同時にホームページを公開します。花粉症の時期に検索で見つけてもらうには、その数か月前から公開されている必要があります。

6

開院と最初の1年

山と谷を、両方経験する

届出を済ませ、内覧会を開き、開院します。最初の春をどう捌いたかが評判になり、最初の夏をどう耐えたかが資金繰りの経験になります。この1年を回しきって、はじめて経営の形が見えます。

EQUIPMENT

設備で、押さえておきたい論点

開院時にそろえるもの、後回しにできるものの見極めです。

🔇

防音室(聴力検査室)

設置には床の耐荷重と搬入経路の条件があります。物件を契約する前に確認してください。後から入らない、という事例は珍しくありません。

📹

電子スコープと洗浄

鼻咽腔・喉頭の観察に使います。本数と洗浄の回転が、外来の流れを左右します。洗浄機を入れるか用手法で回すかも、件数から判断します。

💨

ネブライザー

台数がそのまま処置の待ち時間になります。繁忙期のピークを基準に台数を決めると、閑散期には余ります。ピークの8割程度で置き、残りは時間を分散して吸収するのが現実的です。

🌀

平衡機能検査

めまいを重点的に診るなら必要です。逆に、その方向に進まないなら開院時は見送れます。

😴

睡眠時無呼吸の検査

簡易検査から始める形が一般的です。機器の貸出と回収の運用が発生するため、管理の手間も見積もってください。

🖥

電子カルテと画像の連携

スコープの画像をカルテにどう残すか。製品によって連携の深さが違うため、実際の画面で確認してから決めてください。

PEAK SEASON

最初の春を、どう捌くか

体制が固まりきる前に、ピークが来ます。

1

来院時間を、分散させる

受付順にすると、開院前から行列ができます。時間帯を指定して受け付ける形にすれば、同じ人数でも待合の同時滞在人数は下がります。これは物理的に待合を広げるより、はるかに安く効きます。

2

再診の患者を、先に確保する

花粉症は、シーズン中に何度か通う患者が多い診療科です。次回の来院日を会計時に押さえておくと、患者は空いている時間を選べ、医院は来院を平準化できます。

3

問診を、来院前に済ませる

症状の始まった時期、これまでの治療歴、飲んでいる薬。受付で紙に書いてもらうと、その分だけ待合に人が滞留します。

4

シーズン前に、案内を出す

「そろそろ花粉の時期です」を、前シーズンに来た患者へ届けます。症状が出てから慌てて来るより、早めに来てもらったほうが、ピークが分散します。

5

スタッフの配置を、時間帯で厚くする

1日を通して人を増やすのではなく、混む時間帯に集中させます。これも予約が時間帯で見えていることが前提になります。

NEXT STEP

山をならす仕組みは、開院前に入れておく

繁忙期に「これはまずい」と気づいてから予約システムを導入するのは、最も条件の悪いタイミングです。スタッフに新しい操作を覚えてもらう余裕が、その時期には一切ありません。閑散期のうちに慣らしておくのが定石です。

私たちが提供している予約・顧客管理システム(リピタス/RepiTas)は、時間帯予約で来院を分散させ、来院前のWeb問診で受付の滞留を減らせます。シーズン前の案内や、通院中断を防ぐリマインドを、患者が日常的に使うLINEへ自動で届けることもできます。

まずは、想定している繁忙期と閑散期の患者数、スタッフの人数をお聞かせください。どこまで自動化すべきかを率直にお答えします。

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その場で、LINE予約を体験できます

下のスマホ画面は、お客様が実際にLINEから予約する画面のデモです。 メニュー・日時を選んで、予約完了まで実際にお試しいただけます。

※ 耳鼻咽喉科向けの画面例です。「LINE デモ花子」さんとして、予約完了まで実際に操作できます。
項目名・メニュー・配色は、お店に合わせてお作りします。

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FAQ

耳鼻咽喉科の開業についてよくある質問

Q. 開業のタイミングは、いつがよいですか?
繁忙期の直前は患者が来やすい一方、体制が固まる前にピークを迎えます。閑散期の開業は運用を固める余裕がある反面、資金繰りが厳しくなります。運転資金の厚みとスタッフの経験値で判断してください。
Q. 準備期間はどれくらい必要ですか?
1年〜1年半が目安です。防音室の設置条件を満たす物件を探す時間が読みにくく、ここで延びるケースがあります。
Q. 防音室は開院時から必要ですか?
聴力検査を行うなら必要です。後から搬入できない物件もあるため、将来行う可能性があるなら物件契約前に条件を確認しておいてください。
Q. スタッフは何名から始めますか?
繁忙期と閑散期の差が大きい診療科なので、常勤を絞り、繁忙期は非常勤で補う形が取られることが多いです。求人は季節を先読みして出す必要があります。
Q. ホームページはいつ公開すべきですか?
花粉症のシーズンに検索で見つけてもらうには、その数か月前には公開されている必要があります。開業の3〜6か月前を目安にしてください。
Q. 予約システムは繁忙期の前に入れるべきですか?
繁忙期の直前に導入すると、スタッフが操作を覚える余裕がありません。閑散期のうちに導入して慣らしておくほうが確実です。

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