リピタス LINEで相談

📖 このページは『無断キャンセルは、3つの理由に分けると防げる|予防から事後対応までの設計』の深掘り記事です。

INTRO

「分析」という言葉を、いったん忘れてください

予約履歴の活用というと、グラフや売上分析を思い浮かべがちです。しかし店舗の現場で効くのは、もっと素朴な計算です。「この人は前回からどれくらい経っているか」——これだけで、今日やることが1つ決まります。

難しい分析が必要になるのは、店舗の規模がかなり大きくなってからです。それまでは、履歴から取り出せる4つの単純な事実を、運用に組み込むほうが効果があります。大事なのは精度ではなく、毎月同じ操作を繰り返せることです。

以下では、4つの読み方それぞれについて「何を計算するか」「取り出した後に何をするか」をセットで示します。読むだけで終わらせないために、行動まで含めて書いています。

前提

予約履歴が顧客ごとに紐づいていることが条件です。日付順に並んだ予約表しかない場合は、まず顧客と結びつける仕組みが必要になります。手順は予約管理と顧客管理をまとめる方法をご覧ください。

READ

履歴から読み取れる、4つのこと

どれも、割り算と引き算でできます。

🔄

① 来店周期 — 次はいつ来るのか

来店日の間隔を平均するだけです。この人の周期が45日で、前回から60日経っているなら、すでに遅れています。店全体の平均周期ではなく、一人ひとりの周期で見るのがコツです。同じ店でも、人によって2倍以上違います。

🕐

② 時間帯と曜日の好み

いつも土曜の午前に来る人に、平日夜の空き枠を案内しても響きません。過去3回の予約時間帯を見るだけで、案内の当たり方が変わります。枠の作り方を見直す材料にもなります。

🍽

③ メニューの移り変わり

同じメニューを繰り返しているのか、単価が上がっているのか、下がっているのか。下がりはじめた人は、離れる前触れであることが多いです。金額の合計より、変化の向きを見てください。

⚠️

④ 離脱の兆し

周期の1.5倍を超えた、キャンセルが2回続いた、直前変更が増えた。これらは辞める直前によく出る動きです。完全に離れてから追いかけるより、この段階で声をかけるほうが戻ってきます。

ACTION

取り出した後に、何をするか

抽出して終わりでは、履歴は使ったことになりません。

01

周期を超えた人へ、案内を送る

「そろそろ〇〇の時期です」は、周期を知っているから書ける一文です。全員に同じ日に送るのではなく、その人の周期を超えた時点で送るのが要点です。受け取る側からは、自分だけに届いたように見えます。

02

好みの時間帯の空きだけを、知らせる

土曜午前しか来ない人に、土曜午前の空きが出たときだけ連絡する。頻度が下がるぶん、開封される確率が上がります。案内は、送る回数より当たる確率で設計してください。

03

単価が下がった人に、理由を探る

値段の問題か、満足度の問題か、生活の変化か。履歴は「何が起きたか」は教えますが「なぜか」は教えません。ここは接客で拾う部分です。次回来店時の会話の起点として使ってください。

04

キャンセルが続いた人の、扱いを変える

2回続けてキャンセルした人には、確認の連絡を1本入れる運用にする。個人の感情ではなく、履歴という事実で線を引けるのが利点です。スタッフ間で対応がぶれなくなります。

05

来なくなった人を、月に一度数える

戻す努力の前に、まず人数を把握してください。「先月より減った/増えた」が分かるだけで、打った手が効いたかを判断できます。数えていない店は、効果も分かりません。

06

よく来る人に、先に知らせる

新メニューや予約枠の開放を、来店回数の多い順に先出しする。履歴は、優先順位をつける根拠になります。「常連さんを大事にする」を、感覚ではなく運用にできます。

TIMING

業種別・声をかけるタイミングの目安

あくまで出発点です。自店の履歴が最終的な基準になります。

業種よくある来店周期声をかける目安
美容室・理容室1.5〜3か月前回+周期の1.2倍
まつげ・ネイル3〜5週間前回+5週
整体・接骨院1〜2週間(通院期)予定回数の未消化時点
飲食(常連想定)2週間〜2か月ばらつきが大きく、周期より季節で
歯科(メンテナンス)3〜6か月リコール月の3週間前
ジム・スクール週次利用2週間の未利用で

MISTAKE

履歴の使い方で、やりがちな失敗

数字を持つと、かえって間違えることがあります。

📣

全員に、同じ内容を送ってしまう

履歴があるのに一斉配信をしていると、持っている意味がありません。むしろ、興味のない案内が届くことでブロックや配信停止を招きます。絞って送るほうが、届く総数は減っても来店は増えます。

🔢

店全体の平均で、判断してしまう

平均来店周期が2か月でも、実際には3週間の人と5か月の人が混ざっています。平均に合わせた案内は、どちらにも合いません。一人ひとりの周期で見てください。

👻

件数の少ない人を、母数に入れてしまう

1回しか来ていない人に周期は存在しません。2回以上来ている人だけを対象にするだけで、抽出の精度が変わります。新規は別の枠組みで扱ってください。

🕰

四半期に一度しか、見ない

履歴の活用は、頻度が命です。月に一度、同じ操作を繰り返すほうが、年に一度の精緻な分析より効きます。15分で終わる運用にしてください。

🧊

キャンセル履歴を、消してしまう

キャンセルされた予約を削除すると、その人の傾向が見えなくなります。キャンセルは失敗ではなく、記録すべき事実です。残す設定になっているか確認してください。

REPITAS

抽出から案内まで、同じ画面で完結させる

当社の「リピタス(RepiTas)」では、予約が入るたびに顧客ごとの履歴が積み上がり、最終来店日からの経過や来店回数での抽出、そこからの案内配信までを同じ画面で行えます。「抽出したリストを別のツールへ貼り付ける」という工程がありません。

業種ごとの周期に合わせた抽出条件の設計や、案内文面のご相談も承っています。※内容により別途費用と期間が必要です。

料金は月額11,000円〜、初期費用0円〜。まずは現状をお聞かせいただくところから始められます。

RELATED

あわせて読みたい

SERIES TOP

無断キャンセルは、3つの理由に分けると防げる|予防から事後対応までの設計

キャンセル履歴も、蓄積すれば対策の効き目を測る材料になります。シリーズのTOPページです。

TOPページへ

TRY IT NOW

その場で、LINE予約を体験できます

下のスマホ画面は、お客様が実際にLINEから予約する画面のデモです。 メニュー・日時を選んで、予約完了まで実際にお試しいただけます。

※ ネイルサロン向けの画面例です。「LINE デモ花子」さんとして、予約完了まで実際に操作できます。
入力した予約はネイルサロンのデモサイトに実際の予約として登録され、管理画面から確認できます。
項目名・メニュー・配色は、お店に合わせてお作りします。

別タブで大きく体験する

FAQ

よくある質問

Q. 何件くらい履歴がたまれば、使えるようになりますか?
一人あたり2回以上の来店があれば、その人の周期は計算できます。店として傾向を見るなら、リピート顧客が50人ほどそろってからが目安です。ただし「周期を超えた人へ声をかける」という運用は、対象が数人でも今日から始められます。
Q. Excelでも同じことはできますか?
計算はできます。手間がかかるのは抽出した後です。条件で絞ったリストを、連絡手段のあるツールへ移し、送信し、送った記録を戻す——この往復が毎月発生します。件数が増えるほど、この部分が続かなくなります。
Q. 来店周期は、どうやって計算しますか?
その人の来店日の間隔を平均します。3回来ていれば間隔は2つ、その平均です。極端に空いた1回(引っ越しや入院など)が混ざると平均が伸びるため、件数が増えたら中央値のほうが実態に近くなります。
Q. 離脱しかけている人に連絡すると、迷惑ではありませんか?
内容次第です。売り込みだけの案内は迷惑になります。前回の内容に触れて、次に適した時期を伝える形なら、案内というより連絡として受け取られます。頻度も重要で、周期を超えた1回だけにしてください。
Q. 予約履歴と会計データは、分けて考えるべきですか?
理想は結びついていることですが、必須ではありません。予約時点でメニューが決まっていれば、おおよその単価は予約履歴から追えます。会計システムとの連携が難しい場合は、まず予約側だけで運用を始めて構いません。
LINEで履歴活用の相談をする