リピタス LINEで相談

⚖️ このページは法律事務所シリーズ『弁護士事務所の相談予約ガイド』の関連記事です。

WHAT IS IT

コールトラッキングとは何か

コールトラッキングは、電話の問い合わせが、どの経路から来たのかを判別する仕組みです。仕組みそのものは単純で、経路ごとに違う電話番号を表示するという方法をとります。

たとえば、検索広告から来た人には番号A、地図サービスから来た人には番号B、通常の検索結果から来た人には番号C。どの番号に着信があったかを見れば、その電話がどの経路から来たかが分かります。どの番号にかけても、実際につながるのは事務所の同じ回線です。相談者の側に、違いは分かりません。

これにより、「Web広告に月30万円を使って、電話は何件来たのか」という問いに答えられるようになります。

WHY LAW FIRMS

法律事務所で、とくに導入が進む理由

他の業種より、電話の比率が高い分野です。

01

問い合わせの主な手段が、電話である

法律相談は、文字で状況を説明するのが難しい分野です。「まず話を聞いてほしい」という相談者が多く、フォームより電話が選ばれます。結果として、Web解析だけでは効果の大部分が見えません。

02

広告の単価が高い

法律分野の検索広告は、クリック単価が高くなりやすい領域です。1件の問い合わせにいくらかかっているのかが分からないまま出稿を続けるのは、リスクが大きくなります。

03

分野ごとに、効率がまったく違う

離婚、相続、交通事故、債務整理。分野によって競合の数も単価も違います。どの分野の広告が効いているかを分けて測れないと、予算配分を判断できません。

04

1件の受任額が大きい

1件の受任が売上に与える影響が大きいため、「どの経路から受任につながったか」を把握できると、投資判断の精度が上がります。

WHAT YOU LEARN

導入すると、何が分かるのか

分かるだけでなく、判断が変わります。

📊

経路ごとの電話件数

広告、地図サービス、通常の検索、紙媒体。それぞれから何件来ているかが分かります。

💰

1件あたりにかかった費用

広告費÷問い合わせ件数。この数字が出ると、どの経路を伸ばすべきかが判断できます。

📅

曜日・時間帯の分布

電話が集中する時間が分かると、事務局の配置を調整できます。

📞

取り逃した電話

営業時間外や話し中でつながらなかった着信の数。ここが多いなら、Web予約の受け皿が必要だという判断になります。

⚖️

分野ごとの効率

分野別のページに違う番号を割り当てれば、どの分野の集客が効いているかを分けて測れます。

📉

施策を止めたときの影響

広告を止めたら電話が何件減ったのか。感覚ではなく数字で確認できます。

SHOULD YOU?

すべての事務所に必要か、というと違います

費用に見合うかどうかは、状況によります。

向いている

  • Web広告に継続的に費用をかけている
  • 複数の経路から集客している
  • 分野ごとに予算配分を変えたい
  • 問い合わせの大半が電話である
  • 広告の効果を判断できていない

先にやることがある

  • 広告を出していない
  • 紹介が中心で、Web集客をしていない
  • そもそも問い合わせ件数が少ない
  • ホームページの内容が整っていない

測る前に、まず問い合わせを増やす施策が先です。

CAUTION

導入前に、押さえておくこと

とくに士業では、慎重に確認すべき点があります。

通話の録音は、扱いを明確にする

サービスによっては通話の録音機能があります。法律相談の内容は極めて機微な情報です。録音するかどうか、するなら誰がアクセスでき、どこに保存され、いつ削除されるのか。守秘義務との関係を含めて、導入前に必ず整理してください。

個人情報の取り扱いを確認する

発信元の番号を含む情報がサービス提供者側に渡ります。委託先としての管理体制、保存期間、第三者提供の有無を確認したうえで判断してください。

番号が経路ごとに変わることの影響

名刺やパンフレットに記載する番号と、Web上の番号が異なる状態になります。地図サービスに登録する番号をどう扱うかは、あらかじめ決めておいてください。

月額費用と、番号の数

番号の数に応じて費用が変わるのが一般的です。最初から細かく分けすぎると費用がかさむため、まず大きく3つ程度に分けて始めるのが現実的です。

「電話が来た」と「受任した」は別

コールトラッキングで分かるのは、電話が来たところまでです。受任につながったかどうかは、事務所側で記録する必要があります。両方を突き合わせて初めて、費用対効果が見えます。

⚠️ 導入の可否は、事務所の判断で

このページは仕組みの一般的な説明です。個別のサービスの適法性や、守秘義務・個人情報保護法との関係については、所属弁護士会の規程および各サービスの契約内容をご確認のうえ、事務所としてご判断ください。

ANOTHER WAY

測るのではなく、Webに寄せるという選択もある

目的は「効果を測ること」ではなく、判断できるようになることです。

電話の経路が測れない問題には、もう一つの解き方があります。問い合わせの一部をWeb予約に移すことです。Web予約であれば、どのページから来て何を選んだかが最初から記録されます。番号を追加する費用も、通話の録音に伴う懸念も発生しません。

項目コールトラッキングWeb予約への移行
経路の把握番号ごとに判別できる元から記録される
営業時間外の受付受けられない受けられる
事務局の負担変わらない取次と日程調整が減る
機微な情報の扱い録音機能の可否を要検討入力範囲を設計できる

どちらか一方を選ぶ話ではありません。急ぎの相談は電話で受け、日程の調整で済むものはWeb予約に寄せる。その配分ができると、測るべき対象そのものが減ります。

私たちの予約・顧客管理システム(リピタス/RepiTas)は、ホームページに組み込む形で相談予約を受けられます。どのページから予約が入ったかも記録されるため、経路ごとの効果を確認できます。

問い合わせの設計を相談する

FAQ

コールトラッキングでよくある質問

Q. 番号が複数になると、相談者は混乱しませんか?
どの番号にかけても事務所の同じ回線につながるため、相談者の側に違いは分かりません。ただし名刺や地図サービスに載せる番号をどれにするかは、事前に整理しておく必要があります。
Q. 通話の内容は記録されますか?
サービスによって録音機能の有無が異なります。法律相談の内容は機微な情報のため、録音するかどうか、保存期間や閲覧できる範囲を含めて、導入前に必ず確認・整理してください。
Q. 費用はどれくらいかかりますか?
発行する番号の数と通話量によって変わります。最初から細かく分けすぎると費用がかさむため、まず経路を3つ程度に分けて始めるのが現実的です。
Q. 広告を出していなくても導入する意味はありますか?
効果は限定的です。測るべき出稿がない状態では、番号を分けても判断材料になりません。まず問い合わせを増やす施策が先になります。
Q. 受任につながったかどうかも分かりますか?
コールトラッキングで分かるのは、電話が来たところまでです。受任の有無は事務所側で記録し、突き合わせる必要があります。
Q. Web予約を入れれば、コールトラッキングは不要ですか?
電話での問い合わせが残る限り、その経路は測れません。ただしWeb予約に移せる分だけ、測れない領域は減ります。どちらを優先するかは、現在の問い合わせの内訳によって判断してください。

RELATED

あわせて読みたい

SERIES GUIDE

弁護士事務所の相談予約ガイド

LINE相談予約と電話対応の削減をまとめた、法律事務所シリーズのトップページです。

TOPページへ
LINEで集客分析を相談