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🏥 このページは内科クリニックシリーズ『内科クリニックの予約システム』の関連記事です。

STEP ZERO

工程表を引く前に、開業の「型」を決める

ここが決まらないと、必要な資金も期間も見積もれません。

型 1

戸建て(土地・建物を用意する)

駐車場を広く取れ、看板も出しやすいため、車社会の地域では強い形です。ただし土地の取得や建築に時間がかかり、準備期間は2年を超えることもあります。初期投資が最も大きく、返済計画の設計がそのまま経営の安定度になります。

型 2

医療モール(複数科が入る施設)

他科からの紹介が期待でき、調剤薬局が同居していることも多い形です。開業時の集患が読みやすい一方、賃料と管理費が高めで、他テナントの入退去に影響を受けます。モール側の規約で診療時間や広告に制約が付く場合もあるため、契約前の確認が要ります。

型 3

ビルテナント(駅前・商業ビルの一室)

駅前で人通りが多く、通勤前後の受診が見込めます。内装工事の自由度がビルの設備に縛られるのが弱点で、給排水や電源容量、レントゲン室の遮蔽が取れないケースがあります。物件を押さえる前に、設計士に見てもらってください。

FLOW

構想から開院までの、7段階

標準的には18か月前後。物件次第で前後します。

1

18〜15か月前

診療方針と、診療圏を決める

どんな患者を、どこまで診るのか。内科は範囲が広いため、生活習慣病の継続管理を軸にするのか、発熱・急性期の受け皿を担うのかで必要な設備も導線も変わります。候補地の人口構成、既存の医療機関の分布、交通量を見て、来院が見込める規模を数字にします。

2

15〜12か月前

事業計画と、資金調達

初期投資と運転資金を積み上げ、月あたり何人の来院で成り立つかを計算します。金融機関はここを見ます。開業当初は患者数が想定を下回るのが普通なので、半年〜1年分の運転資金を別枠で確保しておくと、無理な集患をせずに済みます。

3

12〜9か月前

物件の選定と契約

診療圏調査の結果と、必要な床面積・設備条件を突き合わせて絞ります。契約前に、レントゲン室の遮蔽・給排水・電源容量・バリアフリー要件が満たせるかを設計士に確認してください。契約後の「できません」は取り返しがつきません。

4

9〜6か月前

内装設計と、保健所への事前相談

図面ができたら、着工前に保健所へ相談に行きます。診察室の広さ、待合の椅子数、消毒設備など、地域ごとに運用が違う部分があります。並行して医療機器・電子カルテ・レセコンの選定を進めます。

5

6〜3か月前

スタッフ採用と、Webの立ち上げ

看護師・医療事務の求人を出します。同時にホームページを公開し、Googleビジネスプロフィールの準備を始めます。検索で見つかるまでには時間がかかるため、開院直前の公開では初月の集患に間に合いません。

6

3〜1か月前

届出と、開院前研修

保健所へ診療所開設届(または開設許可申請)、地方厚生局へ保険医療機関の指定申請を行います。指定は月ごとの締切に間に合うかで発効月が変わるため、逆算が必須です。スタッフの動線研修、電子カルテの操作練習もこの時期に。

7

開院直前〜開院

内覧会と、初月の運用

内覧会は近隣への挨拶と、初診予約の獲得を兼ねます。開院初月は問い合わせが集中する一方、スタッフはまだ業務に慣れていません。予約と案内のうち機械に任せられる部分を先に決めておくと、この時期の負荷がかなり変わります。

PAPERWORK

開院前後に発生する、主な届出

窓口と期限が分かれています。詳細は必ず所轄の窓口でご確認ください。

手続き窓口タイミングの目安
診療所の開設届保健所開設後すみやかに(事前相談は着工前)
保険医療機関の指定申請地方厚生局月ごとの締切あり。最重要
エックス線装置の備付届保健所装置設置後
開業に伴う税務の届出税務署・都道府県開業後の定められた期間内
労働保険・社会保険労基署・年金事務所ほかスタッフ雇用の開始にあわせて
各種公費・予防接種の契約自治体・医師会開院前に相談しておく

この中でスケジュールを支配するのが保険医療機関の指定申請です。締切と指定日は地域によって運用が異なり、締切を1日過ぎると指定が翌月にずれます。指定を受けていない状態では保険診療ができないため、実質的に開業日そのものが動きます。物件契約や内装のスケジュールは、ここから逆算して組んでください。

AFTER OPENING

開院してからの3か月に、何が起きるか

準備が終わった瞬間から、別の課題が始まります。

📉

来院数が計画に届かない

開院直後から満床になる医院はまれです。認知が広がるまでの数か月をどう耐えるかは、運転資金の厚みで決まります。

📞

電話が鳴り続ける

診療時間の確認、予約の変更、初診の問い合わせ。受付が電話に取られると、目の前の患者への対応が薄くなります。

🤒

発熱患者の導線が混乱する

一般外来と分ける必要がありますが、当日の飛び込みが読めません。来院前に症状を把握できると、受け入れ判断が早くなります。

🔁

再診が定着しない

生活習慣病は継続受診が前提ですが、症状が軽い患者ほど足が遠のきます。次回の来院を「なんとなく」にしないことが要ります。

🧑‍💼

スタッフの手順が固まらない

開院初期は業務フローが日々変わります。人に依存した運用ほど、離職時の打撃が大きくなります。

口コミが最初の数件で決まる

初期に付いたレビューは長く残ります。待ち時間や電話のつながりにくさは、そのまま評価に書かれます。

NEXT STEP

受付の設計は、開院してからでは直しにくい

開院後に「電話が多すぎる」と気づいてから予約システムを入れると、それまでの予約を移す作業と、患者への案内し直しが発生します。運用が固まる前に形を決めておくほうが、結果的に手間が少なくて済みます。

私たちが提供している予約・顧客管理システム(リピタス/RepiTas)は、一般外来と発熱外来のように性質の違う枠を分けて持てます。来院前のWeb問診、生活習慣病の再診リマインドまで同じ仕組みで扱えるため、受付の人手を増やさずに開院初期を回せます。

まずは想定している1日の患者数と、診療時間、スタッフの人数をお聞かせください。システムが必要な規模かどうかを含めて、率直にお答えします。

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その場で、LINE予約を体験できます

下のスマホ画面は、お客様が実際にLINEから予約する画面のデモです。 メニュー・日時を選んで、予約完了まで実際にお試しいただけます。

※ クリニック・内科向けの画面例です。「LINE デモ花子」さんとして、予約完了まで実際に操作できます。
項目名・メニュー・配色は、お店に合わせてお作りします。

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FAQ

内科の開業についてよくある質問

Q. 準備期間はどれくらい必要ですか?
テナント開業で1年〜1年半、戸建てや土地取得を伴う場合は2年前後を見ておくと現実的です。読みにくいのは物件探しで、条件に合う物件が出るまで待つ期間が読めません。
Q. 何から手をつければいいでしょうか?
診療方針と診療圏の検討です。ここが決まらないと、必要な床面積も設備も資金も見積もれません。物件情報から入ると、条件に引きずられた判断になりがちです。
Q. 開業コンサルタントは必要ですか?
手続きと業者の手配を任せられる利点はあります。ただし紹介される物件や機器に手数料が乗る構造もあるため、契約内容と報酬の出どころは確認してください。
Q. 運転資金はどれくらい確保すべきですか?
開院直後は診療報酬の入金までに時間差があり、患者数も計画を下回るのが通常です。数か月分の固定費を別枠で確保しておくと、判断に余裕が生まれます。
Q. ホームページはいつ作るべきですか?
開業の3〜6か月前には公開しておきたいところです。検索結果に反映されるまで時間がかかるため、開院直前に公開すると初月の集患に間に合いません。
Q. 予約システムは開業と同時に入れるべきですか?
電話だけで回すつもりなら後からでも構いませんが、発熱外来のように時間を分けたい枠があるなら最初から入れたほうが楽です。運用が固まってからの移行は手間がかかります。

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