リピタスRepiTas|リピーターを管理する運用
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👥 層に分けて、扱いを変える
スタッフが3人を超えると、誰が常連かの認識がずれ始めます。記憶による管理は、人が増えた瞬間に破綻します。層に分けて、誰が見ても同じ判断ができる状態にします。
2軸
回数と直近度
5層
扱いを変える単位
月1回
見直しの頻度
📖 このページは『無断キャンセルは、3つの理由に分けると防げる|予防から事後対応までの設計』の深掘り記事です。
INTRO
リピーター管理という言葉は曖昧ですが、実務的な意味ははっきりしています。顧客を層に分け、層ごとに違う扱いをすることです。全員に同じ案内を同じ頻度で送っているなら、それは管理していない状態です。
分ける軸は2つで足ります。来店回数(どれだけ深い関係か)と、最終来店からの経過日数(いま関係が続いているか)。この2軸で切ると、打つべき手がまったく違う5つの層が現れます。
売上金額を軸に加えたくなりますが、最初はやめてください。金額で分けると、単価の高い層ばかりに目が向き、頻度で支えている層を落とします。金額は、運用が回り始めてから足す軸です。
SEGMENT
境目の日数は、自店の平均来店周期を基準に決めてください。
| 層 | 条件の例 | いちばんの目的 |
|---|---|---|
| 新規 | 来店1回・90日以内 | 2回目を来てもらう |
| 育成中 | 来店2〜4回・周期内 | 習慣にする |
| 定着 | 来店5回以上・周期内 | 離さない・紹介につなげる |
| 要注意 | 周期の1.5倍を超過 | 思い出してもらう |
| 休眠 | 半年以上来店なし | 戻る人だけに絞って声をかける |
ACTION
その場の判断でなく、決めた通りに動ける形にします。
初回の内容を記録し、数日後に一度連絡し、目安の時期に案内を送る。この3つだけを、確実にやります。新規に多くの手をかけても、2回目が来なければ意味がありません。ここに絞るのが正解です。
この層が落ちる原因の多くは、意欲ではなく手続きです。希望の枠が取れない、変更しづらい、連絡が面倒。ここを潰すことが、どんな販促よりも効きます。次回予約をその場で取る流れも有効です。
値引きではなく、先行案内や優先枠、担当の固定。「知られている」と感じてもらうことが、この層の維持につながります。紹介をお願いするなら、この層です。
周期を超えた時点で、前回の内容に触れた連絡を1回。放置期間が長いほど戻りません。速さが効きます。複数回送るとかえって離れます。
半年以上空いた層は、多くが他店に移っているか、必要がなくなっています。過去の来店回数が多かった人だけに絞って、年に1〜2回。全員に送ると、ブロックと配信停止が増えるだけです。
クレーム対応中、繰り返しの無断キャンセル、配信を断られた方。除外リストがないと、事故が起きます。層分けと同時に、送らない相手を決めてください。
SETUP
手作業で層を維持するのは不可能です。自動で切り替わる形にします。
層の境目は、この数字から決めます。周期30日の店と90日の店で、「要注意」の定義がまったく違うためです。過去1年の履歴から中央値を出してください。
手でタグを付け替える運用は、3か月で止まります。「最終来店日から◯日」「来店回数◯回以上」という条件で、自動的に振り分けられるかを確認してください。
送るたびに文章を考えていると、送らなくなります。5層分の雛形を作り、毎月同じものを使ってください。変えるのは季節の一言だけで十分です。
月初でも月末でもよいので、日付を固定します。「余裕があるときに」では、繁忙期に飛びます。15分で終わる作業量に設計してください。
各層が何人いるかを毎月メモするだけで、施策の効果が見えます。定着層が増え、要注意層が減っていれば、打ち手は当たっています。
店長だけが把握している状態では、接客に反映されません。予約画面にその人の層が表示されるのが理想です。
PITFALL
やり方を間違えると、顧客を遠ざけます。
内部の分類は、内部にとどめてください。「あなたは〇〇ランクです」と伝えると、下の層の人が離れます。特典として表現するなら、条件を前向きな言葉に置き換えてください。
売上上位に集中すると、そこが抜けたときの打撃が大きくなります。層の分散は、経営の安定に直結します。育成中の層を厚くすることを忘れないでください。
反応がないからと繰り返すと、ブロックされます。1回送って反応がなければ、次は休眠層の扱いに移してください。
10層に分けても、運用できません。5層でも多いと感じるなら、3層(新規・継続・離脱しかけ)から始めて構いません。
客層や周期は変わります。半年に一度は、境目の日数が実態に合っているかを確認してください。
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