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📖 このページは『無断キャンセルは、3つの理由に分けると防げる|予防から事後対応までの設計』の深掘り記事です。

INTRO

分けていること自体が、悪いわけではありません

予約はGoogleカレンダー、顧客はExcel。予約は専用ツール、カルテは紙。この形が悪いのではなく、この形が生む「毎日の突き合わせ」がコストになっています。ツールが2つあると、人間が接着剤の役をやることになるからです。

接着剤の仕事は、目立ちません。予約が入るたびに顧客ファイルを探す数十秒、来店後にメモを別の場所へ書き写す1分、同じ人が2件に分かれていないか確かめる数分。1件あたりは短くても、件数を掛けると無視できない量になります。

このページでは、一体化によって具体的に何が消え、何が新しく見えるようになるのかを工程で示します。あわせて、一体化しないほうが早いケースにも触れます。

はじめに確かめること

一体化を検討する前に、いまの往復回数を1日だけ数えてみてください。「予約側と顧客側を両方開いた回数」です。10回未満なら急ぐ必要はありません。30回を超えているなら、投資は回収できる可能性が高くなります。

GAP

別々に持つと、どこで手が止まるか

工程ごとに、発生する手作業を並べました。

場面別々に持つ場合一体化した場合
予約が入る予約表に追加し、顧客ファイルを探して来店予定を追記予約が入った時点で顧客の履歴に自動で並ぶ
当日の準備明日の予約者を1件ずつ顧客側で検索し、前回の内容を確認予約一覧から、前回内容が展開して見える
来店後紙のカルテに記入し、後で電子側へ転記その予約に紐づけてメモを残すだけ
キャンセル予約を消し、顧客側にも記録を残す(忘れがち)キャンセルが履歴として自動で残る
再来店の案内来ていない人を顧客側で抽出し、予約状況と照合最終来店日から抽出し、そのまま案内できる
同一人物の判定電話番号やカナで人力照合。重複が生まれる予約時に既存顧客と結びつく

MERIT

一体化で、実際に変わること

「便利になる」ではなく、何がなくなるかで見てください。

照合の時間が、まるごと消える

一体化の効果で最も大きいのは、新しくできることではなく、やらなくてよくなることです。予約と顧客を行き来する動作がなくなると、ピーク時の忙しさの質が変わります。手が空くというより、途切れなくなる感覚に近いものです。

🧬

履歴が、勝手にたまる

人が入力する記録は、忙しい日から抜けます。予約・来店・キャンセルが自動で履歴になれば、記録の密度が繁忙に左右されません。1年後に振り返ったとき、この差が分析できるかどうかを分けます。

👥

重複顧客が、生まれにくくなる

別管理では「山田太郎」と「ヤマダタロウ」が別人として増えていきます。重複は集計を静かに狂わせ、案内の重複送信という失礼にもつながります。予約時点で既存顧客と結びつく設計なら、入口で防げます。

🎛

案内の出し分けが、現実的になる

「3か月来ていない、単価5,000円以上の人だけに」という抽出は、2つのツールをまたぐと実務的に不可能です。同じ場所にあるから、条件を組み合わせられます。

🤝

引き継ぎが、口頭でなくなる

担当が休んだ日、代わりの人が予約画面を開けば経緯まで分かる。一体化は、属人化への対策としても効きます。

📉

取りこぼしが、見えるようになる

キャンセルや来店なしが履歴に残ると、誰がどれくらいの頻度で流れているかが数字になります。感覚で「最近多い気がする」と言っていた話が、確かめられる話に変わります。

CAUTION

一体化しても、自動では良くならない部分

期待しすぎると、導入後にがっかりします。

01

過去のデータは、きれいには移りません

紙のカルテや自由記述の多いExcelは、そのままの形では取り込めません。移行対象を「連絡先と最終来店日だけ」に絞り、過去の詳細は参照用として別に残すほうが現実的です。全部を移そうとすると、移行だけで数か月かかります。

02

接客のメモは、人が書く必要があります

予約や金額は自動でたまりますが、要望や会話の内容は自動化できません。ここを書く時間を営業フローのどこに置くかを、導入時に決めてください。「空いた時間に」では書かれません。

03

項目を増やしすぎると、逆に使われません

一体化を機に「せっかくだから」と入力欄を増やすと、空欄だらけの画面ができます。最初は予約に必要な項目+メモ欄だけで始めるほうが、定着します。

04

分けたままのほうが早い場合もあります

予約が月に数十件で、顧客の顔と事情を全員覚えていられる規模なら、一体化の効果は小さくなります。スタッフが3人を超えたあたりから、効果が出はじめます。

CONNECT

「連携できます」と「一体である」は違います

予約システムの説明に「顧客管理ツールと連携できます」と書かれていることがあります。ここは注意して読んでください。連携には、1日1回まとめて送る方式、項目の一部だけ送る方式、追加費用のかかる方式など、いくつもの段階があります。

確認すべきは3点です。①予約が入った瞬間に反映されるか、②予約の変更やキャンセルも反映されるか、③同一人物の判定を何で行うか。このどれかが欠けていると、結局は人が確かめる作業が残ります。

同じ製品の中に両方が入っている「一体型」であれば、この3点はそもそも問題になりません。逆に、すでに使っている顧客管理を手放したくない場合は、連携の質を見極める価値があります。詳しい確認手順は、予約管理と顧客管理をまとめる方法で扱っています。

REPITAS

はじめから1つになっている、という選択

当社の「リピタス(RepiTas)」は、予約と顧客管理を別々の製品としてではなく、1つの仕組みとして提供しています。予約が入れば顧客の履歴が伸び、履歴から抽出した相手へそのまま案内が送れます。連携の設定も、同期のタイミングを気にする必要もありません。

既存の予約データからの移行や、業種特有の項目追加もご相談いただけます。※内容により別途費用と期間が必要です。

料金は月額11,000円〜、初期費用0円〜。まずは現状をお聞かせいただくところから始められます。

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FAQ

よくある質問

Q. いま使っている予約システムに、顧客管理を足せますか?
製品によります。同じ会社が顧客管理機能を追加オプションとして用意している場合は、それが最も手間がかかりません。外部の顧客管理と連携させる場合は、反映のタイミング(即時か1日1回か)、変更・キャンセルの反映有無、同一人物の判定方法の3点を必ず確認してください。
Q. 一体化すると、費用は上がりますか?
単体の予約ツールより月額は上がるのが一般的です。ただし、別々に2つ契約する場合の合計額や、毎日の照合作業にかかっている人件費と比べてください。1日30分の照合が消えるなら、月あたり10時間前後の削減になります。
Q. 紙のカルテを使っています。全部入力し直す必要がありますか?
いいえ。過去分をすべて移す必要はありません。連絡先と最終来店日だけを移し、詳しい記録はこれから積み上げる方針が現実的です。過去の紙は参照用として保管し、来店のたびに必要な分だけ電子側へ書き写していけば、半年ほどで主要な顧客が揃います。
Q. スタッフが機械に不慣れです。使いこなせるでしょうか。
入力箇所が少ないものを選んでください。予約が入った時点で顧客情報ができる構成なら、スタッフが覚えるのは「メモを書く場所」だけです。逆に、予約と顧客を人が紐づける操作が必要な製品は、不慣れなスタッフほど抜けが出ます。
Q. 一体化のデメリットはありますか?
1つの製品に依存するため、乗り換え時の負担が大きくなります。契約前に、顧客データと予約履歴をCSVなどで自分たちで出力できるかを確認しておいてください。出力できるなら、依存のリスクはかなり下がります。
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