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📖 このページは『無断キャンセルは、3つの理由に分けると防げる|予防から事後対応までの設計』の深掘り記事です。

INTRO

まず、店側に原因がある分を見つけてください

キャンセルが多いと感じたとき、真っ先に検討されるのはキャンセル料の設定です。しかし、その前にやるべきことがあります。店側の設計が原因で起きている分を、見つけて潰すことです。

予約の内容が曖昧なまま受けていた。予約から当日まで2か月空いていた。確認の通知が届いていなかった。変更する手段が電話しかなかった。これらはお客様の問題ではなく、店の設計の問題です。ここを直さずに規定だけを厳しくすると、キャンセルは減らず、予約だけが減ります。

このページでは、発生しているキャンセルを3つに仕分けたうえで、それぞれに対する手当てを整理します。分けることで、どこに労力を使うべきかが決まります。

親ページとの関係

連絡のない無断キャンセルに絞った対策は親ページで、直前のキャンセルこちらで扱っています。このページは、連絡ありも含めたキャンセル全般を対象にします。

SORT

キャンセルを、3つに仕分ける

同じ「キャンセル」でも、性質がまったく違います。

🏪

① 店側の設計が原因

予約内容が曖昧、通知が届いていない、変更手段が電話だけ、予約から当日までが長すぎる。これらは店が直せる部分であり、最優先で手をつけるべき領域です。お客様のマナーの問題として扱っている限り、永遠に減りません。まずここを疑ってください。

🎯

② 防げる余地があるもの

忘れていた、連絡しづらかった、予約を軽く考えていた。リマインド、変更導線、同意取得といった手当てで、相当数を事前連絡や来店に変えられます。ここが対策の主戦場になります。

🌧

③ 防げないもの

体調不良、事故、身内の不幸、交通の乱れ。これは防ぐ対象ではなく、損失を小さくする対象です。早く連絡してもらう、空いた枠を埋め直す、という方向で扱います。厳しい規定で押さえ込もうとすると、店の評判を損ないます。

📋

仕分けには、記録が要ります

キャンセルが出たら、日時・経路・新規か常連か・予約からの日数・連絡の有無を残す。数か月分たまると、自店で起きているのがどの型かが見えてきます。記録がないまま対策を選ぶと、効かない場所に労力を注ぐことになります。

AT-BOOKING

予約を受ける時点で、打てる手

①と②の大部分は、ここで決まります。

01

予約の内容を、具体的に決めてもらう

名前と日時だけの予約は、確度が低くなります。メニュー、人数、担当者、所要時間。決める項目が増えるほど、予約が現実味を帯びます。ただし増やしすぎると途中で離脱されるため、当日の運営に必要なものに絞ってください。

02

受付できる先の期間を、区切る

半年先まで開けておくと、その間に状況が変わる余地が大きくなります。来店周期に合わせて1〜2か月先まで、といった区切りを設けると、確度の低い予約が減ります。繁忙期の先行予約は例外扱いにしても構いません。

03

キャンセルポリシーに、同意してもらう

掲示するだけでは読まれません。確定前にチェックを入れる形にすると、能動的に読む機会が生まれ、記録としても残ります。厳しさより、明示されていることのほうが重要です。

04

確定の通知を、必ず自動で送る

予約できたかどうかが曖昧だと、確認の電話が発生し、記憶にも定着しません。日時・場所・内容が書かれた通知が手元に残ることで、予約の存在が確かなものになります。

05

変更の方法を、予約時点で伝えておく

「ご都合が変わった場合はこちらから」。方法を知らない人は、連絡せずに来ないという選択をします。この一行を通知に入れておくだけで、無断が事前連絡に変わります。

06

被害の大きい予約だけ、事前決済にする

コース料理、大人数、高額メニュー。全予約に一律で適用すると気軽な予約が減るため、損失の大きいものから順に適用してください。効果は確実ですが、副作用もあります。

BEFORE-VISIT

予約から当日までに、打てる手

期間が長いほど、途中の手当てが効きます。

🔔

リマインドを、期間に応じて送る

1か月先なら1週間前と前日の2回、数日先なら前日の1回。予約から当日までが長いほど、忘れられる確率は上がります。自動化されていれば、回数を増やしても手間は変わりません。

🔗

通知に、変更の導線を必ず入れる

思い出した瞬間に動けるかどうかが分かれ目です。「明日お待ちしています」だけの文面は、キャンセルを受け取る機会を捨てています。

📲

連絡の敷居を、下げる

電話しか手段がないと、気まずさと時間の制約で連絡されません。24時間、数タップで済む導線があれば、直前でも連絡が来ます。連絡が来れば、枠を埋め直す時間が生まれます。

🔁

キャンセルより、変更を先に見せる

「行けなくなった」の多くは「その日は行けない」です。日程変更の選択肢を大きく、先に置くだけで、予約が残ることがあります。

📞

被害の大きい予約だけ、人が確認する

宴会や高額メニューは、自動リマインドに加えて前日に一言確認する価値があります。全件にやる必要はありません。失うものの大きさで、手のかけ方を変えてください。

AFTER

起きてしまった分の、扱い方

③は防げません。損失を小さくする方向で扱います。

状況やること狙い
連絡があった(数日前)日程変更を提案する予約を失わずに残す
連絡があった(当日)キャンセル待ちへ案内枠を埋め直す
連絡がなかった確認の連絡を入れ、記録に残す事情の把握と、次への材料
同じ人が繰り返す記録をもとに個別対応感情ではなく事実で判断
特定のメニューに集中そのメニューだけ条件を変える被害の大きい所を先に塞ぐ

REPITAS

仕分けも、対策も、同じ仕組みの中で

当社の予約・顧客管理システム「リピタス(RepiTas)」は、予約時の入力項目や受付期間の設定、キャンセルポリシーへの同意取得、自動確認とリマインド、お客様自身での変更・キャンセルまでを標準で備えています。このページで挙げた予約時点と来店までの手当てが、1つの仕組みの中に収まります。

加えて、予約・来店・キャンセルの記録が顧客ごとに残るため、どの型のキャンセルが多いのかを数字で仕分けられます。新規と常連で扱いを分ける、特定のメニューだけ条件を変えるといった調整もご相談いただけます。※内容により別途費用と期間が必要です。

料金は月額11,000円〜、初期費用0円〜。まずは記録を取るところから、一緒に始められます。

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FAQ

キャンセル対策について、よくある質問

Q. キャンセル率は、どれくらいが普通ですか?
業種、価格帯、客層、予約の入り方によって大きく違うため、一般的な水準を示すことにあまり意味はありません。重要なのは、自店の数字を記録して、対策の前後で比較することです。他店と比べるより、先月の自店と比べるほうが役に立ちます。まず3か月分の記録を取ってください。
Q. キャンセルを完全になくす方法はありますか?
ありません。体調不良や急な用事は防ぎようがなく、防ぐべきものでもありません。目指すべきは、店側の設計が原因で起きている分をなくし、防げる分に手を打ち、防げない分の損失を小さくすることです。ゼロを目指すと、厳しすぎる規定でお客様を遠ざけることになります。
Q. キャンセルポリシーは、厳しくすべきですか?
厳しさそのものより、明示と同意が重要です。予約の確定前にチェックを入れて同意してもらう形にすると、能動的に読む機会が生まれ、記録としても残ります。ただし、厳しすぎる規定は予約自体を減らします。被害の大きい予約に限定して適用するほうが現実的です。
Q. 新規のお客様のキャンセルが多いのですが。
予約時点の設計に原因があることが多いです。名前と日時だけで取れる予約は、気軽に取れる分だけ気軽に流されます。メニューや人数を具体的に決めてもらう、キャンセルポリシーに同意してもらう、といった手当てで確度が上がります。記録があれば、新規と常連で扱いを分けることもできます。
Q. キャンセルされた枠は、どうすればいいですか?
早く分かるほど埋め直せます。キャンセル待ちの登録者へ自動で案内が飛ぶ仕組みがあれば、当日でも埋まることがあります。防ぐ努力と並行して、埋める手も持っておくと、損失の総額が変わります。
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