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COMPARE

4つの観点で並べてみる

「簡単か」ではなく「どこが難しいか」で比べます。

観点たばこ屋(小売販売)シーシャバー
必要な許可財務大臣の許可(下りないことがある)食品衛生法上の営業許可など(要件を満たせば取得可能)
最大の関門距離基準など、場所の条件換気設備と、集客
初期費用比較的抑えられる(在庫資金は必要)内装・換気工事の負担が大きい
1件あたりの粗利薄い(税の割合が大きい)厚い(滞在時間で単価も伸びる)
売上の作り方数を売る/併売でカバー滞在時間と単価/リピーター
立地の条件距離基準をクリアできる場所夜間に人が動く場所
計画の立てやすさ許可の可否が読めず、立てにくい場所が決まれば計画は立てやすい

🧭 結論を先に言うと

「始められるかどうか」で難しいのはたばこ屋「続けられるかどうか」で難しいのはシーシャバーです。たばこ屋は許可さえ下りれば商売の形は安定していますが、その許可が最大の不確実要素になります。シーシャバーは始めること自体のハードルは低い一方、集客と収益の設計を自分で作る必要があります。

TABACO

たばこ屋の難しさ:始められるかどうか

努力では動かせない部分に、関門があります。

01

許可が下りるかどうかを、事前に確定できない

既存店との距離基準があり、予定している場所によっては、どれだけ準備しても許可されません。努力や事業計画の質では覆せない領域です。

02

場所を決めないと、可否が判断できない

距離基準は営業所の位置に対して判断されます。物件の候補がないと相談もできず、かといって契約後に不許可では損失が出る——この順序の問題が最も厄介です。

03

粗利が薄く、単体では成立しにくい

販売価格に占める税の割合が大きく、小売の取り分は限られます。併売商品との組み合わせを前提に設計する必要があります。

04

一方で、始まれば商売の形は安定している

需要は読みやすく、日々の運営に特別な技術は要りません。不確実なのは入口だけという見方もできます。

SHISHA

シーシャバーの難しさ:続けられるかどうか

始めるのは比較的容易ですが、その後が本番です。

01

換気設備が、物件の条件と費用を左右する

煙が滞留する業態のため、換気は快適さと近隣対策の両面で必須です。ダクトの経路が確保できない物件では、工事費が跳ね上がるか、そもそも不可能になります。内見の段階で確認が必要です。

02

滞在時間が長く、席の回転が上がらない

1組が数時間滞在するのが一般的です。席数がそのまま売上の上限になり、飲食店のように回転で稼ぐことができません。

03

技術と接客が、そのまま商品になる

フレーバーの調合、炭の管理、火加減。味が安定しない店はリピートされません。ここは経験を積むしかない領域です。

04

深夜営業・酒類の提供で、要件が増える

深夜に酒類を提供する場合は別途の届出が関わり、店舗の形態によっては風営法上の扱いも確認が必要です。営業形態を決めてから、所轄に確認してください。

05

リピーターがつくまでの期間を、資金で乗り切る必要がある

常連中心の商売になるため、認知が広がるまで時間がかかります。この期間の運転資金が、最も多くの店がつまずく部分です。

CHOOSE

どちらが向いているか、判断の目安

得意なことと、避けたいリスクで選びます。

🚬

たばこ屋が向いている場合

すでに店舗や物件を持っている、または併売する商材の目処が立っている場合です。距離基準をクリアできる立地が確保できるなら、日々の運営は安定しています。接客より、堅実な在庫管理が得意な方に向きます。

💨

シーシャバーが向いている場合

接客と場づくりが得意で、常連との関係を築ける方に向きます。シーシャそのものへの理解と、味を安定させる技術が前提になります。夜型の生活に対応できることも条件です。

⚠️

どちらも避けたほうがよい場合

「なんとなく儲かりそう」で選ぶ場合です。たばこ屋は許可という不確実性を抱え、シーシャバーは集客と技術の負担を抱えます。どちらも、片手間では続きません。

🔀

両方を組み合わせる場合

制度上は別の話なので、それぞれの要件を満たせば可能です。ただし必要な許可も設備も客層も違うため、同時に立ち上げる負担は小さくありません。どちらかを先に軌道に乗せるほうが現実的です。

NEXT

どちらを選ぶにしても、最初にやること

順番を守ると、無駄が減ります。

01

所轄の窓口に相談する

たばこ屋なら財務局・財務事務所、シーシャバーなら保健所と(必要に応じて)警察署。物件を契約する前に相談する——これが最も多くの損失を防ぎます。

02

物件の条件を、業態の要件から確認する

たばこ屋なら距離基準、シーシャバーなら換気のダクト経路。後から変えられない条件を、内見の時点で確認してください。

03

収支の上限を計算する

たばこ屋なら1箱の粗利と販売箱数、シーシャバーなら席数と滞在時間。努力で超えられない天井を先に把握しておくと、判断がぶれません。

04

運転資金を、多めに確保する

どちらも、軌道に乗るまでに時間がかかります。売上がほぼゼロの期間を乗り切れるかどうかが、実際の分かれ目になります。

CAUTION

制度に関する注意

判断の前に、必ずご確認ください。

⚠️ この記事は一般的な整理です

たばこ事業法に基づく許可の要件、食品衛生法上の営業許可、深夜における酒類提供に関する届出、風営法上の扱いなどは、業態・店舗の形態・自治体の運用によって判断が変わります。また制度改正により内容が変わることもあります。実際の手続きと可否の判断は、所轄の財務局・財務事務所、保健所、警察署、および行政書士等の専門家に必ずご確認ください。

FAQ

2業態の開業についてよくある質問

Q. シーシャバーの開業に許可は必要ですか?
飲食物を提供する場合は食品衛生法上の営業許可が必要です。深夜に酒類を提供する場合は別途の届出が関わり、店舗の形態によっては風営法上の扱いを確認する必要もあります。要件は業態と自治体で異なるため、所轄にご確認ください。
Q. シーシャの店でたばこを販売することはできますか?
製造たばこを小売販売するには財務大臣の許可が必要です。シーシャの提供と、たばこ製品の小売販売は別の話として整理してください。
Q. シーシャの初期費用はどれくらいですか?
内装・換気設備・シーシャ本体と備品・当面の運転資金が必要です。とくに<strong>換気設備</strong>は物件によって工事費が大きく変わるため、内見の段階で確認が必要です。
Q. たばこ屋の許可はどこに申請しますか?
所轄の財務局・財務事務所が窓口です。既存店との距離基準などがあり、申請すれば必ず下りるものではありません。物件の契約前に相談することをおすすめします。
Q. どちらのほうが早く開業できますか?
一概には言えません。たばこ屋は許可の審査期間が読めない一方、シーシャバーは内装と換気工事に時間がかかります。ただしシーシャバーは「場所さえ確保できれば進められる」という点で、計画は立てやすくなります。
Q. 両方を組み合わせることはできますか?
制度上は別の話なので、それぞれの要件を満たせば可能です。ただし必要な許可も設備も客層も異なるため、同時に立ち上げる負担は小さくありません。

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