リピタスRepiTas|古着屋 開業資金
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💴 古着屋開業ガイド|資金編
「古着屋を開くのにいくら必要?」——答えは路面店かネット販売か催事かで大きく変わります。さらに古着屋は仕入れた在庫そのものが資金。このページは費用の内訳と資金繰りを、資金の観点にしぼって分解します。
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出店形態別の資金感
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初期費用の内訳
3〜6ヶ月
運転資金の目安
WHY IT VARIES
飲食店なら厨房、サロンなら施術台と、多くの業種は「箱(設備)」に一番お金がかかります。ところが古着屋は違います。什器も内装も工夫しだいで抑えられる一方、棚を埋める在庫=仕入れそのものが最大級の投資になり、しかもその在庫は売れるまで現金に戻りません。ここが古着屋の資金計画の勘所です。
だからこそ、最初に決めるべきは「どの形態で始めるか」。実店舗・ネット販売・催事・シェア型のどれを選ぶかで、必要な初期費用も、資金が寝る量も、リスクの取り方もまったく変わります。同じ「古着屋」でも、必要資金は数万円規模から数百万円規模まで開きます。
このページでは、形態別の資金感 → 初期費用の内訳 → 古着屋特有の「在庫=資金」の論点 → 資金を抑える方法 → 運転資金と資金調達、の順で整理します。※以下の金額はいずれも一般的な傾向にもとづく目安であり、規模・立地・仕入れ量・物件条件により大きく異なります。
BY FORMAT
「どこで売るか」で必要資金の桁が変わります。まず自分に合う形態から考えます。
| 出店形態 | 開業資金の目安 | 向いている人・特徴 |
|---|---|---|
| 実店舗(路面) | 200万〜600万円 | 世界観で見せたい/地元に構えたい。物件・内装・在庫がまとまって必要。固定費(家賃)も発生 |
| ネット販売(EC・アプリ) | 数万〜30万円程度 | まず小さく試したい。物件費ゼロ。撮影・出品の手間と発送体制がカギ。在庫と梱包資材が主な投資 |
| 催事・フリマ・間借り | 数万〜数十万円 | 固定店舗を持たず出店料単位で挑戦。イベント出店料・什器・在庫のみ。テスト販売に向く |
| シェア型古着店(棚借り) | 月数千〜数万円+在庫 | 棚単位で借りて委託販売。無人・省人運営が多く、初期費用と固定費を最小化できる |
💡 「いきなり路面店」以外の選択肢を知っておく
古着屋はネット販売・催事・シェア型なら数万円台から始められるのが強み。仕入れの目利きや値付け、在庫回転の感覚を、家賃という重い固定費を背負う前に小さく試せます。いきなり路面店を構える前に、これらで手応えをつかむ順番も現実的です。
※ 金額はあくまで目安です。どの形態でも、中古品を反復して売る以上は古物商許可が必要になります(後述)。
BREAKDOWN
小型路面店(10坪前後)を例に、費目ごとの目安と圧縮のヒントを整理します。
| 費目 | 金額の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 物件取得費(保証金・礼金・前家賃) | 家賃の6〜10ヶ月分 | 路面店の場合。ネット/催事/シェア型なら不要か極小 |
| 内装・什器(棚・ハンガーラック・鏡) | 20万〜150万円 | 居抜き・中古什器・DIYで大きく圧縮できる費目 |
| レジ・POS・キャッシュレス端末 | 5万〜30万円 | タブレットPOS+クラウドで初期費用を抑えやすい |
| 初期在庫の仕入れ費 | 30万〜200万円 | 棚を埋める最大級の投資。売れるまで現金に戻らない |
| 古物商許可の申請手数料 | 19,000円(目安) | 中古品販売に必須。営業所所在地の警察署へ申請(後述) |
| 備品(タグ・什器小物・梱包資材) | 3万〜15万円 | 値札・スチーマー・ハンガー・ショッパーなど |
| 撮影機材(ネット併売する場合) | 3万〜20万円 | 照明・背景・トルソー・スマホ/カメラ。EC主体なら必須 |
| 運転資金(開業後の当面の資金) | 家賃・仕入れ・人件費の3〜6ヶ月分 | 売上が安定するまでの生命線。別枠で厚めに確保 |
※ 金額は10坪前後の小型店を想定した一般的な目安です。ネット販売・催事・シェア型では物件取得費・内装費が大きく下がり、在庫費と撮影・梱包まわりが中心になります。
LICENSE COST
資金の観点では小さいですが、無いと開業できない必須の費目です。
古着は中古品(古物)にあたるため、仕入れて反復して売るには古物商許可が必要です。資金面での負担は大きくなく、申請手数料は19,000円が目安。ほかに住民票や身分証明書などの取得費が数千円ほどかかる程度で、費用そのものはさほど重くありません。
提出先は営業所の所在地を管轄する警察署(生活安全課・防犯係)。行政書士に代行を依頼する場合は別途報酬(数万円程度が目安)がかかりますが、自分で申請すれば手数料のみで済みます。ネット販売・催事・シェア型であっても、中古品を反復して売るなら同様に必要です。
📌 費用は小さくても、交付まで日数がかかる点だけ資金計画上も要注意。開業スケジュールと運転資金の逆算に影響します。許可の手続き・必要書類の詳細は古着屋開業ガイド(TOP)で扱っているため、ここでは資金の観点にとどめます。
🔗 警視庁:古物商許可申請の案内(手数料19,000円)※ 手数料・必要書類は制度改定や地域により変わることがあります。最新の要件は営業所を管轄する警察署の公式情報をご確認ください。
INVENTORY = CASH
古着屋の資金繰りは、内装費よりも在庫の持ち方で決まります。
棚に並ぶ一着一着は、あなたの現金が姿を変えたもの。売れて初めて現金に戻ります。つまり在庫を持ちすぎると、手元の運転資金がどんどん薄くなる。「棚は埋まっているのに現金がない」は古着屋で最も起きやすい状態です。
同じ100万円の在庫でも、月に1回転する店と3ヶ月で1回転する店では、生み出す現金の量がまるで違います。粗利率(古着は50〜70%が目安)だけでなく、どれだけ速く売り切って次を仕入れられるかが利益を左右します。
市場やセールで「安いから」とまとめ買いすると、売れ筋でない在庫が棚を占拠し、現金が長期間寝てしまいます。値下げしても捌けず、次の仕入れ資金が枯れる——過剰仕入れは黒字倒産の典型的な入り口です。
会計上は在庫も資産ですが、売れない古着は家賃を食うだけの存在。セール・アウトレット棚・ECへの転売など、現金化の出口を最初から設計しておくことが、資金を回し続けるコツです。
🧭 開業資金は「在庫」と「運転資金」を分けて考える
初期在庫にお金を全部つぎ込むと、開業直後に運転資金が尽きます。棚を8割の在庫で成立させ、残りは売上を見ながら追加するくらいがちょうどよい。仕入れ枠と運転資金枠を最初から別々に持っておくことが、古着屋の資金設計で一番大事な原則です。
COST DOWN
「安く済ませる」より「重い固定費を背負う前に確かめる」発想です。
前テナントの内装・什器が残る居抜きなら、内装工事費を大きく圧縮できます。ハンガーラック・什器・鏡・スチーマーは中古市場が豊富で、フリマアプリや厨房機器店感覚で安く揃います。見た目の統一感はDIYの塗装やタグで補えます。
いきなり路面店を構えず、EC・フリマアプリ・催事出店で先に始めれば、家賃という固定費なしに仕入れ・値付け・回転の感覚をつかめます。ここで手応えと常連の芽をつくってから店舗化すれば、失敗時の傷が浅く、資金効率も上がります。
棚を満杯にしようとすると仕入れ費が膨らみ、運転資金を圧迫します。売れ筋ジャンルに絞った少数精鋭で開店し、回転を見ながら追加するほうが、資金は長持ちし、死に在庫も減らせます。
シェア型古着店の棚借りや、他店の一角を間借りする形なら、月数千円〜数万円の固定費で「自分の売り場」を持てます。無人・省人運営が多く、人件費も抑制。まず小さく実績を積む足がかりとして有効です。
WORKING CAPITAL
開業費用を使い切ると、売上が立つ前に資金が尽きます。
開業時にかかる初期費用ばかりに目が向きがちですが、本当に危ないのは開業後、売上が安定するまでの数ヶ月です。オープン直後から満足に売れる保証はなく、その間も家賃・仕入れ・(雇うなら)人件費・光熱費は毎月出ていきます。これをまかなうのが運転資金です。
毎月出ていく主なお金(例)
これらの3〜6ヶ月分を、初期費用とは別枠で持っておくのが安心の目安です。運転資金が厚いほど、開店直後に売上が伸び悩んでも慌てて在庫を投げ売りせずに済み、腰を据えて店を育てられます。
FUNDING
自己資金と創業融資の組み合わせが基本です。
よく使われる目安として、総投資額の3分の1程度を自己資金でまかなえると、資金計画に無理が出にくく、融資審査でも評価されやすいとされます。コツコツ貯めた自己資金は、事業への本気度を示す材料にもなります。
これから開業する人・開業間もない人向けの融資制度があり、古着屋のような小規模開業でも活用しやすい選択肢です。事業計画書と資金使途(在庫・内装・運転資金の内訳)を具体的に示せるかが通過のカギ。制度内容は時期により変わるため、公式情報で最新の要件を確認しましょう。
※ 融資・補助金・自己資金割合の要件は制度や時期によって異なります。最新の要件は金融機関・所轄官庁の公式情報をご確認ください。
CHECKLIST
資金を固める前に、ひととおり確認しておきたい項目です。
※ 許認可・融資・税に関する要件は改定されることがあります。最新の要件は所轄官庁・金融機関の公式情報をご確認ください。
FAQ
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コンセプト設計・古物商許可の手続き・仕入れルート・値付け・EC併売・集客まで——古着屋開業の流れを6ステップでまとめています。物件探しや仕入れの記事もあわせてどうぞ。
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