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🏠 このページは在宅医療・訪問診療シリーズ『在宅医療・訪問診療の予約システム』の関連記事です。

THE ROUTES

患者さんは、どこから来るのか

それぞれの経路に、入り方があります。

1

ケアマネジャー(居宅介護支援事業所)

在宅医療の紹介経路として、最も太い線になり得ます。利用者さんとその家族の状況を最もよく知っている立場だからです。ただし、ケアマネは医療者ではないため、「どこまで対応してくれる医院か」が分からないと紹介しづらい。対応範囲を具体的に示した資料が要ります。

2

病院の退院支援・地域連携室

入院していた患者さんが自宅に戻るとき、受け皿となる在宅医を探します。ここに登録されるかどうかは、開業初期の患者数に直結します。退院のタイミングは待ってくれないため、「いつまでに返答できるか」が判断材料になります。

3

訪問看護ステーション

日々患者さんの家に入っている立場から、医師との連携の質を最もよく分かっています。連絡が取りやすい医師かどうかが、次の紹介に効きます。看護師からの相談にどう応じるかを、開業時に方針として決めておいてください。

4

調剤薬局・訪問薬剤

在宅の処方に関わる立場から、地域の在宅医の状況を把握しています。紹介元にも、連携先にもなります。

5

地域包括支援センター

相談を受ける立場として、地域の医療資源を把握しています。開業の挨拶に行く先として外せません。

6

ご家族からの直接の問い合わせ

数としては多くありませんが、「親を家で看たい」と検索した家族が辿り着くことがあります。このときサイトに情報がないと、問い合わせにすら至りません。

WHAT TO TELL

紹介元が、本当に知りたいこと

理念や経歴ではありません。判断に使える情報です。

項目なぜ知りたいか
訪問できる地域の範囲この利用者さんが対象になるか、真っ先に確認される
対応できる医療的処置在宅酸素、経管栄養、point注入、看取りなど。範囲が分からないと紹介できない
夜間・休日の対応最重要。家族が最も不安に思う点であり、紹介の可否を分ける
受け入れの返答スピード退院日は決まっている。「検討します」で数日待たされると次を探される
連携の窓口と連絡方法誰に、どうやって連絡すればいいか。ここが曖昧だと紹介が止まる
看取りへの方針最期まで診てもらえるか。家族にとって決定的な判断材料
現在の受け入れ状況満床なら別を探す。正直に伝えるほうが関係は続く

これらをA4で1枚にまとめた資料を作ってください。挨拶回りで置いてくる、退院支援室に渡す、サイトからダウンロードできるようにする。在宅医療の広報は、まずこの1枚から始まります。ホームページに医療者向けのページを設けておけば、会えなかった相手にも届きます。

FLOW

開業までの流れ

在宅医療ならではの判断が入る箇所を厚めに書きました。

1

12〜9か月前

診療の範囲と、体制を決める

訪問する地域の範囲、対応する処置、看取りを行うか。そして最大の判断が、24時間の対応体制をどう組むかです。医師1人で始めるのか、複数体制を作るのか、地域の医院と連携するのか。ここが決まらないと、届出の選択肢も、人員計画も決まりません。

2

10〜8か月前

地域を調べる

高齢者の人口、既存の在宅医療機関の数、訪問看護ステーションの分布、病院の配置。「在宅医が足りていない地域」なのか「すでに手厚い地域」なのかで、開業初期の立ち上がりが変わります。

3

9〜6か月前

事業計画と資金調達

外来型と違い、大きな内装工事や医療機器は必要ありません。代わりに、車両、携帯型の医療機器、そして人件費が中心になります。訪問できる件数の上限から収入を計算し、そこから逆算してください。

4

7〜5か月前

拠点の確保と、届出の準備

外来を併設しないなら、拠点は事務所機能が中心になります。在宅療養支援診療所としての届出を行うかどうかは、この時期に判断します。要件は複数あり、体制の作り方に関わるため、早めに確認しておいてください。

5

5〜3か月前

挨拶回りと、資料の準備

ここが在宅医療の広報の本番です。ケアマネジャー、地域包括支援センター、訪問看護ステーション、病院の地域連携室、薬局。1枚の資料を持って回ります。開院してから始めるのでは遅く、開院時点で紹介が来る状態を作っておきたい。

6

4〜2か月前

Web公開

医療者向けの情報と、ご家族向けの情報を分けて用意します。「親を家で看たい」と検索した家族が読むページと、ケアマネが対応範囲を確認するページは、必要な内容が違います。

7

3〜1か月前

届出とスタッフ体制

保健所への診療所開設届、地方厚生局への保険医療機関の指定申請(月ごとの締切あり)。在宅療養支援診療所の届出を行う場合はその要件確認も。訪問の同行者、事務、連絡の受け手の役割を決めます。

8

開院

紹介元との関係を積み上げる

開院直後は紹介が少なくて当然です。1件の紹介に丁寧に応え、報告を返す。その積み重ねが次の紹介を呼びます。在宅医療の集患は、広告ではなく信頼の蓄積で動きます。

FOR FAMILIES

ご家族向けのページに、書くこと

「家で看たい」と調べ始めた人が、最初に読むページです。

🏠

訪問診療とは何か

往診との違い、どんな人が対象になるか。制度の説明ではなく、生活の言葉で。

💰

費用の目安

保険の適用、介護保険との関係、自己負担の考え方。ここが分からず相談を止める家族が多い。

🌙

夜間に何かあったら

最も不安な点です。どこに連絡するのか、誰が出るのか、どういう場合に往診するのか。

🚑

入院が必要になったら

在宅を選ぶと入院できなくなる、と誤解している家族がいます。連携先と流れを書く。

🕊

看取りについて

家で最期を迎えるとはどういうことか。方針を明示しておくことが、家族の判断を助けます。

📞

相談の始め方

まず何をすればいいのか。ケアマネに相談するのか、直接連絡していいのか。

NEXT STEP

紹介に応える速さが、次の紹介を呼ぶ

在宅医療の紹介では、「受けられるかどうか、いつ答えられるか」が信頼を左右します。退院日は決まっており、家族は不安な状態で待っています。ここで数日待たせると、次の紹介は来ません。

そのために必要なのは、訪問の予定が誰でもすぐ見える状態です。紙のカレンダーや医師の手帳に予定があると、その人に確認しないと答えられません。全体の空きが見えれば、その場で返答できます。

私たちが提供している予約・顧客管理システム(リピタス/RepiTas)は、定期訪問の予定と臨時の往診を同じ画面で管理でき、ご家族への次回訪問のご案内もLINEで送れます。開業時から入れておけば、紹介が増えても調整の手間は増えません。

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下のスマホ画面は、お客様が実際にLINEから予約する画面のデモです。 メニュー・日時を選んで、予約完了まで実際にお試しいただけます。

※ 在宅医療・訪問診療向けの画面例です。「LINE デモ花子」さんとして、予約完了まで実際に操作できます。
項目名・メニュー・配色は、お店に合わせてお作りします。

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FAQ

在宅医療の開業についてよくある質問

Q. 医師1人でも在宅医療を始められますか?
始めることは可能ですが、24時間の対応体制をどう組むかが課題になります。地域の医院と連携する、複数医師の体制を作るなど、方法はいくつかあります。届出の要件にも関わるため、体制の設計は開業準備の早い段階で行ってください。
Q. 外来を併設すべきでしょうか?
併設すると収入が安定し、通院できる患者さんも診られます。一方で、訪問と外来の時間の切り分けという課題が生じます。在宅に専念するなら拠点の設備投資は抑えられますが、収入は訪問件数に完全に依存します。
Q. 開業資金はどれくらい必要ですか?
大きな内装工事や高額な医療機器を必要としないため、外来型より抑えられる傾向があります。車両、携帯型の機器、そして人件費が中心です。ただし紹介が積み上がるまでの運転資金は必要です。
Q. 広告は出すべきでしょうか?
在宅医療では、一般向けの広告の優先度は高くありません。紹介経路への働きかけと、サイトでの情報提供のほうが確実です。「親を家で看たい」と検索する家族に届く内容を用意しておくことは有効です。
Q. 挨拶回りはいつから始めますか?
開院の3〜5か月前から。開院してから始めるのでは、初期の患者数が立ち上がりません。開院時点で紹介が来る状態を作っておきたいところです。
Q. ホームページには何を載せるべきですか?
医療者向けとご家族向けを分けて用意してください。医療者向けには対応範囲・地域・連携の窓口を、ご家族向けには費用の目安・夜間の対応・看取りの方針を。必要な情報が違います。

※ 届出の要件や制度の内容は改定されることがあります。詳細は所轄の窓口にご確認ください。

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