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🦴 このページは整形外科シリーズ『整形外科の予約・リハビリ継続ガイド』の関連記事です。

WHY HARD

大変さの中身は、4つに分解できる

漠然と怖がるより、内訳を知ったほうが対処できます。

1

床面積が、そのまま固定費になる

リハビリ室・レントゲン室・診察室・処置室・待合。他科なら不要な部屋が積み上がり、必要な坪数が大きくなります。賃料は毎月出ていく固定費なので、面積の判断は開業後の損益分岐点を直接決めます。

2

設備投資が、同じ時期に重なる

レントゲン装置、エコー、物理療法機器、電子カルテ。どれかを先に、というわけにいかず、開院日には全部そろっている必要があります。資金の山が一点に来るのが、この診療科の負担です。

3

人員構成が厚くなる

医師・看護師・受付に加えて、理学療法士とリハビリ助手。人件費が毎月かかり、しかも理学療法士の採用は難航しやすいという二重の課題があります。

4

物件の物理条件に縛られる

床の耐荷重、電源容量、レントゲン室の遮蔽、リハビリ室が取れる形状。良い立地でも条件が合わなければ使えません。物件探しに時間がかかる最大の理由です。

ROOMS

整形外科に必要な、7つの空間

どれを削れるか、削ると何が起きるかも書き添えます。

空間広さを決める要素削れるか
リハビリ室同時対応人数と機器台数削ると待ち行列が発生する
レントゲン室装置の仕様と遮蔽削れない
診察室医師の人数と将来の増員1室から始める判断はあり
処置室注射・ギプス・創傷処置の量診察室と兼ねると回転が落ちる
待合ピーク時の同時滞在人数削ると立ち待ちが発生する
受付・事務スタッフ数と書類の量工夫の余地あり
スタッフ用スペース人数と休憩の取り方削ると定着率に響く

この表で注意したいのが「待合を削る」判断です。面積を節約する対象として真っ先に候補に挙がりますが、整形外科は構造的に同時滞在人数が多くなる診療科です。開院後に立って待つ人が出ると、それは口コミに書かれます。

REHAB SPACE

リハビリスペースの広さは、こう決める

「なんとなく広め」で取ると、賃料だけが重くなります。

1日の想定リハビリ人数を出す

診療圏調査と、想定する診療の重心(リハビリ中心か外傷中心か)から、1日あたりの延べ人数を見積もります。ここが全計算の起点です。

ピーク時間の同時人数を出す

1日の総数ではなく、最も集中する時間帯に何人が同時にリハビリを受けるかを算出します。朝と夕方に山ができる前提で見ます。

必要な機器台数を決める

同時人数から、物理療法の機器が何台要るかが出ます。1人が複数の機器を使う場合は、その順番と所要時間も考慮してください。

機器の設置面積を積む

各機器のカタログ寸法に、操作するスタッフが立つ余地を足します。カタログの寸法だけで積むと、実際には配置できません。

通路と、移動の余地を足す

車椅子、歩行器、松葉杖。すれ違える幅が要ります。ここを削ると、混雑時に人がぶつかります。

運動療法のスペースを別に確保する

機器を使わない徒手療法や運動指導の場所です。ベッドとマットの分を、機器の面積とは別に見積もります。

この計算で出た面積が、物件の候補条件になります。逆に、物件を先に見てから「この広さでどうにかする」と考えると、開院後にずっと窮屈な運用が続きます。順番を守ってください。

NON-NEGOTIABLE

物件で、妥協してはいけない3条件

  • 1床の耐荷重。レントゲン装置やリハビリ機器には重量があります。上階の物件では、建物の構造上そもそも置けないことがあります。図面だけでなく、管理会社に確認を取ってください。
  • 2電源容量。リハビリ機器を複数同時に動かすと、想定以上の電力を使います。増設できるかどうかはビルの受電設備次第で、できない物件もあります。
  • 3バリアフリーの導線。整形外科は、歩くのが不自由な患者が来る診療科です。段差、エレベーターの有無、駐車場からの距離。ここが悪い物件は、立地が良くても選ばれません。

この3つは、契約後に工事で解決できるものではありません。内見の段階で設計士に同行してもらうのが、結果的に最も安く済みます。

PHASING

投資の山を、なだらかにする方法

全部を開院日にそろえる必要は、実はありません。

📦

リース・割賦を組み合わせる

購入とリースで返済の形が変わります。全額借入より、機器ごとに使い分けたほうが月々の負担を平らにできます。

🔧

機器を段階的に増やす

開院時は最小構成で始め、患者数を見て台数を足す。リハビリ室に将来分の電源だけ引いておけば、追加は容易です。

🖼

画像診断は連携から始める

MRIを開院時に持たず、連携先で撮る形にすれば、初期投資と専用室の面積を丸ごと後ろに回せます。

👥

人員を段階的に増やす

開院当初から満員を想定した人数を雇うと、患者が来るまでの数か月が重くのしかかります。

💻

システムは月額型を選ぶ

ホームページや予約システムを一括購入せず、月額で持てば、開業時の現金を機器と運転資金に回せます。

💵

運転資金だけは、削らない

ここを厚くしておくことが、上の全部を落ち着いて判断するための条件になります。

NEXT STEP

広さで解決できない部分は、枠の設計で吸収する

床面積には上限があります。予算にも上限があります。それでも患者は来ます。物理的に広げられない分は、来院時間を分散させることで吸収するしかありません。同じ人数でも、来る時間が散れば同時滞在人数は下がります。

私たちが提供している予約・顧客管理システム(リピタス/RepiTas)は、診察の枠と、理学療法士ごとのリハビリ枠を分けて持てます。リハビリ室の稼働を平らにし、待合の同時滞在人数を抑える設計が可能です。開業準備の段階でご相談いただければ、リハビリ室の広さと予約枠を突き合わせて考えられます。

まずは検討中の床面積と、想定している1日の来院数をお聞かせください。

開業準備について相談する

TRY IT NOW

その場で、LINE予約を体験できます

下のスマホ画面は、お客様が実際にLINEから予約する画面のデモです。 メニュー・日時を選んで、予約完了まで実際にお試しいただけます。

※ 整形外科向けの画面例です。「LINE デモ花子」さんとして、予約完了まで実際に操作できます。
項目名・メニュー・配色は、お店に合わせてお作りします。

別タブで大きく体験する

FAQ

設備とスペースについてよくある質問

Q. リハビリ室は何坪あればよいですか?
同時に対応する人数と機器の台数から逆算する話なので、一律の坪数はありません。ただし機器の設置面積だけで計算すると必ず足りなくなります。通路と運動療法のスペースを別に積んでください。
Q. 2階以上の物件でも開業できますか?
エレベーターがあり、床の耐荷重と電源容量の条件を満たせば可能です。ただし歩行が不自由な患者にとっての通いやすさは1階に劣ります。
Q. リハビリ機器は、中古でもよいですか?
初期投資を抑える手段としてはありえます。保守と部品供給が続く機種かどうか、故障時の対応がどうなるかを確認してから判断してください。
Q. 開院後にリハビリ室を広げられますか?
隣接区画が空いていれば可能なこともありますが、稀です。将来の拡張を織り込むなら、契約時に隣室の状況と拡張の可否を確認しておくと選択肢が残ります。
Q. 理学療法士は何名から始めるべきですか?
想定するリハビリ人数と、1人が同時に見られる人数から算出します。少なすぎると待ち行列ができ、多すぎると人件費が先に出ていきます。
Q. 広さが足りない場合、どう補いますか?
来院時間を分散させることで、同時滞在人数を下げる方向で吸収します。時間帯予約と、診察・リハビリの枠分けが具体的な手段になります。

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