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💡 このページは『DXとは何か——デジタル化との違いと着手の順番』の関連記事です。Bitrix24の機能の全体像は『Bitrix24とは何ができるツールなのか』で解説しています。

CONCLUSION

導入費用は「ライセンス」「初期設定」「定着」の3層で見る

Bitrix24の費用を調べると、まず目に入るのはプランごとの月額です。ただ、実際に会社が負担する費用は、月額だけでは決まりません。 設定と移行に誰が何時間かけるのか、現場が使い始めるまでにどれだけ手戻りがあるのか。そこまで含めたものが「導入費用」です。

分けて考えると、費用は次の3層になります。月額が安いプランでも、下の2層が重ければ総額は高くつきます。逆もまた然りです。

1

ライセンス費

継続して毎月かかる

クラウド版の月額(または年額)。ユーザー数ごとではなく、組織単位の定額制で、プランごとに利用できる人数の上限が決まっています。年払いで割引がある形が一般的です。

2

初期設定・移行の工数

導入時に一度かかる

項目設計、既存データ(Excel・名刺・他CRM)の取り込み、権限設定、自動化ルールの作成など。自社でやれば人件費、外部に頼めば支援費用として現れます。

3

運用定着のコスト

導入後の数か月に集中

現場への説明、入力ルールの整備、使われない機能の整理、最初の数か月の問い合わせ対応。ここを見積もらないと「入れたが使われない」状態になります。

⚠️ このページの立場について

当社はBitrix24の販売代理店ではなく、導入支援も行っていません。ツールの費用を検討している方向けの一般的な解説として書いています。プランの区分・料金・人数上限・提供条件は改定が頻繁なため、このページでは具体的な金額を断定せず、構造と目安に留めています。最終的な判断は必ず提供元の公式サイトで最新の料金をご確認ください。

PLANS

5つのプランの位置づけと、向いている規模

Free → Basic → Standard → Professional → Enterprise の順に、人数上限・保存容量・機能の深さが広がります。

プラン位置づけできることの目安向いている規模・用途
Freeお試し・小規模運用CRM・タスク・チャットの基本機能。保存容量と自動化・権限設定に制限。まず触ってみる/数名で顧客台帳を共有する
Basic有料の入口容量が広がり、オンラインストアや簡易サイトなど営業向け機能が追加。人数上限は小さめ。少人数のチームで、無料の制限が窮屈になった段階
Standard中小企業の標準人数上限が大きく広がり、営業・マーケティングの自動化や権限管理が本格的に使える。部署をまたいで全社的に使う/数十名規模
Professional業務全体の基盤さらに人数と容量が増え、業務プロセスの自動化・分析・営業支援の高度な機能が揃う。複数拠点・複数部門で、基幹的に使い込む
Enterprise大規模・多拠点人数上限を段階的に選べ、拠点ごとの管理や大容量ストレージに対応。数百名以上/グループ会社をまとめて運用

金額の見方

執筆時点では、Basicが月額数千円台、Standard・Professionalが1〜数万円台という水準の案内が見られますが、為替や改定で変わるため、ここでは目安に留めます。年払いにすると月払いより割安になる設定が一般的です。

よくある見落とし

同じプランでも「人数上限」「保存容量」「自動化ルールの数」のどれが先に足りなくなるかで、上げるべき時期が変わります。人数だけで選ぶと、容量で頭打ちになることがあります。

※ プランの名称・区分・上限人数・容量・提供機能は改定されることがあります。この表は「どの順に広がるか」を示す位置づけの整理であり、最新の金額と条件は必ず公式サイトでご確認ください。

FLAT RATE

「定額制」は、人数が多いほど効く

ユーザー課金型のCRMと比べたとき、有利になる条件と割高になる条件があります。

多くのCRMやグループウェアは「1ユーザーあたり月額いくら」で課金されます。人が増えるほど費用が比例して増える形です。 Bitrix24はプランごとの人数上限の範囲内であれば、何人使っても料金が同じという組織単位の定額制です。

この構造は、アカウントを全社員に配りたい会社ほど有利に働きます。逆に、使うのが2〜3名であれば、ユーザー課金型のほうが安く収まることも珍しくありません。 「定額だから安い」ではなく、「自社の人数で割ったときにどうか」で比べる必要があります。

自社の状況ユーザー課金型Bitrix24(定額制)
使うのが2〜3名安く収まりやすい上限に余裕がある分、割高になることも
10〜30名で全員が使う人数分が積み上がる1人あたりの単価が下がる
パート・アルバイトも含めたい人数に応じて費用が増える上限までは追加費用なし
人が増減しやすい毎月の請求が変動する上限内なら請求が一定

ひとつ注意点があります。定額制でも、人数上限を1人でも超えれば上のプランに上がるため、「今の人数+今後1年の採用予定」で上限を見ておくと、途中でプランを上げる手間を避けられます。

IMPLEMENTATION SUPPORT

導入支援(パートナー)に頼むべきケース、自社でできるケース

費用の第2層「初期設定・移行」を、誰が担うかの判断です。

支援を頼んだほうがよい

  • 他のCRMやExcelから、数千件以上の顧客データを移す
  • 営業プロセスを段階ごとに設計し、自動化まで組みたい
  • 会計・メール・電話など、他システムとの連携が前提
  • 部門ごとの権限設計や、複数拠点での運用が必要
  • 社内に設定を担える人がおらず、時間も取れない

自社で進められる

  • まず無料プランで、CRMかタスク管理の1機能だけ試す
  • 移行するデータが少なく、手入力やCSVで済む
  • 英語の資料を読みながら調べられる担当者がいる
  • 使う機能を最初から絞る判断ができる

自社でやる場合も、担当者の時間は費用です。「月何時間を何か月」と見積もってから始めてください。

支援費用の相場感

Bitrix24には認定パートナー・代理店による導入支援の仕組みがあり、初期設定の代行、データ移行、運用設計、社内研修などをメニュー化しています。 費用は初期設定のみで数十万円程度から、カスタマイズや移行の規模、連携するシステムの数によって数百万円規模まで大きく変わります。 月額の保守・相談契約を組み合わせる形もあります。

見積もりを取るときは「何を自社でやり、何を任せるか」を先に切り分けておくと、金額の比較がしやすくなります。範囲を決めずに依頼すると、必要以上に広い提案になりがちです。 なお、当社は導入支援を行っていないため、パートナーの紹介や見積もりの代行はできません。

ROI

費用対効果は「削減できる時間」と「減るミス」で試算する

効果を数字にしないまま導入すると、費用だけが確定します。

費用対効果を考えるとき、「売上が上がる」から出発すると根拠が曖昧になります。 現実的なのは、いま手作業に取られている時間と、情報の分断が生んでいるミスの件数から積み上げることです。

⏱️

削減できる時間を数える

顧客情報の転記、案件の進捗確認、報告のためのExcel更新、社内チャットでの「あの件どうなった?」への返答。1人あたり週に何時間か × 人数 × 時給換算で月額に直すと、ライセンス費と同じ単位で比べられます。

🧾

分断が生んでいるミスを数える

Excel・紙・チャットに情報が散っていることで起きる、連絡漏れ、二重対応、古い情報での見積もり。直近3か月で何件あったか、1件の手戻りに何時間かかったかを並べれば、削減の余地が見えます。

📉

効果が出る条件も置く

削減効果は「現場が入力する」ことが前提です。入力に1件2分かかるなら、その時間は新たに発生する費用として差し引いてください。差し引いても残る分が、実際の効果です。

試算の型(例)

週3時間 × 10名 × 4週 = 月120時間の転記・確認作業が、半分になるとして月60時間。 時給2,000円換算なら月12万円相当。ここからライセンス費と、入力にかかる新しい時間を引いた残りが、月あたりの効果です。

※ 数字は考え方を示すための仮置きです。「半分になる」かどうかは、使う機能を絞れるかと現場が入力するかで決まります。詳しい効果の数え方はDX化のメリットを数字で数えるで整理しています。

CHECKLIST

用途別・プラン選びのチェックリスト

「何に使うか」を先に決めると、選ぶべきプランはかなり絞れます。

👥

CRMだけ使いたい

顧客台帳と案件の進捗を、担当者間で共有したい。

  • まずFreeで顧客と案件の登録を試す
  • 保存容量と自動化の制限で足りなくなったらBasic
  • 使う人が10名を超え、営業段階ごとの自動通知まで組むならStandardを検討

タスク+チャットまで

案件の話をその案件に紐づけたまま、社内の連絡と進捗管理を1か所に寄せたい。

  • Freeでもタスク・チャットは使えるが、人数と容量が先に頭打ちになりやすい
  • 部署をまたぐなら、権限管理が整うStandardが現実的な出発点
  • 既存のチャットツールと併用するか置き換えるかを先に決める
🌐

サイト・フォーム作成まで

問い合わせフォームやLPを作り、送信内容をそのままCRMに流したい。

  • フォーム連携はBasic以上で実用的になる場面が多い
  • マーケティング自動化(メール配信・セグメント)まで使うならStandard〜Professional
  • 既存のHP制作会社との役割分担を確認する

決める前に、この4つを確認

  • 今の人数と、1年後の人数はプランの上限に収まるか
  • 移行するデータの量と、その保存容量は足りるか
  • 最初に使う機能を1〜2つに絞れているか
  • 設定を担う人(社内 or 外部)と、その時間・費用を見積もったか

※ どの機能がどのプランに含まれるかは改定されます。上記は執筆時点の傾向をもとにした目安で、確定の際は公式のプラン比較表をご確認ください。

ONE MORE THING

費用を比べる前に、「解きたい業務」の形を見る

プランの比較は、目的が決まって初めて意味を持ちます。

ここまで費用の構造を整理してきましたが、そもそもの前提として、Bitrix24が力を発揮するのは「複数人で案件を追い、社内のやり取りを1か所に寄せたい組織」です。 そのための多機能さが、ライセンス費にも設定の工数にも反映されています。

一方で、美容室や整体院、教室のように「予約と来店の管理が業務の中心」という店舗業であれば、 全社的な業務プラットフォームより、予約と顧客管理に絞った軽いサービスのほうが、費用も設定時間も小さく済むことがあります。 私たちが提供している予約・顧客管理システム(リピタス/RepiTas)も、その考え方でつくられています。

どちらが優れているという話ではなく、解きたい問題の形が違うだけです。営業案件を組織で追うならBitrix24のようなツール、来店を積み上げるなら専用のツール。費用の比較は、その切り分けの後で十分です。

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その場で、LINE予約を体験できます

下のスマホ画面は、お客様が実際にLINEから予約する画面のデモです。 メニュー・日時を選んで、予約完了まで実際にお試しいただけます。

※ ネイルサロン向けの画面例です。「LINE デモ花子」さんとして、予約完了まで実際に操作できます。
入力した予約はネイルサロンのデモサイトに実際の予約として登録され、管理画面から確認できます。
項目名・メニュー・配色は、お店に合わせてお作りします。

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FAQ

Bitrix24の費用・プランについてよくある質問

Q. 無料プランのままで足りますか?
数名で顧客台帳と簡単なタスク管理を共有するだけなら、無料プランで運用している例もあります。ただし保存容量、自動化ルール、権限設定などに制限があるため、営業プロセスを段階ごとに管理したり、部署をまたいで使い始めたりすると有料プランが前提になります。「何が先に足りなくなるか」を無料のうちに確かめておくのが現実的です。
Q. 途中でプランを下げることはできますか?
クラウド版は上位プランから下位プランへの変更も可能とされていますが、下げた後は人数上限や保存容量が下位プランの範囲に収まっている必要があります。年払いで契約している場合の残期間の扱いは契約条件によるため、下げる可能性があるなら最初は月払いで始めるという考え方もあります。詳細は公式の契約条件をご確認ください。
Q. クラウド版とオンプレミス版の違いは何ですか?
クラウド版は提供元のサーバーで動き、月額または年額の定額制です。オンプレミス版(自社サーバー設置型)は、自社や指定のサーバーに導入する形で、ライセンスの買い切りに近い費用体系とサーバーの運用費が別途かかります。データを自社で管理したい大規模組織向けで、中小企業ではクラウド版が一般的です。
Q. 日本語のサポートは受けられますか?
管理画面は日本語に対応しています。提供元の公式サポートは英語中心の場面があり、日本語での相談は国内の認定パートナー経由になることが多いようです。設定を自社で進める場合は、担当者が英語のヘルプ記事を読みながら調べられるかどうかが、実務上の分かれ目になります。
Q. 導入支援を頼まず、自力で導入できますか?
できます。特に、無料プランで1機能から試す段階では、支援を頼まずに始める会社がほとんどです。自力で難しくなるのは、数千件規模のデータ移行、営業プロセスの自動化設計、他システムとの連携が絡む段階です。そこまで進むかどうかを見極めてから、支援を頼むかを判断すれば十分です。なお、当社は導入支援を行っていません。

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