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LIMIT

動物カフェにしかない、3つの制約

一般的な飲食店の常識が、そのままでは通用しません。

01

売上の上限が、動物の体力で決まる

飲食店なら回転を上げれば売上が伸びます。しかし動物カフェでは、フロアに出せる時間にも、触れ合える頻度にも限度があります。無理をさせれば体調を崩し、そもそも営業できなくなります。この上限は、努力では動かせません。

02

同時に入れる人数が、フロアの広さより厳しい

席が空いていても、人が多ければ動物が落ち着きません。物理的な席数より少ない人数で運用する必要がある——これが利益率を押し下げる最大の要因です。

03

来店が土日に極端に集中する

平日の日中は空き、週末は待ちが出る。待たされた客は他へ行き、平日の枠は無収益のまま過ぎていきます。需要の総量ではなく、配分が問題です。

04

初めての人ほど、来る前に不安を抱えている

触ってよいのか、抱っこできるのか、料金はいくらか、アレルギーは大丈夫か、子ども連れで入れるか。この不安が解消されないと、来店の手前で止まります。

CASE

具体例:席12・猫8匹の店で、何が起きているか

数字にすると、どこを直すべきかが見えます。

前提:席12・猫8匹・営業11〜20時(9時間)・1枠60分

理論上の上限:9枠 × 12席 = 108人分

ただし猫の休息を考えると、実際にフル稼働で回すことはできません。

休息を確保すると:実質7枠 × 10人 = 70人分

ここが現実的な上限です。この時点で、席数から想像する数字の3分の2になっています。

実際の稼働:土日は満席、平日は3〜4割

週末の2日で埋まり、平日5日はガラガラ。週の合計で見ると、上限の半分も埋まっていないことが珍しくありません。

土日に断っている客:週◯組

ここが最も痛い部分です。待てずに帰った客は、記録に残らないまま消えていきます。

つまりこの店で伸ばせる余地は、「土日に断っている客を平日へ動かす」ことと「一度来た人にもう一度来てもらう」ことの2つしかありません。席を増やしても、猫が対応できないからです。

SOLVE

枠の設計で、実際にできる4つのこと

いずれも設備投資を伴いません。

📅

① 枠を売り、待ち時間をゼロにする

60分・90分の枠を事前に販売します。土日に「30分待ちです」と言われた客は、そのまま帰ります。枠が確定していれば、その時間に合わせて来てもらえます。飛び込み枠を一定数残せば、通りがかりの客も逃しません。

⚖️

② 平日の枠に、来る理由をつける

平日限定の料金、平日だけの特典、その時間だけの企画。空いている枠は、値引きしてでも埋めたほうが得です。無収益のまま過ぎるより確実に利益が残ります。

🐈

③ 動物の休息を、先に枠として確保する

販売枠から逆算するのではなく、休息時間を先に押さえて残りを売ります。予約管理上で「売らない時間」として設定しておけば、繁忙時につい詰め込んでしまうことがなくなります。

🔁

④ 来た人の記録を残す

一度来た人が、どれくらいの間隔で再来店するか。この記録があれば、間隔が空いた人に案内を送れます。新規を集め続けるより、はるかに費用がかかりません。

HP

ホームページで、来店前の不安をゼロにする

この業態では、書いてあるかどうかが来店率を左右します。

初めて動物カフェに行く人は、想像以上に多くの不安を抱えています。SNSでは動物の可愛さは伝わりますが、これらの疑問には答えられません。

料金の総額

入店料、延長料金、ドリンク代。結局いくらかかるのかが分からないと、入るのをためらいます。

触れ合いのルール

抱っこはできるのか、おやつはあげられるのか、写真は撮ってよいのか。事前に分かれば期待とのずれが減ります。

子ども・アレルギーの条件

何歳から入れるのか、アレルギーへの配慮はあるか。当日その場で断るとトラブルになります。書いておけば済む話です。

今いる動物の紹介

どの子がいるのか、性格はどうか。「この子に会いに行く」という目的ができると、再来店の理由にもなります。

混雑する時間帯

ゆっくり過ごしたい人は、空いている時間を選びます。掲示するだけで来店が分散します。

その場で予約できるか

不安が解消された瞬間に予約まで進めるか。「電話でご予約ください」で、夜に見た人の大半が消えます。

🐕 動物カフェは「調べてから行く」業態

通りがかりでふらっと入る飲食店とは違い、ルールや料金を事前に確認してから訪れる人が大半です。だからこそ、情報が整理された場所があるかどうかが、そのまま来店数に反映されます。

NEXT STEP

枠の管理と、来店の記録を1か所に

動物カフェで伸ばせるのは「土日の断りを平日へ動かすこと」「一度来た人に再訪してもらうこと」の2つです。どちらも、予約枠が管理でき、来店が記録に残っていることが前提になります。ノートで管理していると、繁忙期ほど記録が抜けます。

私たちは、ホームページの制作と予約・顧客管理システム(リピタス/RepiTas)を一体でご提供しています。動物の休息時間を「売らない枠」として設定でき、時間帯ごとの料金差や、来店履歴に基づいた再来店の案内まで一本でつながります。まずは席数と営業時間をお聞かせください。

枠の設計を相談する

FAQ

動物カフェの運営についてよくある質問

Q. 完全予約制にすると、通りがかりの客を逃しませんか?
全面予約制にする必要はありません。予約枠と当日枠を分け、混みやすい時間帯だけ予約優先にする運用が現実的です。飛び込みを断らずに、待ち時間を減らせます。
Q. 営業に許可は必要ですか?
動物を扱う営業には第一種動物取扱業の登録が必要となる場合があり、飲食物を提供するなら食品衛生法上の許可も関わります。要件は業態と自治体によって異なるため、必ず所轄の担当窓口にご確認ください。
Q. 動物の休息時間はどう管理すべきですか?
入れ替え制にして休息の時間を確保する、フロアに出す個体を交代させるなどの方法があります。予約枠を設計する際に、この休息時間を先に確保してから残りを販売枠にするのが基本です。
Q. 混雑する時間帯はどう分散させますか?
曜日・時間帯ごとの料金差を設けるか、空いている時間の特典を用意する方法があります。まず自店の来店データを1か月分集計して、どこが空いているかを把握してください。
Q. ホームページは必要ですか?SNSだけでは足りませんか?
SNSは動物の様子を見せるのに向いていますが、料金・ルール・アクセス・予約方法をまとめて確認できる場所としては不向きです。初めての人ほど、事前に条件を確認したがります。
Q. アレルギーや小さな子どもへの対応はどうすべきですか?
入店の条件を事前に明記しておくことが最も重要です。当日その場で断ると角が立ちますが、サイトに書いてあれば納得してもらえます。

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