リピタス 開業を相談

INTRODUCTION

内科は「地域のかかりつけ医」として選ばれるかが9割

内科クリニックは、風邪やインフルエンザなどの急性期だけでなく、高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病の継続管理を担う業態です。 一度きりの受診で終わる患者よりも、定期的に通院してくれる慢性疾患の患者が経営の柱になるため、 「地域のかかりつけ医」として信頼を積み重ねられるかが成否を分けます。

さらに内科ならではの論点が保険診療の指定と発熱患者の動線設計。 保険診療を始めるには地方厚生局への指定申請が必要で、発熱・感染症の患者と一般患者・高齢者の動線を分けられるかが、院内感染対策と待ち時間の満足度を左右します。 このページでは、診療方針の設計から資金・物件・許認可・集患まで、内科開業の全体像を順番に手順化します。

STEP BY STEP

内科クリニック 開業までの6ステップ

準備期間の目安は半年〜1年。保険医療機関の指定は月単位のため、逆算した早めの申請が肝心です。

01
12〜18ヶ月前

診療方針・コンセプト設計

一般内科か、生活習慣病(高血圧・糖尿病)・呼吸器・消化器などのサブスペシャリティを軸にするかを決めます。かかりつけ医として在宅医療に取り組むか、発熱外来をどう設計するかを言語化し、診療圏の人口構成・年齢層・競合を調査します。

  • 標榜科目とサブスペシャリティを決める
  • 在宅医療・発熱外来の方針を決める
  • 診療圏の人口・年齢構成・競合を調査
02
8〜12ヶ月前

事業計画・資金調達

総投資額(2,000万〜4,000万円)と運転資金(最低6ヶ月分)を算出。心電計・エコー・レントゲンなどの検査機器を購入かリースかで比較し、福祉医療機構や日本政策金融公庫などの医療機関向け融資を検討します。

  • 検査機器の購入/リースを含め資金計画
  • 運転資金6ヶ月分を確保
  • 医療機関向け融資(福祉医療機構等)を検討
03
6〜8ヶ月前

物件・内装・動線設計

立地(駅前・住宅街・医療モール)と広さ、他科との併設可否を検討。発熱患者と一般患者の動線分離、待合・診察室・処置室・X線室のレイアウト、車椅子でも通えるバリアフリーを設計します。

  • 立地・広さ・医療モール入居を検討
  • 発熱患者と一般患者の動線を分離
  • X線室・バリアフリーの内装計画
04
3〜4ヶ月前

許認可・行政手続き

保健所へ事前相談のうえ、開設後10日以内に診療所開設届を提出。保険診療を行うため地方厚生局へ保険医療機関の指定を申請します。X線装置の届出、発熱外来等の行政届出、税務署への開業届も準備します(下の「必要な資格・届出」参照)。

  • 保健所へ診療所開設届(開設後10日以内)
  • 地方厚生局へ保険医療機関の指定申請
  • X線装置・開業届などを提出
05
1〜2ヶ月前

スタッフ採用・機器・システム

看護師・医療事務を採用してオペレーション研修を実施。電子カルテ・レセコン・予約/受付システムを導入し、医薬品や検査キットの仕入れルート、精密検査や入院を任せる連携病院・薬局を確保します。

  • 看護師・医療事務の採用と研修
  • 電子カルテ・予約/受付システム導入
  • 連携病院・薬局・仕入れ先を確保
06
直前〜当日

内覧会・集患

内覧会で近隣住民・連携先へ挨拶し、受付から会計までの動線を検証。Googleビジネスプロフィール登録、医療広告ガイドラインを守ったWeb・看板を整備し、再診・予防接種の予約導線を用意して開院します。

  • 内覧会で近隣・連携先へ告知
  • 医療広告ガイドライン順守のWeb整備
  • 再診・予防接種の予約導線を設置

COST

内科クリニックの開業に必要な資金の目安

導入する検査機器と、物件の形態で初期費用は大きく変わります。

物件形態(30〜40坪想定)必要資金の目安
医療モール・居抜き(内装流用可)2,000万〜3,000万円
スケルトン・戸建て(検査機器充実)3,000万〜4,000万円超

💡 「運転資金6ヶ月分」を初期費用に上乗せしておく

内科は保険診療の入金(レセプト)が実際の診療から約2ヶ月遅れて振り込まれるため、開院直後は手元資金が薄くなりがちです。物件取得・内装・検査機器に加え、家賃・人件費・医薬品仕入れをまかなう運転資金を最低6ヶ月分持っておくと資金ショートを防げます。医療機関向けには福祉医療機構(WAM)や日本政策金融公庫の融資が利用できます。

LICENSE

内科クリニックの開業に必要な資格・届出一覧

提出先ごとに期限があります。とくに保険医療機関の指定と保健所への事前相談は早めに。

📋診療所開設届

提出先:管轄の保健所

医師が開設する診療所は届出制で、開設後10日以内に提出します。X線防護など構造設備の基準を満たす必要があるため、内装工事の前に保健所へ事前相談しておくのが確実です。

📋保険医療機関の指定

提出先:管轄の地方厚生局

保険診療を行うために必須。指定日は原則として月単位で、申請から指定まで時間がかかります。指定日より前の診療は保険請求できないため、開院日から逆算して早めに申請します。

🔗 厚労省:地方厚生局

📋医師免許

提出先:厚生労働省

診療所の開設・保険医登録の前提となる国家資格。保険診療を行う医師は、保険医療機関の指定と併せて保険医の登録も行います。

🔗 厚労省:医師国家試験・免許

📋X線装置備付届・発熱外来等の届出

提出先:管轄の保健所・自治体

エックス線装置を備える場合は、備付けから10日以内に保健所へ届出が必要です。発熱外来として発熱患者を受け入れる場合は、自治体の指定・届出が求められることがあります。

📋個人事業の開業届

提出先:管轄の税務署

開業から1ヶ月以内に提出。青色申告承認申請書も同時に出すと節税につながります。

🔗 国税庁:開業届の案内

※ 手続きの詳細・様式は地域の管轄窓口により異なります。公式リンクは代表例です。着工前に必ず管轄の保健所・地方厚生局・消防署へご確認ください。医療広告はガイドラインの遵守が必要です。

SUCCESS TIPS

続く内科クリニックになるための4つのポイント

「かかりつけ医」としての継続通院と、動線・連携で差がつきます。

📈

生活習慣病の継続通院を柱に

高血圧・糖尿病・脂質異常症などの慢性疾患は、定期的な通院が続きます。次回受診の予約と受診間隔の管理で再来を安定させ、経営の土台をつくります。

🌡️

発熱・感染症の動線を分ける

発熱患者と、一般外来・高齢の慢性疾患患者の動線を分離。時間帯予約やWeb事前問診で院内感染リスクと待ち時間を減らします。

💉

予防接種・健診を取りこぼさない

インフルエンザ・肺炎球菌などの予防接種や、特定健診・企業健診は新規患者との大切な接点。案内と予約枠づくりで来院につなげます。

🤝

病院・薬局との連携を築く

精密検査や入院が必要な患者の紹介・逆紹介ルートを開業前に構築。地域のかかりつけ医としての信頼と、安心して任せられる体制につながります。

AFTER OPENING

開院後は「再来」と「待ち時間対策」で信頼される

内科の経営を支えるのは、慢性疾患で通い続ける患者と、待ち時間のストレスが少ない快適な受診体験。 この2つを整える仕組みを開業準備と並行して用意しておくと、開院直後から地域に定着しやすくなります。

📅

再診・予防接種の予約をスムーズに

電話・Webからの再診や予防接種の予約をまとめて管理。受付の混雑や予約の取り違えを防ぎます。

🔔

次回受診・健診の案内

慢性疾患の次回受診や、予防接種・健診の時期をお知らせして受診忘れを防ぎ、継続的な通院を後押しします。

⏱️

待ち時間対策で満足度を上げる

順番受付や時間帯予約で院内の混雑を平準化。発熱患者の動線を分ける運用にも役立ちます。

リピタス(RepiTas)

予約・受付・患者管理をまとめて使えるリピタス(RepiTas)が、再診や予防接種・健診の予約管理と待ち時間対策をお手伝いします。 初期費用0円〜・月額11,000円〜。物件探しの段階からのご相談も無料です。

開業と集患をまとめて相談する

FAQ

内科クリニック開業・よくある質問

内科クリニックの開業資金はいくら必要ですか?
30〜40坪想定で、医療モール・居抜き物件なら2,000万〜3,000万円、スケルトン・戸建てで検査機器を充実させる場合は3,000万〜4,000万円超が目安です。これに加えて、レセプト入金の遅れをカバーする運転資金を6ヶ月分ほど用意しておくと安心です。医療機関向けには福祉医療機構や日本政策金融公庫の融資が利用できます。
内科の開業に必要な届出・手続きは?
医師が開設する場合、保健所へ診療所開設届を開設後10日以内に提出します。保険診療を行うには地方厚生局へ保険医療機関の指定申請が必要です。X線装置を備えるならその届出、税務署への開業届も必要になります。着工前の保健所への事前相談も忘れずに行いましょう。
保険診療を始めるには何が必要ですか?
管轄の地方厚生局へ「保険医療機関の指定」を申請します。指定日は原則として月単位で、申請から指定まで時間がかかります。指定日より前の診療は保険請求ができないため、開院日から逆算して早めに申請することが重要です。医師個人の保険医登録も併せて行います。
未経験の地域でも内科を開業できますか?
可能です。内科は地域のかかりつけ医として、生活習慣病の継続管理が経営の柱になります。開業予定地の人口構成・年齢層・競合を調べる診療圏調査を行い、標榜科目と立地・診療方針を決めることが、未経験の地域で成功するカギです。
開院後に再診患者を増やすには?
慢性疾患の次回受診予約や、予防接種・健診の時期のお知らせで受診忘れを防ぐのが有効です。予約・受付システム「リピタス」を使えば、再診や予防接種の予約管理、待ち時間対策、次回受診の案内までまとめて行え、継続的な通院を後押しできます。
内科クリニック開業を相談する