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INTRODUCTION

独立開業は「弁護士登録」と「取扱分野」の設計が要

弁護士の独立開業は、飲食店や小売のように営業許可を取れば始められるものではありません。前提となるのは、司法試験合格・司法修習を経て 弁護士名簿に登録される(所属する弁護士会および日本弁護士連合会への登録・入会)こと。 この弁護士登録が済んで初めて、弁護士として事件を受任し事務所を構えられます

そのうえで成否を分けるのが、どの形で独立するか何を専門にするかです。 即独(修習後すぐ独立)・軒弁(既存事務所に間借り)・共同(複数の弁護士で開設)のいずれを選ぶかで初期費用も受任経路も変わり、 企業法務・離婚・相続・交通事故・債務整理などの取扱分野をどう絞り、どんな相談導線をつくるかが、開業後の売上を左右します。 このページでは、独立の構想から弁護士登録・資金・集客まで、開業の全体像を順番に手順化します。

STEP BY STEP

弁護士 独立開業までの6ステップ

準備期間の目安は2〜4ヶ月。弁護士会への登録・入会手続きは早めの着手が肝心です。

01
3〜4ヶ月前

独立の構想・取扱分野の決定

即独・軒弁・共同のどの形で始めるかを決め、企業法務・離婚・相続・交通事故・債務整理など、注力する取扱分野を絞ります。想定する依頼者層と、どの経路(紹介・Web・提携)で相談を得るかを言語化し、独立の全体像を固めます。

  • 即独/軒弁/共同の形態を決める
  • 注力する取扱分野を絞り込む
  • 想定依頼者層と受任経路を整理
02
2〜3ヶ月前

資金計画・資金調達

開業費と、収入が安定するまでの運転資金(生活費を含め最低6ヶ月分)を算出。国選・法テラス・顧問・紹介など当面の収入見込みと合わせ、日本政策金融公庫の創業融資なども検討します。自己資金の目安は必要額の3分の1程度です。

  • 開業費+運転資金6ヶ月分を試算
  • 当面の受任・収入見込みを整理
  • 公庫の創業融資・自己資金を準備
03
2ヶ月前

事務所形態・物件の決定

自宅開業・軒弁・賃貸オフィスのいずれかを選び、面談スペースや記録の保管、守秘性を確保できるかを確認します。賃貸なら立地(裁判所・依頼者からのアクセス)と、二重事務所に当たらないかを弁護士会規程で確認します。

  • 自宅/軒弁/賃貸の形態を決める
  • 面談室・守秘性・記録保管を確認
  • 立地と弁護士会規程を確認
04
1〜2ヶ月前

弁護士登録・弁護士会の手続き

開業地の弁護士会を通じて日本弁護士連合会へ登録(登録換えを含む)し、弁護士会に入会します。事務所名称の届出や、複数拠点を持つ場合の取扱いなど、会の規程に沿った手続きを進めます(下の「必要な手続き」参照)。

  • 弁護士会経由で日弁連へ登録
  • 開業地の弁護士会へ入会
  • 事務所名称など会への届出
05
1ヶ月前

事務所開設・受任体制の準備

什器・複合機・電話・事件管理/会計システムを整え、利益相反チェックや書式・委任契約書のひな形を用意します。必要に応じて事務員を採用し、法律相談から受任までの流れとスケジュール管理の仕組みを固めます。

  • 什器・システム・書式を整備
  • 利益相反チェック体制を用意
  • 相談〜受任のオペレーションを設計
06
直前〜当日

開業・集客(相談導線)

税務署へ開業届を提出し、事務所の連絡先を各所へ通知。ホームページやGoogleビジネスプロフィール、取扱分野の情報発信を整え、電話・Webフォーム・LINEなど法律相談の予約を受け付ける導線を用意して業務を開始します。

  • 税務署へ開業届を提出
  • HP・Googleビジネスで情報発信
  • 相談予約を受け付ける導線を設置

COST

弁護士の独立開業に必要な資金の目安

事務所の形態によって初期費用は大きく変わります。

開業形態必要資金の目安
自宅開業・軒弁(間借り)100万〜300万円
賃貸オフィスに事務所開設300万〜600万円

💡 「収入が安定するまでの運転資金」を厚めに持つ

独立直後は受任が安定するまで数ヶ月かかることが少なくありません。什器・システム・保証金などの開業費に加え、家賃・生活費・弁護士会費をまかなう運転資金を最低6ヶ月分持っておくと安心です。自己資金は必要額の3分の1程度あると、日本政策金融公庫などの創業融資も検討しやすくなります。

LICENSE

弁護士の独立開業に必要な手続き一覧

開業の前提は弁護士登録。会の規程に沿った手続きを、順番に進めます。

📋弁護士登録(弁護士会・日弁連)

提出先:開業地の弁護士会を経由して日本弁護士連合会

独立開業の大前提。司法修習を終えたのち、所属する弁護士会を通じて日弁連に登録して初めて、弁護士として事件を受任できます。他会から移る場合は登録換えの手続きになります。

🔗 日本弁護士連合会:公式サイト

📋弁護士会への入会

提出先:開業地の弁護士会

弁護士登録とあわせ、事務所を置く地域の弁護士会へ入会します。入会金・会費や必要書類は各会で異なるため、早めに所属予定の会へ確認します。

🔗 日弁連:全国の弁護士会案内

📋事務所名称・所在などの届出

提出先:所属弁護士会

事務所の名称や所在地、複数拠点を持つ場合の取扱いなどは、弁護士会の規程に沿って届け出ます。二重事務所に当たらないかも事前に確認します。

📋個人事業の開業届

提出先:管轄の税務署

事業所得として申告するため、開業から1ヶ月以内に提出します。青色申告承認申請書も同時に出すと節税につながります。

🔗 国税庁:開業届の案内

📋青色申告承認申請書

提出先:管轄の税務署

原則として開業から2ヶ月以内に提出。承認を受けると青色申告特別控除など税制上の優遇を受けられます。

🔗 国税庁:各種申請の案内

📋(推奨)弁護士賠償責任保険への加入

提出先:日弁連・所属弁護士会等

義務ではありませんが、万一の賠償リスクに備え加入が広く推奨されています。加入条件・保険料は所属会を通じて確認します。

※ 手続きの詳細・様式・費用は所属予定の弁護士会や管轄の税務署により異なります。公式リンクは代表例です。登録・入会の具体的な要件は、必ず所属予定の弁護士会へご確認ください。

SUCCESS TIPS

続く法律事務所になるための4つのポイント

専門性と「相談導線」で差がつきます。

⚖️

取扱分野を絞って専門性を打ち出す

「何でも扱う」より、注力分野を明確にした方が依頼者に選ばれやすい。得意分野の実績や解説を発信し、その領域の相談を集めます。

🔗

受任経路を複数持つ

紹介・Web・提携・国選など、相談が入る経路を分散させると収入が安定します。独立初期は既存のつながりを丁寧に育てることが要です。

📞

相談の初動を早くする

法律相談は「早く連絡が取れるか」で受任率が変わります。問い合わせから面談予約までの流れを整え、取りこぼしを防ぎます。

📣

事務所の信頼を可視化する

ホームページやGoogleビジネスプロフィールで、取扱分野・料金の考え方・所在を明示。安心して相談できる情報を整えることが集客の土台です。

AFTER OPENING

開業後は「相談の受付」をラクにしておく

独立直後は、弁護士本人が実務も事務も抱えがち。法律相談の予約受付や日程調整をシンプルにしておくと、 問い合わせの取りこぼしを防ぎ、面談準備に集中できます。

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予約受付・顧客管理・連絡をまとめて扱えるリピタス(RepiTas)なら、 電話・Webフォーム・LINEからの法律相談の予約と日程調整を一元管理でき、初回相談の取りこぼしを減らせます。 開業準備の段階からのご相談も無料です。

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FAQ

弁護士の独立開業・よくある質問

弁護士が独立開業するには何が必要ですか?
大前提は弁護士登録です。司法試験合格・司法修習を経て、開業地の弁護士会を通じて日本弁護士連合会に登録し、弁護士会に入会して初めて事件を受任できます。そのうえで取扱分野の決定、資金計画、事務所形態の選択、税務署への開業届などを進めます。
独立開業の資金はいくら必要ですか?
開業形態によります。自宅開業や軒弁(間借り)なら100万〜300万円、賃貸オフィスに事務所を構える場合は300万〜600万円が目安です。これに加え、収入が安定するまでの運転資金を生活費込みで6ヶ月分ほど用意しておくと安心です。
即独・軒弁・共同はどう違いますか?
即独は修習後すぐ独立する形、軒弁は既存事務所に間借りして独立採算で活動する形、共同は複数の弁護士で事務所を開設する形です。即独・自宅開業は初期費用を抑えられ、軒弁は先輩から事件や実務を学びやすく、共同は費用と受任経路を分担できるのが特徴です。
開業準備にはどのくらいの期間がかかりますか?
弁護士会への登録・入会や物件、事務所の設営を含め、2〜4ヶ月が一つの目安です。登録・入会手続きは会によって必要書類や時期が異なるため、早めに所属予定の弁護士会へ確認して着手するとスムーズです。
開業後に法律相談を増やすにはどうすればよいですか?
取扱分野を絞って専門性を発信し、紹介・Web・提携など受任経路を複数持つことが有効です。問い合わせから面談予約までの初動を早くすることも受任率に直結します。予約受付・顧客管理をまとめられる「リピタス」を使えば、相談予約と日程調整の取りこぼしを減らせます。
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