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📗 このページは『MEO対策 全手順ガイド』の関連記事です。MEOの基本手順や用語からおさえたい方は、まず親記事へどうぞ。

CONCLUSION FIRST

結論:MEOの勝ち筋は、「地域の同業」を見てはじめて分かる

MEO対策というと「自店のプロフィールを整える」ことに目が向きがちですが、それだけでは片手落ちになりやすいです。 なぜなら、地図検索の順位は、あなたのお店単体の点数ではなく、同じエリア・同じ業種の中での"相対評価"で決まると考えられるからです。 口コミが30件あっても、近くの上位店が100件あれば見劣りしますし、逆に競合が少ないエリアなら、少ない情報量でも上位に入れることがあります。

だからこそ、「今の地域の上位店は、何をどこまでやっているのか」を先に把握することが、遠回りに見えて一番の近道になります。 競合調査とは、勝てない相手を探す作業ではありません。自店に足りていない項目と、追いつくべき水準を具体的な数字で見える化するための作業です。 なお、順位を決める仕組みには距離や検索者の状況など自店では動かせない要素も含まれるため、調査結果は「傾向をつかむ材料」として捉えるのが現実的です。

💡 この記事で分かること

なぜMEOで競合調査が要るのか/調査を始める前の準備(キーワードと地域の決め方・検索位置の影響)/上位店の何を見るか(観点チェックリスト)/調査の手順(リスト化→一覧化→差分→施策化→定点観測)/調査結果を施策に落とす具体例/やってはいけないNG——を、順を追って整理します。

PREPARATION

はじめる前に:調査の"土俵"を決める

やみくもに周りの店を眺めても比較になりません。まず「どの検索での勝負か」を固めます。

🎯

狙うキーワードを1〜3個に絞る

「地域名+業種」「地域名+悩み・メニュー」の形で、実際にお客様が打ち込みそうな言葉を選びます(例:「〇〇駅 美容室」「△△市 ネイル」)。ビッグすぎる言葉より、来てほしいお客様が使う具体的な言葉のほうが、調査も施策も的が絞れます。まずは1〜3個に絞り、あとから増やしていきます。

📍

対象エリア(地域)を決める

同じ「〇〇市」でも、駅前と郊外では上位に出る顔ぶれが変わります。自店の商圏(お客様が通える範囲)を基準に、どのエリアで見たときの順位を追うのかを決めておきます。エリアがぶれると、日によって違う店と比べてしまい、調査がぶれます。

🧭

「検索した場所」で結果が変わることを理解する

地図検索は、検索する人の現在地に強く影響されます。自店の目の前で検索すれば自店が上位に見えて当然で、それは実力ではありません。調査では、実際のお客様がいそうな場所(駅・繁華街・住宅街など)を意識して見る、日を変えて複数回見る、といった工夫で"見え方の偏り"を減らします。

👉 検索位置による見え方の偏りが気になる場合は、地点ごとの順位を計測できるツールを使う手もあります。ツールの選び方はMEOツール比較で、順位そのものの上げ方は順位を上げる方法で扱っています。

WHAT TO LOOK AT

上位店の"何を見るか"——観点チェックリスト

上位店のプロフィールを開いたら、次の10項目を同じ物差しで観察します。感想ではなく、できるだけ数字や有無で記録するのがコツです。

🏷️

メイン/サブカテゴリ

上位店がどんなカテゴリを選んでいるか。特にメインカテゴリは順位への影響が大きい項目とされます。自店のカテゴリ選びのヒントになります(※実態と違うカテゴリの模倣はしないこと)。

📛

店名(ビジネス名)の付け方

看板どおりの正式名称か、地域名や業種を含んでいるか。※店名へのキーワード詰め込みは規約違反です。真似るのではなく「正しく付けているか」を確認する視点で見ます。

口コミ件数と平均点

件数と星の平均を数字で記録します。自店との差が、追いつくべき水準の目安になります。件数だけでなく、投稿が最近も続いているかも見ます。

💬

口コミへの返信率とトーン

全件返信しているか、低評価にどう向き合っているか。返信の丁寧さは、これから来る人が読む"接客の予告編"です。

📷

写真の枚数と種類

外観・内観・メニュー・スタッフ・商品などが揃っているか。枚数と、どのカテゴリの写真が充実しているかを見ます。

📣

投稿の頻度と内容

最新情報(投稿)を続けているか、どんなネタを出しているか。更新が止まっている店は、そこが自店の付け入りどころになり得ます。

🕒

営業時間・属性の充実度

営業時間、駐車場・バリアフリー・予約可・支払い方法などの属性がどこまで埋まっているか。情報の"抜け"は差別化の余地です。

🔗

予約リンクの有無

プロフィールから予約に進めるか。ここが空欄の上位店は、見つけたお客様を取りこぼしている可能性があります。

📄

NAP・サイテーション

店名・住所・電話(NAP)の表記が、公式サイトやポータルサイト間でそろっているか。他サイトでの掲載(言及)の広がりも参考にします。

🌐

ウェブサイトの有無と中身

サイトの有無、メニュー・料金・アクセスの分かりやすさ。プロフィールとサイトが連動しているかも見ておきます。

すべてを完璧に埋める必要はありません。まずは口コミ・写真・カテゴリ・投稿・予約リンクの5つだけでも、上位店と自店の差はかなり見えてきます。

STEP BY STEP

競合調査の手順【5ステップ】

難しいツールは不要です。無料のスプレッドシート1枚で、上から順に進められます。

01

検索して上位3〜10店をリスト化する

決めたキーワードとエリアで実際に検索し、地図に出てくる上位のお店を書き出します。まずは上位3店(ローカルパック)、余裕があれば「もっと見る」で10店ほどまで。店名とプロフィールのURLを控えておくと、次の観察がスムーズです。

  • 狙うキーワード×エリアで実際に検索する
  • 上位3店+できれば10店まで書き出す
  • 日や時間を変えて2〜3回見ると顔ぶれが安定する
02

観点ごとに一覧化する(スプレッドシート例)

行に店舗、列に前章の観点(口コミ件数・平均点・返信率・写真枚数・カテゴリ・投稿頻度・予約リンク有無…)を並べた表を作ります。1店ずつプロフィールを開き、感想ではなく「数字・有無」で淡々と埋めていくのがポイントです。

  • 行=店舗/列=観点、の表を作る
  • 数字と○×で客観的に記録する
  • 自店の行も同じ物差しで一番下に足す
03

自店と差分(ギャップ)を出す

表がそろったら、上位店の平均値や最上位店と、自店の行を見比べます。「口コミが自店30件・上位平均90件」「写真が自店8枚・上位平均40枚」のように、どの項目でどれだけ負けているかを数字で洗い出します。ここが調査のいちばんの核心です。

  • 上位平均・最上位と自店を並べて比較
  • 負けている項目を数字で明確にする
  • 勝っている項目(自店の強み)も把握しておく
04

差分を施策に変換する

出てきたギャップを、そのまま「やることリスト」に翻訳します。数字の差が大きく、かつ自分で動かせる項目(口コミ・写真・投稿・カテゴリ・属性)から優先します。距離のように動かせない項目に時間を使わないための優先順位づけでもあります。

  • 大きな差×自力で動かせる項目を優先
  • 「口コミ+60件」「写真+30枚」など数値目標に
  • 1〜2項目に絞って着手し、広げすぎない
05

定点観測する(月1回)

競合も自店も、状況は動き続けます。作った表を月1回ほど更新し、上位店の口コミや写真がどれだけ増えたか、自店の施策で差が縮まったかを確かめます。順位は毎日変動するものなので、一時の上下に一喜一憂せず、月単位の傾向で判断します。

  • 月1回、同じ表を更新して比較
  • 施策後に差が縮んだかを確認する
  • 順位の日々の変動より月単位の傾向を見る

FROM INSIGHT TO ACTION

調査結果を「施策」に落とす——差分別の打ち手

調査は表を作って終わりではありません。見つかった差を、次の動きに変えてはじめて意味が出ます。

口コミ数で負けている

→ 依頼を"仕組み化"する。会計後の一声・QRコード・LINEでの案内など、書いてもらう手間を減らす導線を用意し、続けられる形に。※見返りと引き換えの依頼ややらせは規約違反なので、あくまで正直に積み上げます。

📷

写真が少ない・古い

→ 撮影計画を立てる。上位店に揃っていて自店にない種類(内観・メニュー・スタッフなど)を洗い出し、明るい時間にまとめて撮影。以後は週数枚ペースで追加し続けます。

🏷️

カテゴリが実態と合っていない

→ 正しく修正する。上位店を参考に、自店の実態に最も近いメインカテゴリを選び直し、サブカテゴリで提供内容を補完。※実態と異なるカテゴリの設定は避けます。

📣

投稿が止まっている

→ 投稿を習慣化する。上位店の投稿ネタを参考に、季節の話題やお知らせを週1回ペースで。更新が続くこと自体が"動いている店"の証明になります。

🔗

予約リンクがない

→ 予約導線を用意する。プロフィールのウェブサイト・予約リンク先に、24時間受け付けられる予約ページをつなぎ、見つけたお客様の取りこぼしを減らします。

🕒

属性・営業時間が手薄

→ 情報を埋め切る。駐車場・支払い方法・バリアフリー・営業時間などの空欄を埋め、上位店にある情報が自店に欠けていない状態にします。

💡 ポイントは「全部を一度に」やらないこと

差分が10個見つかっても、着手するのは差が大きく効果の見込める1〜2項目から。運用が回り始めたら次へ——このほうが、結局は続きます。各施策のやり方は親記事や実践ガイドで深掘りしています。

DON'TS

競合調査でやってはいけないこと

競合調査は「観察して自店を良くする」ためのもの。競合を貶める行為は、規約違反であると同時に自店の信頼も損ねます。

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競合への嫌がらせ・妨害

競合に低評価の口コミを付ける、虚偽の情報を通報する、といった妨害行為は絶対にNGです。Googleの規約違反であり、発覚すれば自店のプロフィールにも悪影響が及びます。調査で見るのは"相手のやり方"であって、"相手を落とす方法"ではありません。

🚫

虚偽の口コミ・サクラ

上位店に対抗しようと、自作自演やサクラで口コミを水増しするのは規約違反です。数の差を埋めたくなっても、正直に積み上げる以外に安全な道はありません。不正な口コミは一括削除やアカウント停止のリスクを伴います。

🚫

カテゴリ・店名の不正な模倣

上位店を参考にするのは良いですが、実態と違うカテゴリを設定したり、店名にキーワードを詰め込んだりするのはガイドライン違反です。真似るべきは"正しく整えている姿勢"であって、違反のやり方ではありません。

🚫

「順位保証」の営業を鵜呑みにする

競合調査を代行し「必ず1位にします」とうたう営業には注意が必要です。順位を決めるのはGoogleのアルゴリズムで、距離など自店で動かせない要素も含むため、誰にも保証はできません。調査はあくまで自店改善のための材料と捉えましょう。

TEMPLATE

そのまま使える競合調査シートの作り方

スプレッドシートに、この列をそのまま並べれば調査シートが完成します。

📋 列(観点)の例

店舗名 メインカテゴリ サブカテゴリ 口コミ件数 平均点 返信の有無 写真枚数 写真の種類 投稿頻度 営業時間の充実 属性の充実 予約リンク ウェブサイト NAP表記の統一 メモ(強み・弱み)

行には上位3〜10店を並べ、いちばん下に自店の行を追加します。数字で埋められる列は数字で、有無は○×で。最後に「自店との差」列を1つ足すと、施策の優先順位がひと目で分かります。

✅ 調査をひととおり終えるためのチェックリスト

  • 狙うキーワードを1〜3個に絞った
  • 対象エリア(商圏)を1つ決めた
  • 実際に検索して上位3〜10店を書き出した
  • 観点ごとの表を作り、各店を数字・有無で埋めた
  • 自店の行も同じ物差しで記入した
  • 上位平均・最上位と自店の差分を洗い出した
  • 差が大きく自力で動かせる項目を1〜2個選んだ
  • 選んだ項目を数値目標つきのやることに変換した
  • 月1回、同じ表を更新する予定を決めた

👉 各項目の"やり方"は親記事や実践ガイドへ。口コミの集め方は口コミ100件の集め方、投稿ネタは投稿ネタ50選、順位そのものの上げ方は順位を上げる方法で解説しています。全体像はMEO対策 全手順ガイドへ。

ONE STEP AHEAD

「口コミ数」や「予約リンク」の差は、仕組みで縮める

競合調査でよく出てくる差が、口コミ件数予約リンクの有無です。 どちらも、一度きりの頑張りではなく「続く仕組み」にできると、じわじわと差が縮まっていきます。

口コミ依頼や来店後の再来案内をLINEで自動化したり、プロフィールの予約リンク先に24時間受付の予約ページを置いたり——こうした運用を無理なく回せると、調査で見えた弱点を埋めやすくなります。

リピタス(RepiTas)

この記事を運営する株式会社アンカーリンクは、LINE予約・顧客管理・口コミ依頼の仕組み化をまとめて使える予約・顧客管理システム(リピタス/RepiTas)を手がけています。 「調査はしたけれど、口コミや予約の差をどう埋めるか」という段階のご相談だけでも歓迎です。無理な機能追加を勧めることはありません。

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FAQ

MEOの競合調査に関するよくある質問

競合はどこまで(何店くらい)調べればいいですか?
まずは狙うキーワードで検索したときの上位3店(ローカルパック)を押さえれば十分に傾向はつかめます。余裕があれば「もっと見る」で10店ほどまで広げると、上位群の平均的な水準が見えて差分が出しやすくなります。多ければ良いわけではないので、まずは3店から始めて、必要に応じて増やすのが現実的です。
ツールを使わずに、無料で競合調査はできますか?
できます。基本は「実際にGoogleマップで検索して、上位店のプロフィールを1店ずつ観察し、無料のスプレッドシートに数字で記録する」だけです。ツールは、検索した場所による見え方の偏りを抑えたり、順位の推移を自動で記録したりする手間を省くためのもの。まずは手作業で一巡し、続けるうちに必要を感じたらツールを検討する順番で問題ありません。
自分のお店で検索すると上位に出ます。これは実力ですか?
必ずしも実力とは言えません。地図検索は検索した人の現在地に強く影響されるため、自店の目の前で検索すれば自店が上位に見えるのは自然なことです。調査では、お客様がいそうな場所(駅前・住宅街など)を意識して見たり、日や時間を変えて複数回確認したりして、"見え方の偏り"をならすようにしてください。
競合より口コミ数が大きく負けています。逆転できますか?
距離など動かせない要素もあるため「必ず逆転できる」とは言い切れませんが、口コミは自分で積み上げられる項目なので、差を縮めることは十分に可能です。会計後の一声かけ・QRコード・LINE案内などで依頼を仕組み化し、続けられる形にするのがポイントです。見返りと引き換えの依頼ややらせは規約違反なので、あくまで正直に増やしてください。
競合調査はどのくらいの頻度でやり直すべきですか?
月1回ほどの定点観測がおすすめです。競合も自店も情報は動き続けるため、一度作った表を月1回更新し、上位店の口コミ・写真がどれだけ増えたか、自店の施策で差が縮まったかを確認します。順位は日々変動するので、一時の上下ではなく月単位の傾向で判断するのが、振り回されないコツです。
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