リピタス LINEで相談

🦴 このページは整形外科シリーズ『整形外科の予約・リハビリ継続ガイド』の関連記事です。

5 FACTORS

混雑を生んでいる、5つの構造

どれか1つではなく、重なって起きています。

要因 1

同じ患者が、週に何度も来院する

他科では月1回の受診でも、整形外科のリハビリは週2〜3回のペースで通うことが珍しくありません。患者の実人数が同じでも、来院の延べ回数は数倍になります。待合室の混み具合は、実人数ではなく延べ来院数で決まります。

要因 2

1人あたりの滞在時間が長い

受付 → 診察 → 検査(レントゲン等) → リハビリ → 会計。複数の工程を1回の来院でこなすため、1人が院内にいる時間が長くなります。同時に院内にいる人数が増えれば、待合室は物理的に埋まります。

要因 3

診察の枠とリハビリの枠が、独立して動く

診察が終わってもリハビリの担当が空いていなければ待つことになり、逆にリハビリだけの来院日でも受付で滞留が起きます。2つの流れが同じ待合室で交差するのが、整形外科特有の難しさです。

要因 4

来院時間が、朝と夕方に集中する

仕事や学校の前後に来る人が多く、開院直後と夕方に山ができます。1日の総枠には余裕があっても、その時間だけあふれるという状態が起きやすくなります。

要因 5

急な来院を断れない

スポーツ外傷や転倒による受傷は、予定できません。予約枠を埋めきってしまうと、当日の急患を受けられなくなります。そのため余白を残す運用が必要ですが、その余白が使われない日は逆に効率が落ちます。

CONTROLLABLE?

運用で変えられる部分と、変えられない部分

まず、この線引きをはっきりさせます。

CAN CHANGE

運用で調整できること

  • 来院時間の分散(時間帯予約)
  • リハビリのみの来院日の枠分け
  • 初診の問診を来院前に済ませる
  • 次回来院日をその場で確定させる
  • 混みやすい時間帯の人員配置
  • 待ち時間の目安を事前に伝える

CANNOT CHANGE

構造上、変えられないこと

  • リハビリが反復通院を前提とすること
  • 1回の来院で複数工程を通ること
  • 急患を受け入れる必要があること
  • 理学療法士が同時に診られる人数の上限
  • 患者が来られる時間帯の偏り

これらは前提として受け入れ、左側の調整で吸収します。

ACTIONS

待ち時間を短くするための、5つの打ち手

総来院数を減らさずに、山をならす考え方です。

時間帯予約に切り替える

受付順ではなく、来院時刻を指定する形にします。同じ人数でも、来る時間が散れば待合室の同時滞在人数は下がります。

🔀

診察とリハビリの枠を分ける

リハビリのみの日は、診察の待ち行列に並ばずに済む導線にします。2つの流れを分離するだけで、体感の待ち時間は大きく変わります。

📝

初診の問診を来院前に

痛みの部位・いつから・きっかけ・強さの目安を、来院前にスマホで入力してもらいます。受付での記入時間と、診察での聞き取り時間が短縮されます。

📅

次回予約を、その場で確定する

会計時に次回を押さえておくと、患者が空いている時間帯を選びやすくなり、結果的に来院が分散します。

🔔

リマインドで、来院忘れと直前変更を減らす

無断のキャンセルが多いと、その枠が無駄になり別の患者を入れられません。前日のお知らせで、変更の連絡が早まります。

🚑

急患用の余白を、時間帯で設計する

1日を通して一律に空けるのではなく、実際に急患が来やすい時間帯に厚めの余白を置きます。

PERCEPTION

待ち時間そのものより、「あとどれくらいか分からない」ことが不満になる

同じ30分でも、受け取られ方は変わります。

状況患者の受け取り方
待ち時間30分・目安なし「いつ呼ばれるか分からない」不満が残る
待ち時間30分・目安あり「30分なら」と納得して待てる
待ち時間45分・院外で待てる近くで用事を済ませられるため不満が出にくい

混雑を完全になくすことは、この診療科の構造上むずかしいものです。だからこそ「あとどれくらいで呼ばれるか」を伝えられる状態にすることが、患者満足に直結します。予約の時点で来院時刻が決まっていれば、それだけで待合室での滞留は減ります。

NEXT STEP

混雑をならすには、枠を分けて持つ必要がある

整形外科の予約が難しいのは、診察の枠と、理学療法士ごとのリハビリ枠という、性質の違う2つの資源を同時に扱う必要がある点です。一般的な予約ツールは1種類の枠しか持てないため、どちらかを手作業で補うことになります。

私たちが提供している予約・顧客管理システム(リピタス/RepiTas)は、複数の資源を組み合わせた枠の管理に対応しています。診察とリハビリを別の枠として持ち、担当者別のスケジュールを分けたうえで、時間帯予約・Web問診・継続通院のリマインドまで1つにまとめられます。

まずは1日の来院数、理学療法士の人数、混みやすい時間帯をお聞かせください。運用で吸収できる範囲かどうかを含めて、率直にお答えします。

混雑の解消を相談する

FAQ

整形外科の混雑についてよくある質問

Q. 予約制にすれば、待ち時間はなくなりますか?
ゼロにはなりません。診察には想定より時間がかかるケースがあり、急患も入ります。ただし来院時間が分散するため、待合室の同時滞在人数と体感の待ち時間は下がります。
Q. 完全予約制にすべきですか?
急患を受け入れる必要があるため、完全予約制は現実的でない場合が多くなります。予約枠と当日枠を併用し、時間帯ごとに配分を変える形が扱いやすい設計です。
Q. 高齢の患者さんが多く、Web予約は難しいのでは?
電話予約と併用してください。普段お使いのLINEから予約日を選ぶ形にすれば、操作に慣れた方から段階的に移行できます。全員を切り替える必要はありません。
Q. リハビリと診察の枠を分けると、かえって煩雑になりませんか?
管理する側は最初こそ設定が必要ですが、運用が始まれば受付での判断が減ります。「この患者さんは今日リハビリだけ」が予約の時点で分かるためです。
Q. 待ち時間の目安を伝えると、クレームになりませんか?
伝えないほうがクレームにつながりやすい傾向があります。目安が示されていれば、患者側も予定を立てられます。ただし目安が大きく外れると逆効果になるため、余裕を持った案内が必要です。
Q. 混雑を減らすと、売上も減りませんか?
来院数を減らすのではなく、来院時間を分散させる話です。総来院数は変わりません。むしろ待ち時間を理由とした通院の中断が減れば、継続受診につながります。

RELATED

あわせて読みたい

SERIES GUIDE

整形外科の予約・リハビリ継続ガイド

リハビリ予約・再診リマインド・Web問診をLINEで自動化する仕組みをまとめた、整形外科シリーズのトップページです。

TOPページへ
LINEで混雑対策を相談