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🦷 このページは歯科医院シリーズ『歯科医院の予約システム』の関連記事です。

WHY DENTAL IS DIFFERENT

歯科の開業は、一般診療科と設計の前提が違う

同じ「クリニック開業」でも、決める順番が変わります。

前提 1

ユニット台数が、ほぼすべてを規定する

診察室にベッドを置けば済む科と違い、歯科はユニットの台数がそのまま必要面積・給排水・電源・バキュームの配管計画を決めます。将来3台に増やす可能性があるなら、開業時に2台で運用するとしても、配管とスペースだけは3台分を先に確保しておく。あとから床を割って配管を引き直す工事は、休診を伴います。

前提 2

技工と滅菌の動線が、あとから足せない

技工室・滅菌コーナー・レントゲン室は、それぞれ求められる条件が違います。特に滅菌の動線(汚染→洗浄→滅菌→保管)を一方向に流せるかは、図面段階でしか作り込めません。開業後にスタッフが往復で歩いている医院は、たいていここが甘いままです。

前提 3

自費と保険が最初から混在する

矯正・インプラント・審美は自費、う蝕処置や歯周治療は保険。売上の作り方が二本立てになるのは開業当初からです。どちらを主軸にするかで、必要な機器も、立地の選び方も、開業後に発信すべき情報も変わります。ここを曖昧にしたまま物件を決めると、後から軌道修正が効きません。

前提 4

リコール(定期検診)が経営の土台になる

歯科は一度の治療で終わらず、定期的に戻ってきてもらうことで来院数が安定する構造です。開業初期に来た患者さんを何か月後にどう呼び戻すか。この仕組みを開業前に決めておくかどうかで、2年目以降の姿がかなり変わります。

TIMELINE

6つの局面で、何を決めきるか

期間は物件の見つかり方で前後します。順番のほうが大事です。

1

局面 1|18〜12か月前

診療コンセプトと、ユニット台数を決める

「近隣のかかりつけとして幅広く診る」のか「矯正や自費を軸にする」のか。ここでユニット台数・チェアあたりの想定患者数・スタッフ構成までを数字にします。この数字が出ないと、必要な面積も資金も決まらず、物件を見ても判断できません。

2

局面 2|15〜10か月前

診療圏を調べ、事業計画に落とす

候補地の人口構成、既存歯科の密度、通勤・通学の流れを見ます。歯科は人口あたりの医院数が多い地域が珍しくないため、「何軒あるか」より「どんな層が手薄か」を見たほうが実務的です。小児が多いのに小児対応が少ない、夜間に開いている医院がない、といった空白を探します。

3

局面 3|12〜8か月前

資金調達と、物件の一次選定

設備投資が大きい業種です。ユニット・レントゲン(パノラマ/CT)・滅菌器・技工設備・内装で、初期投資はまとまった額になります。金融機関には、月あたり何人の来院で返済が回るかを示せる計画が要ります。物件は、この段階で「候補を絞る」までにとどめます。

4

局面 4|10〜6か月前

契約前に、設備条件を実地で確認する

ここが最も取り返しがつかない局面です。給排水の位置、電源容量、床の耐荷重、レントゲン室の遮蔽、天井高、バキュームの設置場所。これらが希望のユニット配置で成立するかを、契約前に設計士と機材業者に見てもらってください。「入居後に調整」で済まない項目が並びます。

5

局面 5|6〜3か月前

内装着工、機器発注、そしてWebの立ち上げ

図面が固まったら着工し、並行して機器を発注します。同時にホームページを公開しておくのがこの時期です。検索エンジンに認識され、地図アプリに情報が載るまでには時間がかかります。開院1週間前の公開では、初月の新患に間に合いません。スタッフ採用もこの時期に始めます。

6

局面 6|3か月前〜開院

届出、内覧会、初月の受付体制

保健所へ診療所開設届、地方厚生局へ保険医療機関の指定申請。指定申請には月ごとの締切があり、外すと保険診療の開始が翌月にずれます。内覧会は近隣への挨拶と初診予約の獲得を兼ねます。ここで予約が入り始めるので、受付の運用は内覧会より前に決めておく必要があります。

PAPERWORK

歯科の開業で発生する、主な届出

窓口も期限も別々です。詳細は必ず所轄の窓口でご確認ください。

手続き窓口タイミングの目安
開設前の事前相談保健所内装の着工前
診療所(歯科)開設届保健所開設後すみやかに
エックス線装置備付届保健所パノラマ・CT設置後
保険医療機関の指定申請地方厚生局月ごとの締切あり。最優先
施設基準の届出(該当時)地方厚生局算定を始める前に
開業に伴う税務の届出税務署・都道府県開業後の定められた期間内
労働保険・社会保険労基署・年金事務所ほかスタッフ雇用の開始にあわせて

スケジュールを支配するのは保険医療機関の指定申請です。締切と指定日の運用は地域によって異なり、締切を過ぎると指定が翌月にずれます。指定前は保険診療ができないため、開業日そのものが1か月動くことになります。内装工事の完了予定日は、この締切から逆算して設定してください。工事の遅れは、そのまま開業の遅れに直結します。

EASY TO MISS

リストには載っているのに、後回しにされがちなこと

開院後に「先にやっておけば」と言われやすい項目です。

🗺

地図アプリへの登録

患者さんは医院名ではなく「歯医者 ○○駅」で探します。開院前から情報を整え、写真と診療時間を載せておく。反映まで時間がかかるので、直前では遅い。

📞

受付が電話に取られる問題

診療中のユニットにいるスタッフが電話に出ると、目の前の患者さんの処置が止まります。歯科は診療時間中の稼働率が高く、この影響が大きい業種です。

🔁

リコールの仕組み

初診で来た患者さんに、3か月後・6か月後どう連絡するか。ハガキを出す運用にするなら、その手間と費用も開業計画に入れておく必要があります。

🧾

キャンセルと無断キャンセル

歯科は1枠あたりの時間が長く、空いた枠を埋めにくい構造です。前日リマインドの有無で結果が変わるため、開業時にどうするか決めておく。

👩‍⚕️

歯科衛生士の採用

求人を出してすぐ集まるとは限りません。開院時期から逆算して、余裕をもって動く。予防中心の医院にするなら特に人員計画が重要です。

最初の口コミ

開院初期に付いた評価は長く残ります。待ち時間、電話のつながりにくさ、説明の分かりやすさ。運用の粗さがそのまま文章になります。

NEXT STEP

受付の形は、内覧会より前に決める

開業準備で最後まで残りやすいのが受付の運用です。内覧会で予約が入り始めた時点で、もう「あとで考える」余地はありません。紙の予約帳で始めて、患者数が増えてから移行するという選択もありますが、移行時には既存予約の転記と患者さんへの案内し直しが発生します。

私たちが提供している予約・顧客管理システム(リピタス/RepiTas)では、ユニットごとに枠を分けて持てます。処置時間の違うメニューを別々の長さで設定でき、定期検診のリコール連絡も前回来院日を基準に自動で送れます。開院初期の少ないスタッフでも、受付が電話に張り付かずに済む形を作れます。

ユニットの台数、想定する診療メニュー、スタッフ数をお聞かせいただければ、そもそもシステムが要る規模かどうかも含めてお答えします。

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TRY IT NOW

その場で、LINE予約を体験できます

下のスマホ画面は、お客様が実際にLINEから予約する画面のデモです。 メニュー・日時を選んで、予約完了まで実際にお試しいただけます。

※ 歯科医院向けの画面例です。「LINE デモ花子」さんとして、予約完了まで実際に操作できます。
入力した予約は歯科医院のデモサイトに実際の予約として登録され、管理画面から確認できます。
項目名・メニュー・配色は、お店に合わせてお作りします。

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FAQ

歯科の開業についてよくある質問

Q. 準備期間はどれくらいみておけばいいですか?
テナント開業で1年〜1年半が一般的な目安です。読めないのは物件探しで、ユニット台数に見合う面積と設備条件を満たす物件が出るまで待つ期間は予測できません。逆に言えば、物件が決まってからの工程は比較的読めます。
Q. ユニットは何台から始めるべきでしょうか?
医院の方針と人員次第ですが、判断のポイントは「開業時の台数」より「将来増やせる余地を残せているか」です。配管とスペースを先に確保しておけば、増設は比較的容易です。逆に余地がないと、増設のために工事と休診が必要になります。
Q. 物件契約の前に確認すべきことは何ですか?
給排水の位置と経路、電源容量、床の耐荷重、レントゲン室の遮蔽が取れるか、天井高、バキュームの設置場所です。契約後に「できません」となる項目ばかりなので、設計士と機材業者に現地を見てもらってから契約してください。
Q. 開業コンサルタントは使ったほうがいいですか?
手続きと業者手配を任せられる利点はあります。ただし紹介される物件や機器に手数料が乗る構造もあるため、報酬がどこから出ているかは確認しておくと判断しやすくなります。
Q. ホームページはいつ公開すべきですか?
開院の3〜6か月前を目安に。検索結果や地図アプリに反映されるまで時間がかかるため、直前の公開では初月の新患獲得に間に合いません。診療時間と場所だけでも先に出しておく価値があります。
Q. 予約システムは最初から必要でしょうか?
紙の予約帳で回せる規模なら後からでも構いません。ただし移行時には既存予約の移し替えと患者さんへの案内が発生します。定期検診のリコールを仕組みで回したいなら、最初から入れたほうが手戻りがありません。

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