リピタス LINEで相談

INTRO

「動くかどうか」と「動き続けるかどうか」は別の問題です

WordPressで作ったサイトに予約機能を足したい——という相談は非常に多く、そして最初に検索して出てくるのはたいてい「おすすめプラグイン◯選」という記事です。 そこには「導入が簡単」「無料で使える」と書いてあり、実際そのとおりです。入れて設定すれば、翌日には予約が受けられます。

問題が起きるのは、半年後や1年後です。WordPress本体の更新でプラグインが動かなくなる、開発が止まって更新されなくなる、 PHPのバージョンが上がって画面が真っ白になる。そのとき、予約を受け付けている本番サイトが止まります。 この可能性をどう見積もるかが、選択の実質的な分かれ目です。

このページで扱うこと

個別のプラグイン名の評価ではなく、「プラグイン型」と「外部サービス埋め込み型」という2つの構造の違いを扱います。 どちらを選んでも後から乗り換えられますが、乗り換えのコストは構造によって大きく違います。そこまで含めて判断できるようにするのが目的です。

STRUCTURE

まず、どこで動いているのかが違う

この違いが、後のすべての差につながっています。

プラグイン型

自分のサーバーの中で動く

予約のデータは、WordPressと同じデータベースに保存されます。プログラムもテーマも予約機能も、すべて同じサーバーの上に乗っている状態です。

  • データが手元にある
  • デザインを自由に触れる
  • 月額が不要なものもある
  • 更新・バックアップは自己責任
  • サイトが落ちれば予約も落ちる
  • アクセス集中でサーバーが重くなる
外部サービス型

提供元のサーバーで動く

予約の処理とデータは提供元側にあり、WordPressのページには表示部分だけを埋め込みます。サイトと予約が、別々の場所で動いている状態です。

  • 更新・障害対応は提供側
  • サイトを直しても予約は止まらない
  • 通知・決済が最初から揃っている
  • 月額費用がかかる
  • デザインの自由度は製品次第
  • 提供元のサービス終了リスク

「サイトが落ちれば予約も落ちる」の重み

プラグイン型では、サイトのリニューアル作業中、テーマの更新中、サーバー移転中——その全部の時間、予約も受け付けられません。 外部サービス型なら、サイト側で何が起きても予約の受付は生きています。年に何度サイトを触るか、そのときに予約を止めても平気か。ここを想像すると、判断が具体的になります。

COST

「無料」の内訳を、開いてみる

プラグイン本体が無料でも、予約を回すのに必要なものが全部そろっているとは限りません。

必要なものプラグイン型外部サービス型
基本の予約受付無料版で可能なことが多い月額に含まれる
確認メールの送信別途、送信の仕組みが必要な場合あり標準
前日リマインド有料版・別プラグインのことが多い標準のことが多い
オンライン決済有料版+決済側の手数料対応可否は製品次第
担当者・複数リソース管理有料版のことが多い製品次第
LINE連携別途構築が必要なことが多い対応製品なら標準
日本語のサポート海外製は英語のみのことが多い国内製なら日本語
更新・障害対応の手間自分または制作会社提供側
🕐

時間も費用です

設定に半日、トラブル対応に半日。自分の時給で換算すると、月額数千円を上回ることは珍しくありません。「無料だから安い」は、自分の時間を0円で計算したときだけ成立します。

🔧

外注する場合の見積もり

プラグインの導入・設定を制作会社に依頼すると、初期の作業費が発生します。さらに、更新で不具合が出るたびに保守費が乗ります。この保守を含めた年額で比較しないと、正しい判断になりません。

📉

乗り換えるときの費用

後から別の仕組みに移す場合、プラグイン型では予約データの取り出しと移行が必要になります。データの持ち出しやすさは、最初に確認しておく価値があります。

INCIDENTS

プラグイン型で起きやすい、5つの事故

起こる前提で対策を決めておけば、選択肢としては十分に成立します。

01

更新したら、予約ページが表示されなくなった

WordPress本体、テーマ、他のプラグインとの組み合わせで、表示が崩れたりエラーが出たりします。とくに他のプラグインとの相性は、事前に予測できません。対策は、本番と同じ構成のテスト環境で先に更新を試すこと。テスト環境がない状態で自動更新をオンにしているのが、いちばん危ない状態です。

02

開発が止まって、更新されなくなった

無料プラグインは、開発者の都合で更新が止まることがあります。更新されないプラグインは、時間が経つほど動かなくなる可能性と、セキュリティ上の懸念が高まります。導入前に、最終更新日と対応バージョンを必ず確認してください。数年前で止まっているものは避けたほうが無難です。

03

確認メールが届いていなかった

WordPressから送るメールは、送信元の設定によって迷惑メールに振り分けられたり、そもそも届かなかったりします。予約は入っているのに、お客様に確認が届いていない——これは気づきにくく、被害が大きい事故です。導入時に、複数のメールサービス宛てで実際に届くか確認してください。

04

同じ枠に、2件の予約が入った

アクセスが同時に来たときの排他制御が甘い実装では、二重予約が起こり得ます。キャンペーンや告知の直後など、アクセスが集中する場面で顕在化します。本番前に、複数の端末から同時に同じ枠を取ってみるテストをしておくと安心です。

05

サイトが重くなり、予約画面が開かない

予約データが増えるほど、または訪問者が増えるほど、共用サーバーでは処理が追いつかなくなることがあります。サイト全体の表示速度が落ちると、SEOにも影響します。予約件数が伸びる見込みがあるなら、最初から外部型を検討したほうが結果的に安く済むことがあります。

DECIDE

当てはまるほうを選んでください

どちらが優れているかではなく、自分の条件に合うほうを取る話です。

プラグイン型が向いている

  • WordPressの管理・更新を自分または制作会社が継続的に見ている
  • テスト環境があり、更新前に検証できる
  • 予約件数が多くなく、止まっても大きな損失にならない
  • 決済や自動リマインドを、当面必要としない
  • デザインを細かく作り込みたい/独自の見せ方をしたい
  • 費用を極力かけずに、まず試したい

外部サービス型が向いている

  • サイトの技術的な管理を、日常的に見る人がいない
  • 予約が止まると、売上に直接影響する
  • 事前決済・自動リマインド・LINE連携が要る
  • 担当者別やメニュー別の枠管理が必要
  • サイトのリニューアル予定がある(予約を止めたくない)
  • 困ったときに日本語で相談できる相手がほしい

迷ったときの判断軸は1つ

「明日サイトが真っ白になったとき、誰が何分で直せますか」——この質問に即答できるなら、プラグイン型で問題ありません。 答えに詰まるなら、予約の部分だけはサイトの外に置いておくほうが安全です。予約が止まるということは、その時間に入るはずだった予約が、そのまま消えるということだからです。

HOW TO EMBED

外部サービスを埋め込むときの実務

難しい作業ではありませんが、押さえておく点はあります。

01

置き場所は、固定ページを1枚作る

「予約」という固定ページを作り、そこに埋め込みます。トップページに直接埋め込むより、独立したページにしたほうが後の管理が楽です。URLを共有しやすく、LINEやSNSからの導線もそこへ集められます。

02

ブロックエディタなら「カスタムHTML」

提供元から渡されるコードを、カスタムHTMLブロックに貼り付けます。ビジュアルエディタの本文にそのまま貼ると、タグが削られて動かないことがあります。クラシックエディタの場合は「テキスト」タブに切り替えてから貼ってください。

03

高さの調整だけは確認する

埋め込みの枠に高さが指定されていると、スマートフォンで下部が切れることがあります。公開前に、実機で最後まで操作できるかを必ず確認してください。ここは提供元に伝えれば調整してもらえることが多い部分です。

04

ヘッダーとフッターの導線も足す

予約ページを作っただけでは、たどり着けません。グローバルメニュー、各ページ下部、スマホの固定ボタン。この3か所に「予約する」を置くと、取りこぼしが減ります。

05

既存の問い合わせフォームと役割を分ける

予約と問い合わせを同じフォームで受けていると、どちらの用件か分からず対応が遅れます。「日時が決まっているものは予約ページ、それ以外は問い合わせフォーム」と分けてしまうほうが、結果的に楽です。

当社の予約・顧客管理システム「リピタス(RepiTas)」は、WordPressを含む既存サイトへの埋め込みに対応しています。 予約の処理は当社側で動くため、サイトの更新やリニューアルの最中でも、予約の受付は止まりません。 Web予約とLINE予約の両方、自動確認、前日リマインド、顧客管理まで含めて月額11,000円〜、初期費用0円〜。 サイトのデザインに合わせた見た目の調整もご相談いただけます(内容により別途費用と期間が必要です)。

埋め込みの相談をする

RELATED

あわせて読みたい

TRY IT NOW

その場で、LINE予約を体験できます

下のスマホ画面は、お客様が実際にLINEから予約する画面のデモです。 メニュー・日時を選んで、予約完了まで実際にお試しいただけます。

※ ネイルサロン向けの画面例です。「LINE デモ花子」さんとして、予約完了まで実際に操作できます。
入力した予約はネイルサロンのデモサイトに実際の予約として登録され、管理画面から確認できます。
項目名・メニュー・配色は、お店に合わせてお作りします。

別タブで大きく体験する

FAQ

WordPressの予約について、よくある質問

Q. 無料のプラグインだけで、予約は運用できますか?
基本的な受付だけなら可能です。ただし、前日リマインドの自動送信、オンライン決済、担当者ごとの枠管理といった機能は有料版や別プラグインになることが多く、必要な機能をそろえると無料では収まらないケースが一般的です。また、確認メールが確実に届く状態にするには、送信まわりの設定を別途整える必要があります。
Q. プラグインを入れると、サイトが重くなりますか?
予約機能は処理が多いため、影響が出ることはあります。特に共用サーバーで、他にも多くのプラグインを入れている場合は注意が必要です。表示速度は検索順位にも関わるため、導入前後で計測してみることをおすすめします。外部サービス型では、予約の処理が別のサーバーで動くため、サイト本体への影響は小さくなります。
Q. 外部サービスを埋め込むと、SEOに不利になりませんか?
予約画面そのものは検索から集客するページではないため、直接の不利にはなりません。むしろ、サイト本体が軽く保たれる点はプラスに働きます。重要なのは、メニューや料金、アクセスといった検索されうる情報を、埋め込みの中ではなくWordPress側のページに文章として置いておくことです。
Q. 途中で乗り換えることはできますか?
できます。ただし、プラグイン型で貯めた予約データや顧客データを取り出せるかは、そのプラグインの仕様によります。導入前に、CSVなどでデータを書き出せるかを確認しておくと、後の選択肢が広がります。外部サービス型でも同様に、解約時のデータの扱いを事前に確認しておくと安心です。
Q. WordPressのバージョンアップが怖くて更新できていません。
これは非常によくある状態で、そして危険な状態でもあります。更新を止めるとセキュリティ上の懸念が積み上がり、更新すると予約が止まるかもしれない——この板挟みになっている場合、予約機能をサイトの外に出すことが解決策になります。サイト側を安心して更新できるようになるだけでも、外部型を選ぶ理由になります。
LINEで埋め込みの相談をする